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ゲームマスターの技術や運営に関する記事

1219:流行らせたければあなたがやるしかないのです。

TRPGにはシステムの流行り廃りというのがどうしてもあって、今自分が気に入っているシステムが下火である事もままあると思います。 こういう時自分にできるのは「自分がそのシステムをプレイする」事だけで、自分がGMで布教する、人のGMに参加して盛り上げる、という地道な活動をする事で火を煽り下火だったものを大きく燃焼させる事ができるのです。 ただ黙って見ていても下火はそのままか消える運命なので、自分で直接煽る、仲間を増やす、人を巻き込んでいくのが大事だと思います。

1218:一人・全員のためにどれだけリソースを割けるか

TRPGにおいてはプレイヤー・ゲームマスターはセッションのために寄与できるよう最大限の努力を払うべきなんですが、逆にプレイヤー・ゲームマスターがセッション貢献を考えるばかりに面白くなくなったり不機嫌になってしまっては失敗なので、セッションという全体のためにどれだけのリソースを割けるか、プレイヤー・ゲームマスターという個人のためにどれだけのリソースを割けるか、というのが大きなポイントになってきます。 ゲームマスターだけでなくプレイヤーも他プレイヤーが暇していないか注意しておくべきですし、自分が絶頂に楽しい時にも周囲に配慮するだけの余裕がほしいですよね。 もちろんゲームマスターも率先してリソ……

1213:下げないマスタリングって良いですよね。

ゲームマスターというのはTRPGにおいて行動の成否を判定する存在なんですが、行動の成否をうまく「下げない」で裁定できるといいですよね。 例えば成功ならば「成功だ」だけでなく「うまく相手の隙を突いて相手の財布を抜き取れた」だったり、失敗ならば「失敗だ」ではなく「相手が常に注意を払っておりスリをする隙が見つからなかったのであきらめた」くらい言えると行動の成功で上がり失敗では下がらないのでプレイヤーのテンションを張ったままで行けるので良いと思います。 こういう細かい部分で「下げない」事ができるとプレイ環境が非常に良くなるので良いと思います。

1211:アドリブ能力は今や必須ではないので

ちょっと過激な書き方になっているんですが、当代のTRPGにおいてゲームマスターにアドリブ能力が必須であるかと言うと、今や答えはノーなんですよね。 GMが用意していなかった展開に差し掛かろうとした時、とっさの判断でアドリブをしてつなぐ方法は大いに良い方法ではあるんですが、それができなければGMをすべきではないという能力ではなくなっています。 とっさの判断でアドリブができない状況であればそれをプレイヤーに打ち明けて違う展開を提案してもらう、という「ぶっちゃけ」が今は許される時代になっており、それは甘えでもなんでもなく「できないかもしれない事に対して無理をしない」という「普通の事」として受け入……

1210:ニーズがあるのであれば合わないシステムを選んだっていいんです

基本的に炎上覚悟で書くんですが、今TRPGというとクトゥルフ神話TRPGが旬というか、ずっとクトゥルフ神話TRPGのターンという状態なんですが、「このシナリオをするのにクトゥルフ神話TRPGでいいの?」というシナリオを組んでくる人がいますよね。 これ、基本的には何かシナリオを作るにおいてシステムのレパートリーがあるのであれば「そのシナリオに向いているシステムを選んだ方がいい」ですよ、というお話なんですが、逆に言えばシステムのレパートリーがクトゥルフ神話TRPGしかなければそれでシナリオを組むしかないので思いついたネタが何であれクトゥルフ神話TRPGでやるしかないのです。 もちろん「他に向……

1209:TRPGはGMの脳内当てクイズの一面は確実にあるのですが

よくTRPGについて、「セッションはゲームマスターの脳内当てクイズじゃない」という話が出る事があるんですが、これはそうでもありそうでなくもあり、脳内当てクイズな一面もあるけれども脳内当てクイズに終始してはいけない、というバランスのものなので、そういう意見についてはイエスでもノーでもないスタンスで立たないと行けないのかな、と思います。 どういう意味かと言うと、シナリオの導入から終盤までゲームマスターにはゲームマスターの思惑があり、それにある程度従ってプレイヤーもプレイしている部分は否めないと思うのです。逆に思惑の逆張りを延々行うのは嫌がらせですしプレイの仕方としては正しくないので、ある程度に……

