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14.TRPGって誤植が多いんですか?

教えて!DJ-Devil!!》 2009/12/17 16:14
DJ-Devil  オォォォォォォ!
 怨嗟の呪縛!
(SE:爆発音)
Angel  なんの!
 神聖加護!
(SE:硝子の破砕音)
DJ-Devil  ちッ、なかなかやるな!
 だが、これで終わりだ!

 黙示録!

(SE:耳鳴りから苦悶の声に変化)

Angel  つ、強すぎる…!!
 でも、負けられません!

 最後の審判!

(SE:BGMとしてのゴスペル)

 ゴゴゴゴゴゴ…
DJ-Devil  くッ、技はほぼ同等か…!
 やるな、Angel…
 だが、力の方はどうかな?
Angel  くぅぅぅぅッ…
 わ、私が押されてる…?
DJ-Devil  はっはっはっは!
 所詮は借り物の力、オレの魔力には到底及ぶまい!
 …ッ!?
Angel  …え?
 …黙示録が…止まった…?
DJ-Devil  …そろそろ時間だな、Angel…
Angel  …?
DJ-Devil  「教えて、DJ-Devil!」の時間なんだよ!
Angel  え…ああっ!もうこんな時間!?

 ツカミ終了。

DJ-Devil  Baaaaaaaaaad Night!
 最後の救世主にして世界を破滅に導くDJ-Devilだだだ!
Angel  アシスタントのAngelです☆
DJ-Devil  しっかし、今回のツカミはなんだよ、こりゃ。
Angel  え〜と…つい先ほどまでの「ハルマゲドン」らしいですけど☆
DJ-Devil  ウソこけ、実録の部分はオレの「そろそろ時間だな」の後だけじゃねぇか。
 大体、「黙示録」とか「最後の審判」ってなんだよ。
 ンなの撃ち合ったら世界が滅びるじゃねぇかよ、オイ(笑)
 そもそも「ハルマゲドン」つったって、オマエが一方的に3日間オレをポカポカ叩き続けただけだろうが。
Angel  だって、それじゃあまりにも私の立場がないじゃないですか☆
DJ-Devil  …もともと立場なんかねぇっつ〜の。
 ま、オレにはそんな攻撃全然効かないからいいけどな。
 じゃ、早速今日のお便りに行こうか。
Angel  はい☆
 今日は、NET上の「とくめいきぼう」さんからのお便りです☆
DJ-Devil  とくめいきぼうさん?
 って、この前のお便りと同一人物なのかな?
Angel  全然わかりません☆
 じゃ、早速読みますね☆

 TRPGのルールブックの誤植って、結構多いようなイメージを持つのですが、(一般の書籍と比べて)本当に多いのでしょうか?
 #FEARみたいに多いのを開き直っているような感も感じますが、出版の前に校正のプロセスを置けば、少なくなると思うのですが、そういうのってどうなんでしょうね?

