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077:初心者に優しいプレイ

TRPGコラム》 2009/12/17 14:09

 さて、仲間内でフォーマルプレイをする時の「よくあるパターン」として、「TRPGを初めてする人」や「TRPG経験の短い人」を加えてのプレイ、というのがあげられると思います。

 そもそもTRPGというのは「概念を知る」よりも一度プレイした方が分かり易い類の物ですから、興味のある人を誘ってみるというのはよくある事だと思います。

 ですが、初めてする人や、経験の短い人(便宜上、ここでは初心者と書きます)を加えてプレイする時には、普通にフォーマルプレイをするよりも気を付けなければなりません。

 ちょっと考えてみればわかる事ではありますが、TRPGにどっぷりと浸かり込んでいる人間とは違い、初心者というのは「一度でも面白くなければ興味を失う」可能性がとても高いからです。

 ですが、ちょっと気を使う事で、「とても面白いプレイ」を体験して貰い、「TRPGはとても楽しいんだ」という事をわかって貰う事もできるはずです。

 そこで、今回は「初心者に優しいプレイ」とは、どういう物であるのかについて、ちょっと考えてみましょう!

 さて、「初心者に対応する」と聞いて、一番最初に思い浮かぶのはなんでしょうか?

 「分かり易いチャートを用意する」「席順に気を使う」「多めにネタを振る」「ルール的な部分をサポートする」「できるだけ相手に合わせる」などが挙げられるでしょうか?

 それも大事な事ですが、それは全てフォーマルプレイ自体で必要とされる事であって、特に初心者向けという訳ではありませんから、ここでは違う結論を出すとしましょう。

 それでは、「初心者に対応する」為に一番必要な事とは。

 それは、実は、必要以上に初心者として扱わない事なんですね。

 相手が「慣れていない」人だと、思わず色々と気を使ってしまいます。

 しかし、必要以上に気を使った結果、「いらない事にまで口を出してしまう」事が、思った以上に多いのです。

 そして、自分自身「慣れていない」と思っている人にとっては、「ただの助言でも押しつけがましく思える」事が非常に多いのです。

 その結果、「押しつけられた意見」に従わざるを得なくなり、「面白くないTRPG」を体験する事になります。

 そして、それが「TRPGは面白くない」となってしまい、TRPGを辞めてしまう原因になってしまったりするんですね。

 何も、助言をするなと言う訳ではありません。

 相手を初心者と思って「教えてあげよう」と意識するのではなく、相手を「共にプレイする仲間である」と考えた上で、「対等な立場で話をする」事が大事なのです。

 当然、フォーマルにプレイする訳ですから、相手にわかる言葉を使って、相手にわかるように話す事が大事なのは言うまでもありません。

 こうして共にプレイする事で、新しく来てくれた人は「TRPGの本当の楽しさ」について、何かを感じてくれるはずなんですね。

 むしろ、そうしないと、TRPGの本当の楽しさは伝わらないと言ってもいいかも知れません。

 なぜなら、TRPGの楽しさのほぼ全てはプレイする仲間の連帯感から生まれてくる物なのですから、一人だけ特殊扱いでは伝わりきるはずがないからです。

 それを考えると、むしろ必要以上に「初心者に対応する」という事を考えるのは、かえって逆効果かも知れませんね。

 ですが、TRPGの楽しみは人間関係の楽しみであり、人間関係というのは必要以上に意識しては無駄になる事が多いのも事実ですから、頷ける部分もあるのではないでしょうか?

 みなさんも、どんな人が来ても皆で楽しくTRPGを遊べるように、フォーマルな感覚・フォーマルな話し方を学んでみてはいかがでしょうか。

 きっと、今まで以上に色んな人を仲間に引き入れて、もっと楽しいTRPGができるようになると思いますよ……?


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