1206:TRPGは接待です

「GMは接待じゃないのでルールを駆使してプレイヤーを苦しめて良い」という判断をする人がいますが、それは大きな間違いです。 接待というのは国語辞典で言うと「もてなすこと」を指すので、GMとプレイヤーの関係は互いに気を使ってゲームの成立に寄与する関係であり、その意味でいうとTRPGは接待のゲームで互いにGMとプレイヤーもプレイヤー同士も互いに気を使い「接待する」ものなので、「GMは接待じゃない」という言葉は「GMはTRPGじゃない」と同じ意味なので正しくないと言えます。 GMが楽しんではいけないという事ではなく、「お互いがお互いを楽しませる」なかで「自分も楽しむ」のが正しいあり方だと言えるの……

1197:TRPGはお金のかからない趣味ではないので

TRPGってよく勘違いされがちなんですが、GMだけシステムを持っていればプレイ可能なので「お金のかからない趣味だ」と思っている人がいて、でもそれは大間違いなのです。 サンプル以外のキャラを使いたければルールブックを自分で買ってプレイするしかないですし最新のサプリメントも導入したければまず自分が買うしかなく、リプレイやTRPG系の雑誌を買うのだってただではありません。確実にお金を使う趣味なのです。 ただ、そのシステムに出した5000円で1回しかプレイしないのか、100回プレイするのかで「高い安い」は決まってくると思うので、買ったシステムを骨までしゃぶって遊び尽くす気概があれば「そんなに高く……

1190:GMも含めて「みんなが楽しむ」のがTRPGなので

TRPGって「みんなで楽しむ」ゲームだという認識は一応一通りの人が持っていると思うんですが、その「みんな」の中にGMが入っていない場合があるので注意しましょう。 GMも含めて全員が楽しむゲームである事、GMだけが楽しまない事、プレイヤーだけが楽しまない事は全部等しく重要な事なので、プレイヤー間だけで楽しむのではなくGMも楽しんでいるかという点は注意したいところですよね。

1186:選択肢は多いほど良いので

TRPGについては一本道シナリオだと「俺ら関わる意味あった?」となるので一本道に取られない努力が必要なんですが、一本道に見えないためにはシナリオ上の選択肢が多いのが一番です。 選択肢を増やすと管理しきれないのでは、という部分はありますが、明らかに有利な選択肢1つとどうでも良さそうな選択肢が複数あれば有利なものを選ぶのが人情なので、選択肢を(不利な選択肢を)増やしつつ有利な選択肢を1つ混ぜておくとプレイヤーは判断した気持ちになりますが実質上一本道で進行できるので見せ方の問題だな、と思います。 結果から言えば通る選択肢は1ルートだけなので一本道でもマルチエンディングでも「そのセッション」につ……

1179:全くの素人さんと遊ぶ可能性もあるので

普段TRPGをやっている環境がクローズ、またはセミクローズだと気づきづらいんですが、TRPG環境って膨れ上がっているのでいつか「全く何も知らない素人さん」と出会う可能性があるのです。 TRPGは相互交流で遊ぶものなので素人さんを放置して遊ぶのは論外ですし、何をどうやってやっているのかを相手に説明する方法、相手がどこで躓いているかを察する観察眼が必要になるんですが、これ、普段から意識しておかないとぶっつけ本番でやると結構コケる問題なんですよね。 経験者向けに経験者用のバリッバリのシナリオを回すのも良いんですが、新人さんを加えて和やかに遊ぶ方法もちゃんと覚えておかないと行けないので注意が必要……