 だそうですよ☆

DJ-Devil  なるほど。
 やっぱり根本的だけど、ちょっとばかし広げにくい話題だな(笑)
Angel  そうですか?
 メーカー各社のTRPGへの力のいれ具合とかも見えてきそうですけど?
DJ-Devil  ンなもん見ても楽しくねぇよ。
 どうせほとんどのメーカーじゃやる気ねぇんだろうし。
Angel  あいたたたた…
 と、とにかく、お便りへの答えをお願いします☆
DJ-Devil  OK、それじゃ、サクサク行こうか。
 実際に誤植は多いし、それ以上にTRPGの誤植には商品としての問題があるから、やたらに誤植が多いイメージがあるんだよ。
Angel  は?
DJ-Devil  だから、まずは「実際に誤植は結構多い」のは事実なんだよ。
 でも、それ以上に問題なのが、TRPGって「誤植があると商品として問題が出てくる」から、イメージ的にそれ以上に多く思えちゃう、って事。
Angel  そうなんですか?
DJ-Devil  そうなんだよ。
 TRPG業界にも、そしてTRPGシステムという商品そのものにもそれなりに問題点があるからね。
Angel  はぁ…問題、ですか。
 TRPG業界の問題というと、例えばグループS…
DJ-Devil  最後まで言うな!
 そういう問題とはちょっと違ってだな…
Angel  どんな問題なんですか?
DJ-Devil  じゃあ、まずは業界についての問題からだね。
 TRPGっていうのは、基本的に商売としては大して儲からないモンなんだよ。
 それほど人気のあるジャンルだって訳じゃないからね。
Angel  それはそうですね。
DJ-Devil  で、儲からない業種の常として、深刻な人手不足/人材不足っていう問題はついてまわっちゃうのさ。
 特に、TRPGを作るにはデザイナー・ディベロッパー・テストプレイヤーっていうシステム制作から始まって、宣伝・広報・印刷・販売なんていう様々な人材が必要になるだろ?
Angel  システム制作だけなら大して必要ないみたいですけどね。
DJ-Devil  ンな事はない。
 っていうか、その認識が一番の問題なんだよ(苦笑)
Angel  え?そうなんですか!?
DJ-Devil  その通り。
 ただのTRPGプレイヤーが思っているのと一緒で、TRPG業界でもデザイナーだけがいればゲームは作れるっていう悪い認識があるんだよな。
Angel  でも、実際にはそうじゃないんですか?
DJ-Devil  全然違うよ。
 デザイナーが基本システムを作ったとしても、それは所詮は同人ゲームと大差ない物にしかなってないハズなんだ。
 それをちゃんとした商品にするには、何度ものテストプレイによってバランス調整を施して、その上でディベロップの段階を踏まなければならないんだよ。
Angel  ディベロップ、ですか。
DJ-Devil  そう、ディベロップだ。
 どんなに素晴らしいシステムでも、理解できなければ話にならないだろ?
 だから、「章立て」であるとか「構成」であるとか、あるいはチャートの作成であるとかで、商品として機能する作品に仕立て上げていく作業は必須なんだよ。
Angel  なるほど…「理解しやすい商品」にしていく作業なんですね。
DJ-Devil  そういう事。
 ところが、TRPG業界は儲からないから、デザイナーを喰わすだけで精一杯なんだな。
 テストプレイヤーに関しては地元のサークルとかを上手く使うとしても、専門ディベロッパーをどうするか、っていう問題になるとすでにお手上げなんだよ。
Angel  デザイナーとディベロッパー、どっちを取るかと言われると、デザイナーを優先せざるを得ないですもんね…
DJ-Devil  その通りなのさ。
 デザイナーはルールを「作る」事ができるけど、ディベロッパー自体は物を良くする事はできても何かを生み出す事はできないからね。
 そして、専門のディベロッパーでもない人間が、片手間にディベロップ作業を行うから、結果として「読みづらい」とか「使いづらい」とか、そういうシステムが出来上がっちゃうんだ。
 そして、ディベロッパーが専門じゃないが故に、誤植って言うのも多く出てきてしまうんだよな。
Angel  そうなんですか?
DJ-Devil  実際、そこらのティーンズ小説なんかを見てみろよ。
 ディベロップの専門家とも言える「編集者」が編集に携わっているにも関わらず、大抵の小説には誤植が10個以上見つかるぞ。
Angel  そういえば、そうですよね。
 ティーンズ小説じゃなく、ハードカバーの書籍でも1個や2個の誤植は見つかりますしね。
DJ-Devil  人間って、文字そのものよりも「文章の流れ」で理解しちゃう事が多いから、専門のディベロッパーでも誤植を撲滅するのは難しいんだよ。
 だとすれば、専門でもない人間が片手間にやってるんじゃ、誤植を撲滅するのはほとんど無理だっていう事にもなるだろ?
Angel  なるほど…
 でも、「文章の流れ」で理解するのであれば、TRPGシステムに誤植があってもなんとかなるんじゃないんですか?
DJ-Devil  ところがどっこい、そこでさっき言ったTRPGの誤植には商品としての問題があるっていう話になるんだな。
 Angelだって、文章の「流れ」くらいは把握できるだろ?
Angel  またも喧嘩売ってるんですか?
DJ-Devil  違うって。
