【日想】071:誠実なGMであるために

この記事は約 3 分で読めます

 TRPGにおいてGMであるために誠実というか、「明確な嘘をつかない」のってセッションのコンセンサスとして非常に重要なんですよね。
 GMが操るNPCはどれだけ嘘をついてもいいんですが、GMが「明らかな嘘」を言うのはGMへの信用を落とし、セッションの満足度を下げる原因になるのでできるだけ避けたいものです。

 しかしまあ、シナリオの都合で「今気づいてもらっては困る」物を調べられたりする場合など、つらっと「何もなかった」事にしたい場合ってありますよね。
 そういう時、「何もなかった」と宣言してしまい、後で何かあったらプレイヤーも非常に納得がいかない結果になってしまうので、普段から何か言われたらダイスを振っておく事と、断言しない・言質を取らせない物言いを意識しておくと良いです。
 「何もなかった」と宣言するとマズいですが、ダイスを振って「特に何も気づかなかった」と言えば「何もない」言質は取らせませんし、ダイスの結果気づかなかったと受け取られるので問題が少なくなります。
 ただ逆に、言質を取らせない物言いばかりしているとプレイヤーが勘ぐって話が進まなくなる危険性もあるので、ダイス目が良い時は「なにもないと思った。結構自信がある」くらいに宣言してあげるといいでしょう。
 大事なのはGMが断言したものは安心して受け取れる状況、断言していないものは違う可能性があるとプレイヤーが意識できる事なので、その部分の使い分けができると良いですね。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。