1172:立ち絵なんか要らないですよ

TRPGでオンセをやっていると皆が立ち絵を用意していて驚く事があるんですが、立ち絵は「あるといいね」という類の物で必須のものではなのです。 設定上類まれなる美少年をやっている時に立ち絵を用意すると想像の範囲が狭まり良さが生きないので逆にそういう設定の場合立ち絵はないほうが良く、何でも用意すればいいというものではないのです。 BGMについても同じ事が言えて「あるといいね」であって必須ではないのです。 これらを「あってあたりまえ」にするとTRPG参入の敷居が上がり入りづらい趣味になるのでそうならないように注意したいですよね。

1155:どの解像度で遊びたいかでシステム選びも違うので

TRPGシステムには色々な種類があり、そのシステムごとに何をどの解像度で遊びたいゲームなのかが違うので、遊びたい解像度にあったシステムを選べるといいですよね。 泥臭いダンジョンハックをリアリティ高めにやりたいならDungeons&Dragonsでしょうし、恐怖小説の主人公の一夜を1セッションかけて慄きながらしたいのであればクトゥルフ神話TRPGでしょうし、シーン制で印象的なシーンを繋いでセッションを構築したければサイコロ・フィクションだと思います。 解像度があったゲームをその遊び方で遊ぶとビジョンがはっきりするので楽しいですし、見え方が違うという事は体験が違うという事なので別の……

1143:マップを埋めたくなるのは人間のサガなので

特にファンタジーもののTRPGでは未だにダンジョンシナリオが一定の支持を受けているのですが、ダンジョンシナリオではついついマップを埋めたくなるので注意が必要ですよね。 分かれ道は両方確認したくなりますし、枝分かれが繰り返していると「どのルートがいいか全部確認しよう」という方向性に話がまとまって凄い時間がかかったりします。 しかしマップを埋めたくなるのは人間のサガなので仕方がなく、全部埋めると物凄い時間がかかるダンジョンを用意する事自体が(ダンジョンキャンペーンならともかく)心理的なトラップになるので注意したいですね。

1133:時代劇に見るGMシーン

シーン制のTRPGでGMシーンをどう扱っていいかわからない人もいると思うんですが、基本は時代劇です。 黄門様なり将軍なりが出ていないシーンで悪役が悪い事をしていて、それを指し示す情報が漏れる、後でその漏れた情報を手繰って正義の味方が成敗しに来る、と言う流れです。 GMシーンで流れた情報を「逆流」すると悪にたどり着くという動線なので情報を拾うのに集中しておけばいいシーンですので、「そういうシーンなんだな」と理解しておくと話が早いと思います。

1125:上手いGM

ゲームマスターには特に上手いと思う人が色々いるんですが、その中でも「キャラクターを下げない」マスタリングができるマスターさんって一緒にいて楽しいですよね。 キャラクターの判定失敗を「行動を失敗した」と宣言するのではなく「人目につきそうだったのでチャンスがなかった」みたいに解釈して失敗を失敗に見えないようにマスタリングしてくれるとキャラが格好悪くならないのでとても素敵だと思います。 もちろんそれが全てではないですが、そういう事ができるマスターさんは素晴らしいので褒められて良いと思います。

1119:普通を想定しないのは良くないので

ホラー物のTRPGなんかで「事件が起こったら警察を呼ぶ」のが良くない動きとして挙げられる事があるんですが、普通に考えて事件が起きたら警察を呼ぶのは当たり前なので、シナリオ作成時点で警察を呼ばれるとマズいシナリオを用意するのであれば警察を呼べない状況を作るべきであり、または警察が来る前にどんどん状況が変わって警察が到着した頃にはシナリオが終わっている構成になるべきだと思うんですよね。 ハンドアウト制で全員脛に傷を持つ身で警察を呼べない、でもいいですし、断崖絶壁の孤島で警察はたどり着けないでもいいですし、とにかく「普通に考えて行われる行動」がNG行動というのはNGシナリオだと言えるのです。 ……

