21.悟ったぁッ!

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 最初に書いておくけど、これは俺の個人的意見だからね。

 今回は、「自称上級者」と、それ以外の人達の対立の理由の一つ、「最近のTRPGはダメだね。」についての考察です。

 っていうか、いきなり、何故か、「悟ったぁッ!」と思ったので、忘れないうちに(笑)


 良くあるタイプの問題なんですけど、”自称”上級者の端的な問題例として、


・「最近のTRPGはダメだ!」

・「国産のTRPGは全部ダメだ!」

・「キャラクタープレイはダメだ!」

・「外国産のTRPGしかダメだ!」

・「キャラものはダメだ!」

・「ヌルいゲームはダメだ!」

 っていうのがあるじゃないですか?

 それって、要するに、

「おまえが一番ダメだ!」

っていう感じなんですけど、それだけで決着をつけちゃうと、後々にしこりが残っちゃいますよね。

 そこで、なんで、”自称”上級者さん達が、「ダメだ!」を連発するのか、それを考えてみたんですよ。


 …すいません、ウソです。

 むしろ、自分の体験談から、「原因はコレだろ!?」っていうヤツを「悟ったぁッ!」って感じたので、それについてです(苦笑)

 でも、あながち間違っているとも言い切れないと思うので、お付き合い下さいな。


 さて、まずは、何故、私が「悟ったぁッ!」と思ったかの経緯についてご説明いたします。

 え〜と、具体例を出すとダメかも知れませんが、私、今年に入って「テラ・ザ・ガンスリンガー」買ったんですよ。

 元々、主に「D&D」とか「ソード・ワールド・RPG」とか、「ウィザードリィRPG」とか、「ブルーフォレスト物語」とかいう、いわゆる昔ゲーばっかりマスターしてたんですけど、いくらなんでも古いのしかできない
と思われるのもしゃくですし、なにより最近マンネリ化が激しく思えてきたので、新しいのにチャレンジしようと思ったんですね。

 ついでに言うと、「天羅万象」をプレイして、いたく気に入った事と、しかし「天羅万象」も「トーキョーNOVA」も「ビーストバインド」もすでにマスターがいたため、「似たようなシステムならいいべぇ」などと阿呆な事を考えた為でもあります(苦笑)

 で、2回ほどゲームマスター(テラ式に言うと”ディーラー”)やってみた訳です。

 その結果、泣きたくなるくらい、「このゲーム、マスターするには向いてないわ、俺」という事に気づかされてしまった訳です。

 具体的に、ナニが向いていないかというのははっきりしませんが、9割方、私には向いてません。

 多分、私の中のTRPGが「GM」−>「プレイヤー」−>「GM」と進んでいくモノであるのに対して、テラは「プレイヤー」−>「プレイヤー」−>「プレイヤー」と進んでいくモノである、という所あたりに原因がありそうです(苦笑)

 で、私は素直に俺がダメだわと認めたんですけど、ほんの一瞬だけ、システムが(プレイヤーが)ダメなのではないか?と考えたのも、事実です。

 で、この瞬間、「悟ったぁッ!」と思ったんですよ。


 まあ、話の流れ的にはもう推測がついてるかも知れませんが、一応、コレは読み物ですから続けますね。

 なんで、私が「システムが(プレイヤーが)ダメなのではないか?」と考えたかというと、これは恐らく、無意識ながらに「俺はTRPG歴十ウン年だ」という意識が働いたせいだと思うんですよ。

 要するに、「ベテラン(上級者)の俺がダメと言う事はあり得ない」という前提の上で、「俺がダメだという事はあってはならない」という意識が働き、その結果、「ダメだったのは俺じゃない」という結論に持って行きたかったんだと思うんです。

 まあ、もっと詳しく自分を分析しても良いのですが、これ以上自分の心の鎧をはいでしまうと[Tribe]もTRPGも辞めなくちゃいけない状態になってしまいますので、止めておきます(苦笑)


 で、ここまで書けば多分おわかりでしょうが、更に続けてしまいます。

 私が思うに、「今」のTRPGって、以前のものとは全くの別物とも言える程に変化していると思うんですよね。

 ですから、私みたいな「古い概念」が定着してしまっているタイプの人が、いきなり新しいモノ/コトにチャレンジして、「失敗する」って言うのはある意味当然なんじゃないかと思うんですが。

 きっと、それを認められない/認めたくないからこそ、「最近の〜はダメだ!」と言ってしまうんじゃないでしょうか?

 無論、こんな経緯で「ダメだ!」って言っている人がいるのであれば、それは本人の人格の問題ですから、それを哀れんだり可哀想に思ってあげる必要なんかないんですが…

 ぼそっと一言でも、「できない事があっても、恥ずかしい事じゃないよ」って言う事を伝えてあげられれば、少しは違ってくるのかな?なんて思いますね。


 まあ、私を含む”自称”上級者の人達にも、悪気ではなくて(本人なりの)事情があるんだろうなぁ、っていうお話でした。

 私はもう、「ストーリー主導型TRPG」のマスターはやりませんけどね(苦笑)

 でも、プレイヤー参加はしますし、「ストーリー主導型TRPGはダメだ!」なんて言いませんし。

 他の”自称”上級者さん達も、素直に現状を認めて、「俺はこういうの、向いてないみたいだなぁ」って言えるようになればいいと思うんですけどねぇ…

 そうすれば、当面の問題は回避できるでしょうに(苦笑)

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。


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