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TRPGはキャラクターを使う遊びなのでプレイヤーの視点とキャラクターの視点が存在し、おおよその場合は目線は一致するのですがシステムやシナリオによってはプレイヤーの目線とキャラクターの目線を使い分ける必要があり、その場合に目線が違う事を意識していないと事故の原因になるので注意が必要です。
CoCなどのホラー系システムはキャラクターが恐怖を感じる事にフォーカスを合わせたシステムなのですが、プレイヤーの目線ではキャラクターの正気度が削れるだけで別に怖くない、ゲーム進行という面では恐怖を避けすぎるとシナリオが進行しなくなってゲームとして成立しなくなる、という部分があるので、「キャラクターは怖がりつつプレイヤーは能動的に」という感じになるんですが、これが「当たり前」になるとファンタジー系のシステムで勝てる相手に死にに行くムーブにつながったりするので難しい部分で、概ねのゲームだとキャラクターの被害はプレイヤーの被害なので「どっちにせよ避けよう」という気持ちになるんですが、特定のシステムではそうではなくて、そしてその特定のゲームの方が一般的なのは難しい部分な気がします。
もちろんファンタジー系のシステムでもプレイヤー視点とキャラクター視点を切り分けて考えてもいいんですが、前提となる部分がヒロイックなのかホラーなのかという部分は結構大きな差ですし、その差の部分を考えずに視点の使い分けだけ覚えるとあとが大変だな、と思います。