1118:シナリオの着想は

TRPGでシナリオを作るのって色々方法があるんですが、「着想を得る」という方法で言うと色々なメディアに触れてそこから「どうするか」を考えるという方法があり、例えば音楽からテーマを拾ってNPCと合体させて話の転がし方を考えるなど、話の「きっかけ」を拾うのって大変ですけど大事ですよね。 きっかけを得られると後は考えて組み立てていくだけなのでその部分は各GMの得意な方法ですればいいんですが、「きっかけ」を拾うのは意識していないと拾えないので頑張って拾っていきたいところですね。

1113:ゴールデンルールについて

TRPGにおいて、「個別のルールよりもGMの判断が優先される」というのは不文律としてあり、そしてゴールデンルールのあるTRPGとクトゥルフ神話TRPG第7版では「GMの判断が優先される」と明記されているので。基本的にはGMのルーリングに他の人が口出しするべきではありません。 ただ、参加メンバーとして正式ルールはこれだよ、と指摘したい場合は指摘していいですが、その場合でもGMは自分の判断を優先するか決める権限があるので最優先はGM判断です。 そのGMのやり方が間違っている、不愉快だと思う人はそのGMと遊ばなければいいだけの話なのでそれ以上に食い下がってはいけないですしすべき事はもっと他にあ……

1104:シナリオが提供するのはエモさではないので

TRPGシナリオで「エモい」と評判のものがいくつもありますが、ちょっと注意が必要です。 TRPGシナリオが提供するのはあくまでシナリオ本編であって、それをプレイした時に発するエモさはシナリオが提供しているのではなくプレイヤーとゲームマスターが発しているのです。 シナリオを使えばエモさが自動発生するものではなく、プレイヤーが一生懸命にプレイしてゲームマスターがそれを受け止めてこそエモさが発生するのであり、逆に言えばそれ以外の方法でエモさが発生するのは邪道なので注意が必要です。 ゲームに対して与えられる報酬はいつも一生懸命にプレイする事に対して与えられるものなので、一生懸命にプレイするのは……

1101:何のための強権なのかを考えましょう

TRPGにおいてはゴールデンルールも見られるようにゲームマスターには一種の強権が与えられており、どうしてもゲームマスターがこうしたい、という事はそうする事ができます。 しかし考えて欲しいのはゲームマスターはプレイヤーと同じくセッションに奉仕する存在で、そのセッションが楽しく円滑に終わるためにその強権を使わなければならない、という点です。 ゲームマスターがストーリーをどうしてもそっちに流したい場合それをできる権力・権能がゲームマスターにはありますが、それが独りよがりのものであればプレイヤーに愛想をつかされて「次のゲームがない」結果になるのです。 まあTRPGはインターネットと強固に結びつ……

1094:楽しかったシナリオはGMという役割でもう1回遊べるので

今色々なシステムのシナリオが公開されており、遊ぶだけならシナリオを選ばなければどんどん遊べる環境があるんですが、自分がプレイヤーで参加してしまったシナリオはもう1回参加する事は(基本)できないので良いシナリオと出会うと喜びとともに一抹の寂しさを感じる事があると思います。 しかしそのシナリオはプレイヤー参加はもう出来ませんがシナリオ自体を入手できるのであれば今度はGMという役割でシナリオに参加する事ができ、しかもGMでは何度プレイしても良いので、GMをする事を覚えるとTRPGの楽しみが何倍にも広がるのです。 GMは簡単ではありませんが決して難しくはないですし、あの喜び・あの驚きをもう一度味……

1088:基本的にシナリオは消費性のアイテムなので

TRPGを遊ぶにはシナリオが必要なんですが、基本的にシナリオってプレイヤーに対して消費するアイテムなので、一回そのシナリオを遊んだ人はもうゲームマスター以外では遊べないのです。 まあ上手いプレイヤーなら知っているシナリオにうまく参加する事もできなくはないんですが、シナリオを知っているという一点において他プレイヤーに対してアドバンテージを得ているのでずるいといえばずるく、数合わせで参加するなら仕方がないですがそうでない場合はプレイヤーも配慮して同席しないようにすべきだと思います。 基本的にシナリオは消費性のアイテムだと考えてつかう相手を考えて運用したいですよね。

