【日想】269:ミドルフェイズの進行

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 TRPGで特にGMの時に意識すると良いTIPSなんですが、シナリオのスタート部分とクライマックス部分・エンディング部分は分岐がなく1個の進行でできるので迷わないで決められる人が多いと思うんですが、スタートからクライマックスまで向かうミドルフェイズについてはノウハウが蓄積しづらくどう進行してよいかわからない人が一定数いると思います。
 ぶっちゃけてしまうとミドルフェイズの進行が苦手であればシーン制のシステムを使えば「ミドルフェーズは何をどうしてボスに辿り着くシーンです」と宣言して必要情報を与える手順だけ踏めば問題解決なので楽だと思うんですが、そこから更に一段回踏み込んでぶっちゃけると、シーン制のシステムじゃなくてもやる事は一緒なんですよね。ボス戦にたどり着く動線をマスターが仮定して、それに行き着くまでに必要な条件を抜き出し、その条件を個別に渡す場面を作ればいいわけです。
 プレイヤーの宣言が的外れで情報を与えられそうもない場合は「そういう場合こういうところを調べればいいんじゃないか?」という情報を与える事でシーンを誘導できるので、条件を個別に出しつつプレイヤーには自由を満喫してもらう方向性で調整すればいいだけの話なのでそんなに気合が必要なわけでもなく、落ち着いて処理すれば問題なくできると思います。
 ミドルフェイズを自由に、と思うと難しいですが、緩やかな動線として「誘導」をしてあげれば方向性はまとまるので、強制に思われないレベルで誘導をする事を意識すると良いですね。

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如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。