083:たまには違う物も

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 「最近、似たようなシステムばかりで飽きたなぁ」

 「最近、似たようなシナリオばかりで飽きたなぁ」

 「最近、似たようなキャラばかりで飽きたなぁ」

 こんな事を考えてしまう事って、ありませんか?

 これは危険信号です。このままの状態でTRPGを続けていると、近い内にTRPGに飽きてしまいますよ!

 せっかく「無限の可能性を秘めた」TRPGなのですから、それではもったいないですよね。

 では、今回はこの危険信号に対して、どうするかを考えてみましょう!

 さて。TRPGのセッションとは、「ディナー」の様な物です。

 シェフ(GM)の腕前や、何のコースなのか(シナリオ)、メインディッシュ(イベント)は何なのか、どんな雰囲気なのか、一緒に卓を囲む相手(プレイヤー)は誰なのか?

 この、どれか1つでも変わってしまえば、「ディナー」の雰囲気や完成度が大きく変わってきますよね。

 さて、そんな”ディナー”(セッション)ですが、どんなに素敵なディナーでも、年中”肉料理中心”(戦闘中心)では飽きてしまいますよね。

 例えば香辛料(ヒネり)などでちょっとスパイシーにしたところで、それが毎回であれば、結局は”肉”(戦闘)自体に飽きてしまいます。

 同じように、毎回同じメンバーと顔をつきあわせていれば、それは”ディナー”ではなく、ただの”食事”(儀式)になってしまいますし、フランス料理(正統派ファンタジー)ばかり食べていれば、フランス料理にも飽きてしまいます。

 こう考えると、ちょっとわかる事があると思います。

 例えば、毎回”肉”(戦闘)を食べていたのであれば、たまには”魚”(謎解き)もいいかな。

 ”フランス料理”(正統派ファンタジー)に飽きてきたら、たまには”ラーメン”(学園物)も食べてみたい。

 毎回同じ”シェフ”(GM)では味も似たり寄ったりだから、たまには違う”シェフ”も試してみよう。

 世界には無限に近い数の料理があります。これは、TRPGの”無限の可能性”と一緒なんですね。

 でも、”行きつけの店”にしか行かなければ、食べられるメニューが決まってしまうのと同じに、”いつも通り”にしかゲームをしなければ、”無限の可能性”の一部しか楽しめないのです。

 色々な料理に挑戦してみれば、きっと、”今までになかった”とても美味しい物に巡り会う事ができるでしょう。

 たまには「とんでもなくマズい」物に出会うかも知れませんが、そんな物を食べた後であれば、”いつもの料理がいかに美味しいか”を再度確認する事もできますよね?

 それと同じく、TRPGでも「たまには違う物にチャレンジ」してみる事は、決して悪い事ではありませんし、”同じ様な物”で食傷気味の方には、まさに特効薬になり得るのではないでしょうか?

 「新しい何か」に出会うために色々と模索する、というのは、どんな道でも一緒なんですね。

 そう考えて色々なTRPGを楽しんでみると、きっと”思いもよらないほどの美味しい思い”ができると思いますよ……?

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。