1085:【TRPGな話】プレッシャーは適度じゃないと楽しくないので

TRPGはストーリーの絡むゲームなので失敗できない判定・見逃せない情報なんかがあってプレッシャーがかかりがちなんですが、プレッシャーは適度な量じゃないと楽しくないので注意が必要ですよね。 昔はバリバリにプレッシャーを掛けて潰れたら「主人公の器ではなかった」みたいに捨てるムーブをする悪いGMがいたんですが、今はそういうGMはほぼいないので、プレッシャーがキツすぎたらヘルプを出すと良いですよね。

1084:「今のナシ」は基本なしなので

TRPGは口頭で遊ぶ新しい遊びなので色々問題もあり、例えば戯言と行動宣言の境目が分かりづらかったりする事もあるんですよね。 基本的には普通に話していて、GMに「それって口頭宣言?」と聞かれて否定するムーブが身についている人は問答無用で進行するタイプのGMさんと相性が悪く「今のナシ!」と言いたくなるんですが、基本的には口に出した時点で格ゲーで言えばコマンドを入力した状態なので「今のナシ」は通用しないので、そういう事のないように普段から言動に注意したいですよね。 基本的には口に出したらキャラは動いているので注意しましょう。

1080:システム未所持プレイは無限味見なので

TRPGについてはルールブックが決して安くない事もありできることならシステムを買わずにプレイしたいニーズがあるんですが、これは「はしたない事」なので避けた方が良いです。 GMだけルールブックを持ってみんなで遊ぶのはスーパーの試食と一緒で「味見」をしているのであり、本格的にしゃぶって食べたいのであれば製品を購入すべきなのです。 GMが金を出しているからいいだろう、最低限は出しているんだしという意見については「はしたない」としか言いようがなく、ちゃんと楽しむならちゃんと買いなさい、という事なのです。 優しいGMさんとかが「ルールブック買わなくてもいいですよー」と布教しているかも知れませんが……

1060:最低限GMだけはシステムを買ったほうが良い理由

TRPGは記憶力さえあればシステム未所持でもセッション可能なんですが、GMだけはルールブックを持っていた方がよいです。 なぜかと言うとルール適用で紛糾した時に「ルールブック何ページの記載によりこう判断します」と明言できるので良いのです。 もちろんルールの全てのページを暗記しろという話ではないんですが、ゴールデンルールの掲載ページをメモっておいて「何ページです」というのは良いやり方なので覚えておくといいですね。 「何ページ?本当?」と言われた時にページをめくれるようにルールブックは持っておくと良いのでおさえておくといいですね。

1032:システム搭載はしやすくする反面他の方法を潰す事になるので

TRPGでは色々な事を支援するシステムが搭載されていますが、システムが搭載されているという事はそれをする時はそのシステムを使え、という事なので、他の処理方法では(そのゲームにおいては)正しくない、という事になるので、「しやすくなる」反面他の選択肢が削れる部分があるんですよね。 とはいえ吟味の上で搭載されているシステムなのでそれを使った方が楽しいですし、ルール的に処理できるという事はマスターの判断能力を無駄に削らなくて良いので良い事ですし、搭載されているシステムは積極的に使いたいですよね。

1030:ゴールデンルールは扱いが難しいので

TRPGにおいてはゴールデンルールがあるんですが、ゴールデンルールは基本的に既存のルールを上書きする行動なので使い方には注意が必要で、多数の目に映る場所で適用するのであれば「本来こういうルールですが今回はゴールデンルールとしてこれを採用しました」と明記しないと紛糾の原因になるなどの問題があり、基本的には既存のルールで処理できるものは既存のルールで処理すべきだと思います。 ゴールデンルールはローカルルールの一種で「本来あるルール」を一時的に上書きするものなので、毎回のように同じ裁定をしたり大勢の目に触れるところでしたりすると本来のルールとごっちゃになってしまう欠点があるので、決める時はもちろ……

