045:ダレるセッション

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 TRPGとは、とても楽しく、エキサイティングで、かつ創造的で想像的な素晴らしい遊びです。

 この魅力に取り憑かれると、自分の時間と金銭、そして想像力の許す限り、どこまででも遊び続けてしまうと言う、ある意味呪いのような遊びだと言っても過言ではないでしょう。

 しかし、実際にTRPGをやっていると、マスターが悪いのか、プレイヤーが悪いのか、セッションが「ダレて」しまう事もままあります。

 でも、TRPGというのは良くて半日、普通は丸1日を使ってしまう物ですから、セッションがダレてしまうと、楽しいはずの1日がつまらない物になってしまい、凄くもったいないですよね。

 実際、ダレたTRPGをやった後などは、「こんな事なら家で寝てればよかった」等という悲しい気持ちになってしまいます。

 さて、このとても悲しい「ダレ」ですが、何故、起こるのでしょうか?

 どうすれば、「ダレ」を防げるのでしょうか?

 まず、何故セッションがダレるかという事について考えてみましょう。

 結論から言うと、「セッションがつまらない」「セッションが苦痛である」「セッションが面白くない」という不愉快な状態によって、セッションに対する集中力が失われる為に起こります。

 セッションが楽しくて愉快であり、全員のセッションに対する集中力がある間は、TRPGは「最高に面白い」物ですし、ダレるなんて事は考えもつきませんよね?

 つまり、何かが原因で、楽しいセッションが「不愉快な物」になってしまった為に、ダレがおきるのです。

 セッション時間の8割が戦闘シーンだったら、戦闘にも飽きますよね?

 いつも「ナントカ退治」(しかもヒネリなし)というシナリオでは、展開が嫌になりますよね?

 マスターの演じるNPCが五月蠅すぎ、シナリオ展開もわかりきっている物だと、ゲーム自体がつまらないですよね?

 でしゃばりプレイヤーが自分のPCの行動に口を挟みすぎると、鬱陶しいですよね?

 シナリオに関係ないロールプレイを延々としていると、辛くなってきますよね?

 こういった、ありがちな事がセッションを「ダレ」させる原因でもあるのです。

 TRPGはゲームであり、ゲームはテンポ(拍子)も重要ですし、バラエティ(多様性)も重要です。

 この2つの要素のないTRPGは、いつかは飽きますし、その前にダレてしまう可能性が非常に大きいのです。

 ロックばりのアップテンポの後はバラードのようなスローテンポ、シリアスの後はややコメディタッチ、まるで映画やアニメの作り方のようですが、プレイヤー・マスターが共に少し気を付けるだけで、TRPGの楽しみは更に広がります。

 貴方も、テンポとバラエティに気を付けてTRPGをしてみませんか?

 ちょっと気を付けるだけで、きっと、飽きる事なく楽しいTRPGを続ける事ができると思いますよ。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。


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