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038:知力という能力

TRPGコラム》 2009/11/16 21:44

 大抵のTRPGでは、キャラクターの能力を表現するために「能力値」という物を使っています。

 この「能力値」という物は、「そのキャラクターの持つ能力を、種別事に数値で表したもの」です。

 3D6で能力値を決めるTRPGであれば、筋力18は世界でも屈指の力持ちでしょうし、耐久力3は目も当てられない程に貧弱なキャラクターでしょう。

 また、魅力15は誰からも好意を持たれるキャラクターでしょうし、精神力5はかなり根性のないキャラクターでしょう。

 この「能力値」というものは、キャラクターの個性を表す数値であると同時に、ゲームで使用される重要な数値でもあります。

 しかし、「ゲームで使用する」ためにはかなり重要となる反面、「個性」としてプレイするのが非常に難しい能力値があります。

 それは、「キャラクターの頭の良さ」を表す能力値、知力です。

 先程と同様の例えを使うと、知力18は世界でも屈指の頭の良さですし、知力15は誰からも認められる聡明さです。

 知力5はかなり頭が悪く、知力3に至っては世界でも有数の頭の悪さであるという訳です。

 しかし、この「頭の良さ」という能力値は、はっきり言ってロールプレイやキャラクタープレイをする時には邪魔でしかないのです。

 まず最初に、プレイヤーよりも頭の良いキャラクターなど、演じる事ができる訳がありません。

 「頭の良いフリ」をする事は難しくはありませんが、シナリオ上で「聡明」な行動を取るためにはプレイヤー自体が聡明であるか、もしくはGMにヒント(あるいは答え)を教えて貰う必要があるでしょう。

 次に、プレイヤーよりも頭の悪いキャラクターを演じる事は、大きなストレスになってしまうのです。

 プレイヤーが一生懸命に考えて出した作戦を、GMに「君のキャラクターの知力では思いつかないね」と一蹴されてしまったり、あるいは自分自身で「こいつにはこんな高等な作戦は思いつけないよなぁ」という制限をかけてしまうからです。

 そう、プレイヤーとキャラクターに知力の格差があると、「演じる」事や「行動する」事が非常に難しくなってしまうんですね。

 ですから、ここでちょっとした提案があります。

 TRPGで使われる知力という能力値を、次のように解釈してみてはいかがでしょうか?

 「知力という能力値は、PCが普通の時の頭の良さである。しかし、神がかり的に良いアイディアを思いついたり、あるいは迂闊にも間抜けな考えに至ってしまう事は多々ある」

 「知力という能力値はPCの記憶力と理解力を表した数値に過ぎない。判断力や決断力は能力値化しておらず、全てプレイヤーに任されている」

 2通りの考え方ですが、この考え方ですとどちらも「TRPG」のプレイを妨げる事無く、また、「知力」という意味を損なう事もないと思います。

 もちろん、「私はどんな知力のキャラクターでも演じられる」という方には全く意味のない提案ではあるのですが、こう考える事で「TRPGをしやすくなる」という一面はあるのではないか、と思います。

 さて、貴方はキャラクターの「知力」をどのように考え、実践しているのでしょうか?

 これは、是非ともみなさんに意見をお聞きしたいですね。


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