1028:依頼を受けないプレイヤーと受けたくない依頼を持ってくるゲームマスターは別問題なので

TRPGでよく取り上げられる「明確な理由もないのに依頼を受けるのを渋るプレイヤー」というのは問題なんですが、そこに「受けたくない依頼しか出してこないゲームマスター」という問題を持ってきて話がぐちゃぐちゃになる事があるんですが、これは別問題なので別に論じる話なのです。 「明確な理由もないのに依頼を受けるのを渋るプレイヤー」はプレイ時間を無駄遣いする悪いプレイングで、明確な理由があるならそれを解決すればいいんですがそうじゃない場合はモチベーションは自分で作るのが筋なので基本的に地雷プレイヤーなので無視してプレイを進めるか放逐すべきなのです。 逆に「受けたくない依頼しか出してこないゲームマスタ……

1020:時事ネタは面白いので

TRPGでは基本的にリプレイを取らないのであれば時事ネタって使いやすい良いネタで、みんな知っている事をネタにして盛り上がりながらゲームを進行できるので良いですよね。 逆に言うとリプレイなんかをとって「時事ネタ」の時期を過ぎてから読まれると面白くない・恥ずかしいんですが、そういう場合以外は数少ない「TRPG以外で」みんな知っているネタなので上手く使えると良いですし盛り上がりやすいですよね。 基本的には依存してはいけないんですがサラッと触れておくとみんな気づいて楽しめるので、狙って仕込めると良いですよね。

1019:【TRPGな話】シナリオによる驚きは錯覚であって不意打ちではいけないので

TRPGではシナリオの中で「驚き」を用意する場合、それは錯覚によるものであって不意打ちのものではいけないので、「知らねーよ!」「わかんねーよ!」という不満になるのではなく、「知っていた」「わかっていた」「でもそういう回収をされるとは思わなかった」という結果になるのが望ましいですよね。 もちろんホラーなんかでは「知らねーよ!」「わかんねーよ!」と言いながら楽しむのでもいいんですが、そういうシステムでないのであれば納得感のある驚きが良いので、それを狙ってボールを投げられると良いですよね。

1007:【TRPGな話】立場の上下差を感じると不満を言えなくなるので

TRPGに限らないんですが、一緒に何をしている時に立場の上下差を感じると不満を言えなくなるので厳しいですよね。 お医者さんに見てもらっている時には不満を言いづらいのと一緒でセッションで先輩が幅を利かせていると不満も言いづらいですし、ゲームマスターが横暴だと同じ事が言えると思います。 こういう時立場的に上になってしまう人が気をつけないと何も言えなくなるので注意が必要ですよね。

1002:TRPGは常に新しい何かとの出会いなので

TRPGはその性質上、常に新しいものとの出会いになるので非常に楽しいですよね。 新しいGM、新しいプレイヤー、新しいシナリオ、新しい展開との出会いが常に待っているので、毎回それを楽しむ心構えで行きたいものです。 ぼんやりしているとマンネリに感じるかもしれませんが、その要素一つで全部が変わる、そんなゲームなので、しっかり楽しんでいきたいですよね。

1000:ダレると辛いので

TRPGセッションでは一度ダレると続きが辛すぎるので、いかにダレないかを考えるべきなんですが、それでもダレる時はダレるので、そういう時は参加者サイドで一度タイムアウトをとって「だれてるから締めなおそう」というのを共有すると良いと思います。 ゲーム進行にそんなに積極的に介入しないGMの時やプレイヤーサイドでモチベーションに欠ける場合ダレやすいので注意したいですよね。

0978:共に作っていくのが大事なので

TRPGではゲームマスターのマスタリングの上でプレイヤーが自由に活動して結果を出していきますが、プレイしている中でGMの頭の中を当てに行くゲームになってしまうと面白くないと言うか、正直ゲームマスターに忖度しながらプレイするのも限界があるのである程度以上は無理なのです。 マスターだけの世界・プレイヤーだけの世界ではなくマスターとプレイヤーが共に作っていくのが大事なので、しっかり共に作っていきたいですよね。