 文章の「流れ」を把握するのは簡単だから、小説の誤植とかは気付かれづらいし、例え気付かれても「流れ」で補足してもらえばそれほどの問題にはならない、っていう話なの。
Angel  ああ、なるほど。
 確かに、1文字や2文字の誤植では小説の価値は下がりませんもんね。
 重要なのは物語ですから。
DJ-Devil  そうなんだよ。
 でも、例えば何かの「統計」であるとか、あるいは「データ集」っていう物の場合、その価値はデータの正確さにあるから、例え1個2個の誤植だとしても、「データ」そのものの価値は大きく下がっちゃう、って事はわかるよな?
Angel  ええ、それはわかりますよ。
 だって、正確なデータが欲しいからこそ、「統計」なり「データ集」なりを買うんですもんね。
DJ-Devil  そこなんだよ。
 「使うデータ」だからこそ、正確なデータを求めて「データ集」を購入する、っていうのが、データ集を買う人の意識だろう?
 で、TRPGっていうのは小説じゃなく、むしろ「データ集」の類だ、って事もわかるよな?
Angel  そうなんですか?
DJ-Devil  わかってくれよ。
 TRPGシステムっていうのは、「それでゲームをする為のデータの集まり」なんだよ。
 例えば、武器の命中率とか、与えられるダメージだとか、その値段とかは明らかに「データ」だろう?
 そして、背景世界の設定だって、プレイヤーに語るべき「データ」の一部だと言える。
 更に言えば、ルールそのものだって、「背景世界の物理法則」を解明したデータに過ぎないじゃないか。
Angel  そう強く言われると、そんな気もしますね。
DJ-Devil  ちゃんとわかって欲しいんだけどな(苦笑)
 つまり、小説とかエッセイとかと違って、TRPGのシステムで大事なのは「文章の流れ・内容」なんじゃなくって、「正確な記述・データ」だって事なんだよ。
 例え説明文が素晴らしく理解しやすい物で、とても感動的なアオリがあったとしても、データがなってないんじゃゲームにならんだろうが。
 TRPGシステムを買う奴の90%以上はそれでゲームをする為に買う訳なんだから、買ったデータでゲームができるようになってなければ話にならん。
Angel  なるほど、そう言う意味ですか。
DJ-Devil  そう言う意味なんだ。
 で、ゲームをする為に買ったんだから、色々なデータを使う訳だし、細かいデータなんかをゲーム中に調べずにすむように目を皿のようにして読み込む奴だって多いし、手軽に調べられるチャートを作成する奴も出てくる。
 そうなると、当然の事として誤植に気付きやすい環境が出来上がっちゃうんだよな。
Angel  小説とかの文章をチャートにする人はいませんもんね(笑)
DJ-Devil  そう言う事。
 普通の小説とか百科事典と違って、TRPGのシステムって言うのはユーザーが誤植に気付きやすい環境にあるんだ。
 だから誤植が多く見つかるし、その結果誤植が多いと思われるって訳だよ。
Angel  なるほど、だから誤植が多いように見えるんですね☆
DJ-Devil  まあ、実際に誤植の数も半端じゃなく多いんだけどな。
 それでなくても誤植が多いのに、その誤植に気付かれてしまう率が高いんじゃ、TRPGは誤植ばっかりっていうイメージができても当然の話だよな。
Angel  そうですね(苦笑)
DJ-Devil  まあ、そう言った訳なんだよ。
 理解できた?
Angel  ええ、なんとか。
DJ-Devil  じゃ、早速まとめる。
 それでなくてもツカミで文章量多いんだから、シメはさっぱり行こう!
Angel  は〜い☆
 え〜と…
 TRPGは一般の書籍に比べると誤植が多いというイメージがありますが、実際に一般書籍に比べると誤植が多いのは一面の事実です☆
 その上で、TRPGというのはデータの集合であり、誤植が起きやすい環境にあると同時に、そのデータを何度も参照したりチャートにまとめるなどの「誤植に気付きやすい」行動をされるモノである為、一般書籍に比べて「誤植に気付かれやすい」為、更に一般書籍よりも誤植が多いように見えてしまうという事実もあります☆
 その問題については、ディベロップ不足、あるいはディベロッパーの能力不足が原因となっている事が多い為、問題解決は難しいですね☆

 という所でしょうか。
DJ-Devil  そうだね。
 ついでに言うと、専門のディベロッパーを何度も通す事で問題は解決できるけど、専門のディベロッパーは数が少ないのが問題なんで、TRPGをもっと「商品」として売れるモノとする事が重要なんだ。
 ちなみに、TRPG専門のディベロッパーを募集しているメーカーさんがいるんだったら、如月翔也にでも連絡でもやってくれ(笑)
 奴はそれで喰う気マンマンだから(笑)
Angel  さて、上手く(?)まとまったところで次の予定ですが…
DJ-Devil  さすがに2日後は辛いんだが…
Angel  でも、それ以上延ばすと正月に突入しますよ?
DJ-Devil  2日後に書けば、正月休み貰ってもいい?
Angel  さぁ?
 2日後までに書かなければ、正月休みがないのは確定ですけど☆
DJ-Devil  …わかったよ!
 書けばいいんでしょ、書けば!
Angel  そうですね☆
 それでは、次の更新は2日後を予定していま〜す☆
DJ-Devil  魂集めの営業の方がナンボか楽だっての!

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