09.で、どうしろってよ?

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 最初に書いておくけど、これは俺の個人的意見だからね。

 今回は、TRPG愛好者を増やすべく、TRPG撲滅の文章でっす。


 まず、最初に一つ。

 なんで、今、TRPGが駄目なのかという事を。

 要するに、今は「TRPGを始める人」がいなくて(いても少なくて)、「TRPGを止める人」が多いから、TRPGが駄目なんだよね。

 じゃあ、なんで、「始める人」が少なくて「止める人」が多いのかね?

 これも、ある程度簡単だよね。基本的な所で言えば、理由は一緒だから。

 TRPGは、大人数長時間に渡って楽しむ遊びだから、なんだよね。

 しかも、言っちゃ悪いけど、かなりコアな人が多いし。

 人間、特に若者というのは人生の転機・節目っていうのが多くあるし、その転機や節目のせいで生活環境や生活時間、あるいは居住地が変わるなんて事はある意味当然の事なんだよね。

 そうすると、似たような年齢で似たような構成のTRPG仲間なんて、誰か彼かが人生の転機・節目を迎えてオサラバした時点でどんどん数が減って行くし、コアな仲間なんてそうそういないから、人数の補充は難しい、と。

 んで、ありがたい事にTRPGとコアな人はセットで考えられるから、新規参入したいと思う人でも二の足を踏んでしまう、と、まあ、そんな訳だ(断言)。

 ま、その他に俺が[Tribe]の方で書いているような、「面白くないTRPG」をしてしまった人なんかもTRPGを止めるだろうし、その人の口から恐ろしい話を聞き及んでTRPGへの興味をなくす人もいるんでないかね?


 さて。

 これが、俺的な現状分析ね。

 ま、net上を見て回れば似た様な意見も反対の意見もあるんだろうけど、このページは俺の暴論のページだからね。うん。

 で、どうすればTRPG人口を増やせるか、なんだけど。

 自虐的で済まないけど、俺はどうやっても無理だと思うよ?

 だって、俺自身、コアな人との付き合いは嫌だし、TRPGってコアな人多すぎるもん。

 いや、俺はコアな人じゃないって言うつもりはないよ。

 俺もコアな人なんだけど、マイノリティーの中のマイノリティーなもんでね。一般社会に隠れる事はできても、コア社会に隠れる事はできないだけで。

 話がずれたね。

 TRPG人口を増やすためには、結局、こんな方法しかないと思うんだけどね…

 TRPGからコア色を一掃する(無理)

 TRPGをもっと短時間で簡単にできる物にする(無理)

 TRPGを場所、時間を問わずに楽しめる様にする(無理)

 TRPGのネットワークを作り上げる(無理)

 …ね?

 コア色を一掃しようにも、TRPG人口の殆どはコアな人でしょ?だから無理。

 短時間でできる様なTRPGなんて…考えられる?だから無理。

 場所、時間を気にしないなんて、常人の神経じゃ無理だね。だから無理。

 ネットワークなんて、スタイルやシステムだけで四分五割してる現状のTRPGで作り上げられるなんて、理想を通り越して妄想に過ぎないね。だから無理。

 だから、どうしようもないんだよ。

 で、どうしろってよ?

 だから、TRPGなんて見限って、やめちまえばいいんだ、みんな。


 さて、酷い話はここまでで十分したね。

 で、この現状をどうするか、っていうとなんだけど…

 結局、個々人のモラルと熱意による、としか言えないんだよね。

 人間誰しもコアな部分はあると思うけど、それをできるだけうまく他人と合わせるとか。

 新しい場所でもサークルを捜したり、自分で作ったりとか。

 「俺達は俺達の道を行く」ではなくって、「他の人達はどうなんだろう?」って、喧嘩腰ではなくて、ちゃんとした興味と好奇心であちこちに連絡を取ったり、出入りしたりとか。

 確かに、ちっちゃい事なんだよね。

 でも、その「ちっちゃい事」を積み重ねて、物事が成功した例なんて、数え切れないほどあるんだよ。

 「0と1の間には、無限以上の差がある」って知ってる?

 0コンマ無限飛んで1でも、無限をかければ1になるんだよね。

 でも、0は無限をかけても0なのであって。

 ほんの少しの可能性でも、それを積み重ねれば「必然」的に成功例は出て来るんだよね。

 その「成功例」をいくつか生み出すことで、一つの波が生まれてくるのであって。

 確かに、綺麗事なんだけどさ。

 無謀だろうが、蛮勇だろうが、決断こそが事態を変える原動力となるっていうのも事実なんだよね。

 「それをする」って決めて、それをする事。

 できれば、いい方向でね。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。