0976:追い込みすぎるのは良くないので

TRPGではそのセッションでの主人公を追い込む傾向があるんですが、GMは愛を持って構っているつもりでも構われている本人は限界を超えている場合があるので、あまり追い込みすぎるのも得策とは言えないと思います。 相手の様子を見つつドラマチックで済む範囲で終わらせるべきで、ハラスメントに発展しない範囲でするのが良いと思います。 何でもそうなんですがやりすぎは良くないので注意したいですよね。

0945:【TRPGな話】プレイの巻き戻しは

TRPGではゲームマスターやプレイヤーの判断が良くなかった事が後で判明して、プレイを巻き戻すかどうかで迷う瞬間があると思うのですが、基本的には巻き戻しはするべきではありません。 その瞬間に納得して進行したのであれば進行した事実に対して真摯であるべきで、巻き戻しを許すと判断のし直しが可能になり、プレイ上で考えた事が無駄になる可能性があるので避けるべきなんですよね。 その分「いま」している判断が正しいかどうかを今考えるのが大事で、今決めた事は責任を持ってあとに続くということを意識すると良いと思います。

0897:【TRPGな話】記念日は良いものです

TRPGに限らない話なんですが、何かの記念日を祝う風習というのは良いもので、祝うために記念日を制定するのもまた良い風習です。 初めてTRPGをやった日、初めてGMをやった日、初めてキャンペーンを終わらせた日なんかを記録しておいてみんなで祝うとなお楽しいですよね。 そして人の記念日を意識しておいて自分から祝えると最高ですよね。

0886:繰り返しが辛い時には

TRPGはいわゆる大いなるマンネリの部分があり、ある程度やり込むと知っている展開の繰り返しになる場合があるんですが、そういうのがキツい時には自分でGMをやって違う展開をやってしまうのが手早いと思います。 まあ自分がGMをしてみると思ったほど話の展開はバリエーションが多くなく、繰り返されるのを「見方」によって補っているという部分が理解できると思うので、であれば自分がプレイヤー参加の時には「見方」を変えるようにすればいいのです。 非常に身も蓋もないんですが、TRPGはストーリーではなく展開とダイス目で遊ぶものなので、ある程度のマンネリは仕方ないんですよね。

0870:計画立ててやるのも楽しいので

TRPGでは普段と違う事をしたいというのがあるので、あえて無軌道に計画立てずにいきあたりばったりで動くキャラをするのも楽しいんですが、逆に普通の生活と同じく計画立ててやるタイプのキャラも楽しいのでどちらも楽しみたいですね。 GMを巻き込んで整理しながら物事を進めていくのも楽しい遊び方なのでどんどん遊んでいきたいですね。

0839:【TRPGな話】ストックがない時は手癖で遊ぶのもありですので

TRPGはゲームマスターでもプレイヤーでもネタが必要とされる場合が多々あるんですが、ネタストックが常にあるとは限らないのでストックが尽きた時は「遊べない」のではなく、手癖で遊ぶのもアリなので自然体で行くのが一番だと思います。 ネタがあれば遊びやすいのはあるんですがないと遊べないというたぐいのものではないので無理に用意するのではなく普通に遊んで楽しければ一番なので無理しないのが一番だと思います。

0796:シナリオとイジりネタは違うので

TRPGでは事前準備としてシナリオを用意しないといけないんですがシナリオとイジりネタは違うので、ちゃんとシナリオを用意するようにしましょう。 間違ってイジりネタしか用意していなかった場合シナリオ進行が一本道になってプレイヤーも退屈しながらGMにイジられるだけのセッションになり楽しくないので注意が必要です。

0793:【TRPGな話】GMは環境なので

TRPGをやっていると「自分らしさ」って結構大事になってくるんですが、GMをやっている時に「自分らしさ」って何だ、と考え始めると非常に難しく、そこが原因でゲームの足を引っ張ってしまう事があります。 こういう時に考えてほしいのはGMはコンシュマー機のゲーム機そのものであり、それを出力するのがあなただ、という事で、大事なのはゲームとして必要な要素をちゃんとプレイヤーに提供していく事、そしてそれをできる範囲でやっているうちに得手不得手・らしさが生まれてくるところなのです。 らしさは自分で探すものではなくやっているうちに見えてくるものなので意識するのも難しいですし、まずは環境としてちゃんとプレイ……

