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035:リーダーの役目

TRPGコラム》 2009/11/15 22:37

 TRPGのセッションでは、特殊な場合をのぞき、大体が「多数のPCで1つのパーティを組んで行動」しています。
 そして、パーティという「1つの集団」で行動する以上、パーティのメンバーには各自何らかの「役割」が与えられているはずです。

 今回は、その「役割」の中でも最も重要とされる、「リーダー」について考えてみましょう。

 「リーダー」とは、平たく言うと「集団の代表」を指します。
 集団の行動の方向性を決定したり、様々な仕事をメンバーに振り分けたり、あるいは発生した問題に対処したり、発生した問題の責任を取る事がリーダーの果たすべき「役割」とされます。

 各種のTRPGリプレイなどでは「独断で行動し、パーティを引っ張る人」というリーダー像が見られますが、これは本来的な意味での「リーダー」とはちょっと違うと思います。
 また、形式美の問題から「物語の主人公」という役割を与えられている事も多いようですが、これも「リーダー」という役割とは全く関係の無いものです。

 では、「冒険者パーティのリーダー」の「役割」、あるいは「求められるもの」とは、一体どんなものでしょうか?

 それは、「集団の行動を決定し、メンバーを決定に従わせる」という一点に尽きると思います。

 冒険者パーティは個性豊かなメンバーが集まる集団であり、そのメンバーが個々人の判断行動をすると、余計に物事が混乱してしまう可能性が高いはずです。
  また、同様の理由から「1つの物事」に対しての各自の意見は違うはずですし、それによって深刻な対立が発生してしまう可能性も決して低くないはずです。

 その混乱や対立を避けるため、パーティのリーダーは「自分を含む各自の意見」を量りにかけた上で、「今回、我々はこのような基本方針で行動する」という決断を下し、その決定に皆を従わせる必要があります。
 そして、決断を下す場合、決断の内容は皆が従うだけの「納得の行く内容」である必要がありますし、それでいて手遅れになる事のないよう「素早い決断」でなくてはなりません。

 これは最低条件であり、これができる物だからこそリーダーとして認められる訳ですし、パーティのメンバーもリーダーに対し「自分に指示を出す事」を許しているはずなのです。

 ここで重要なのは、「決断の下し方には決まりは無い」という点です。
 リーダーが下すべき「決断」の方法には、色々な種類があります。
 リーダーの独断によるもの、合理性に基づいて判断した結果、あるいはパーティ内の多数決でも構いません。
 あくまでも重要なのは、「メンバーがリーダーの決断に従う」事ですから、皆が従うのであれば、そのパーティの決断の方法はそれで良いのだ、という事になるんですね。

 つまり、「冒険者パーティのリーダーの役割」とは「決断を下す事」であり、リーダーに求められるのは「決断にパーティのメンバーが従ってくれる事」なのです。

 さて、今回は冒険者パーティのリーダーについて色々考えて見ましたが、貴方のパーティのリーダーは本当のリーダーであるでしょうか?
 「リーダーがリーダーである理由」、そういった事を考えながらTRPGをすると、より一層パーティの「あるべき形」という物が楽しめるかも知れませんね。


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