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033:役割分担の重要性

TRPGコラム》 2009/11/15 22:00

 TRPGでは様々な場面で「役割分担」が行われています。

 例えば、戦闘時に壁となって仲間を守る人、回復魔法で仲間を癒す人、交渉場面で主導権を握る人、あるいはパーティの共有財産を管理する人、面白いギャグでパーティの気持ちをほぐす人など、様々な意味での「役割分担」が(意識的にせよ、無意識にせよ)なされているはずです。

 実は、この「じゃあ、私は〜という役割ね」という「役割分担」は、TRPGをTRPGとしている最も重要な要素なのです。

 TRPGの魅力の一つに、「ロールプレイ(Role Play)」というものがあります。
 これは、様々なコンテンツで振れていますが、「ロールプレイ」とはすなわち「役割を演技する事」であり、これがTabletalk Role Playing Gameの楽しみであるのは当然の事とも思えます。

 しかし、実は「役割分担」はもう一つの意味の演技である「人格演技(キャラクタープレイ、と呼びます)」の観点でも、とても重要なのです。

 キャラクタープレイでは「1人のキャラクターを表現する」事を重要視します。
 そして、「1人のキャラクターを表現する」という事は、すなわち「リアルなキャラクターを演技する」という事です。

 そうすると、リアルなキャラクターである以上、万能なキャラクターではありませんから、キャラクターが冒険に立ち向かう場合、普通は「足りない部分」があり、それを補う必要があります。

 つまり、「自分の得意分野を必要とする、自分に足りない能力を持った者」を探し求める訳です。
 その結果、1つの冒険者パーティが結成されます。

 つまり、普通であれば、パーティの結成は「役割の分担」を求めて行われている訳です。
 すなわち、個々のキャラクターは互いに最低限の情報として「誰々は〜という役割を果たせる」という事を知っており、その分担がなされている、と考えるのが自然です。
 そして、パーティとして行動している中で、友情や愛情、仲間意識が産まれ、それによって個々人の個性が引き出されて行くはずです。

 そのように考えると、パーティの一員であるという事は、それだけで「パーティ内での役割分担を求められ、それをこなしている」という背景設定を持っているという事になります。
 そして、「1人のキャラクターを表現する事」が目的である「キャラクタープレイ」においては、この根本的な背景設定を無視する訳にはいかないんですね。

 その背景設定を守った上で、「この場合だけは心情的に役割分担に協力できない」という事はあっても良いと思います。
 しかし、その前提を守らない上で、「常に役割分担に協力できない」というのは、あまりにもリアリティがないと思いませんでしょうか?

 「役割」を大事にするロールプレイでも、キャラクターを大事にするキャラクタープレイでも、「役割分担」というのはとても重要な事なんですね。

 みなさんも、あえて「役割分担」を重要視したキャラクタープレイに挑戦してみませんか?
 きっと、キャラクターの「好き勝手な主張」ではない、「正当な主張」が聞かれるのではないかと思いますよ。


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