063:休憩時間を取りましょう

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 さて、TRPGと言えば、結構時間がかかる遊びです。

 少人数でプレイしても、大体は3〜4時間、プレイヤーが5〜6人にもなると、7〜8時間程のプレイになる事も少なくはないのではないでしょうか?

 学生にせよ、社会人にせよ、時間というのはとても大事な物ですし、好きなTRPGを少しでも長く楽しむ為に、長時間に渡って延々とプレイしている人も少なくはないと思います。

 その気持ちはとてもよく分かりますし、私もそのタイプのプレイヤーでありマスターでもあるのですが、ここでは「プレイ中に休憩時間を取る」という事をお勧めしたいと思います。

 TRPGというのは、とても頭を使う遊びです。

 マスターの説明を聞き、その情景を思い浮かべ、自分のキャラクターをそこに置き、「自分のキャラクターだったらどうするか」を考え、その行動についてマスターに聞き……他のどの遊びよりも、TRPGという遊びは頭を使う物です。

 そして、身体を酷使するのには限界があるのと同様に、頭を使い続けるのにも限界という物はあるものなのです。

 実際にしていると良くある事ですが、長いシナリオを休み無くプレイしていると、序盤は機転の効いたプレイヤーが、終盤では間抜けな発想をしてしまったり、あるいは普通であれば気づく事を見落としてしまったり、という事が起きます。

 これは、頭を使い続ける事によって、集中力が低下し、思考能力が低下しているという事なのです。

 こうなってしまうと、ゲームはパワー・ゲームに突入してしまうか、あるいはどこかで詰まってしまって延々と考え続けなければならなくなってしまいますよね。

 しかし、これはプレイヤー/マスター共に望む所ではないと思います。

 それを解決するには、実は「プレイ中に休憩時間を入れる」事がとても大事なのです。

 TRPGという一つの物事に集中していた頭を、休憩時間中に解放する、あるいは違うところに注意を分散させる事で、休憩後にはTRPGに対する集中力、あるいは思考力が復活するのです。

 TRPGは勉強とは違いますが、「頭を使う」という事に関しては大差ありません。

 大概、「勉強」というのは2時間も続けると集中力が薄れてしまい、効率が悪くなってしまいますよね?

 ですから、普通、勉強をする時には1〜2時間おきに10分ほどの休憩時間を挟むのです。

 それと同じく、TRPGをしている時にも、1〜2時間おきに休憩を入れてみて下さい。

 そうすると、休憩後には低下していた集中力、思考力が驚く程回復していますよ。

 確かに休憩時間は無駄に思えるかも知れませんが、それを用いる事で、逆に良い流れでTRPGを進める事ができるようになりますし、プレイしていてストレスの少ない環境を作る事ができます。

 白熱したプレイの合間にちょっと一休み、というのも、優雅なTRPGの楽しみ方の一つなのではないでしょうか……?

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。