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021:NPCとの交渉

TRPGコラム》 2009/11/15 21:41

 TRPGはコミュニケーションのゲームでもあります。

 従って、TRPGをやっている時は、常に意見の対立とその超克を行っているとも言えます。

 こう書くと難しく思えるかも知れませんが、簡単に言うと、「TRPGではいつも意見の対立があり、それをなんとかしながら話が進んでいる」という事です。

 例えば、依頼者NPCとPC(盗賊)の報酬交渉などがわかりやすい例でしょうか。
 通常、NPCはなるべく安くPCを雇いたいでしょうが、PC達は一銭でも多く収入が欲しいはずです。

 こういう時に、「意見の対立」は起こります。

 そして、困った事に、「交渉」=「自分の意見を通す事」と考えているようなプレイヤーが、実に多いのです。

 これは、特に交渉相手がNPCである時によく起きる状況です。

 しかし、本来的に「交渉」というのは、「お互いが得をする」というポイントに根ざして行われる物なのです。

 ですから、「交渉」を行う場合、相手がPCあろうと、NPCであろうと、「お互いが得をする」(もしくはお互いが「損」を回避する)という形での交渉を考えるべきなのです。

 例に挙げた「報酬交渉」等では、NPCは「金を払って雇う」というプラスを持ちかけていますから、PCは「働く」というプラスをNPCに持ちかける事で報酬を増額して貰う、というのが交渉の基本になります。

 例えば、「仕事が終わっても、仕事の情報は一切リークしない」という条件であったり、「もう少し金額を上げてくれれば、情報集めに盗賊ギルドを使う事ができる」という条件を持ちかける事で報酬の増額を目指さなければならないのです。

 そして、ここで最も注意しなければならないのが、お互いに条件を譲歩し合うという点です。

 これは、現実にも即しますが、片方だけが得をする交渉というのは基本的には成り立ちません。
 もし、無理に成り立たせたとしても、その印象は最悪になります。
 恐らく、その交渉相手は二度とPC達を相手にしてくれないだろうという事になってしまうのです。

 以前のコラムに書いたように、冒険者は基本的にアウトローですから、信用が第一なんですね。
 信用のないアウトローはただの鼻つまみ者か無法者に過ぎませんから、交渉は慎重かつ巧妙にできないと、冒険者としてはやっていけないのです。

 さて、貴方のPC達は、信用のおける冒険者ですか?それとも、ただの鼻つまみ者なのでしょうか……?


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