0792:もっとさり気なくやりたいですよね

初心者さんが熟練者に対して「今回のシナリオでこんなシーンがあったんですよ!凄くないですか!」と熱く語る瞬間って割とあると思うんですけど、熟練者さんは慣れているので「ああ、割とあるよ」と帰してしまいがちなんですが、もうちょっと互いのことを考えると、サラッと「凄いね。今度僕も混ぜて」と言うべきだと思うんですよね。 TRPGなんて「よくある軸」でも心が動く瞬間なんていくらでもあるので、評価すべきなのはよくあるかどうかではなく心が動いたかどうかであって、そして初心者さんが熱く語っているという事は凄く心が動いたっていう事なので、「心が動いたのは素晴らしいね」というのを伝えてあげるべきだと思うのです。……

0781:【TRPGな話】GMに指図するのではなく提案するのはアリなので

TRPGでは基本的に全ての決定権はGMにあり、GMの判断は全てに優先するのですが、それとは別に参加プレイヤーとしてGMの判断の参考になる情報を提案するのは失礼にはあたらず、逆にGMの判断の参考になる可能性があるので「提案なんだけど」と前置きの上でならいくら提案してもいいのです。 駄目なのは他のプレイヤーを巻き込んで採用しなければいけない空気を作ったり強要したりする事で、提案自体には問題がないのでどんどんしていければいいと思います。

0765:【TRPGな話】ゴールデンルールについて

TRPGには不文律として「GMの判断は個別のルールに優先する」というのがあるんですが、ゴールデンルールをより効果的に使いたい場合普段からゴールデンではないルール運用をしっかりしておく必要があり、「普段ルールを守るGMが個別判断しているのだから」納得するという動線がないとゴールデンルールは成立しないのです。 使っているルールが共通のものである事はゲームの成立に関わる重大ファクターであり、普段からベーシックルールを無視するGMであれば「他のゲームと変わらない」という判断をされうるので「そのTRPGシステム」としては不正解である事になるので注意が必要です。 ゴールデンルールは不文律として当然の……

0764:TRPGはGM含めて連携して遊ぶゲームなので

TRPG関係の困ったちゃんの一部に「ひとり上手」がいると思うんですけども、TRPGって一人で上手にできるのが大事なのではなく、GMを含めたゲーム参加者が互いに協力してゲームを作っていく事が求められる趣味なので、一人で上手にできる事でも場合によっては人を頼った方が良い場合やむしろ一人でやらない方が良い場合があるのでその点を注意して「ひとり上手」に陥っていないかに気を配った方がいいですね。 極論すると一人でやりたいならネット機能のないコンシュマーゲームやってろという話なので、「人と遊ぶ」事の意味を考えたいですよね。

0763:【TRPGな話】答えのない問いと答えへの押し込みはやってはいけない

個人的にTRPGのマスタリングで駄目だな、と思うのは、1つは「答えのない問いをしてはいけない」というもので、GMとして誠実にこうだと思います、という答えを用意できない問いをシナリオに織り込んでは行けないと思うのです。答えが出ずに崩壊する恐れがあるからです。 逆にもう1つやってはいけないと思うのが「GMの脳内あてクイズ」というか、「GMの用意した答えへの押し込み」で、GMが用意した答えをプレイヤーが顔色をうかがいながらプレイするような事があってはいけないと思うのです。 要するにプレイとしてはGMは自分なりの答えを用意してシナリオを作りつつ、実プレイにおいては自分の答えにこだわらずにプレイヤ……

0759:【TRPGな話】TRPGが「お金のかからない趣味」なのは

TRPGってお金がかからない趣味だと言われますが、普通に遊んでいると結構な課金額になっていくので「なんで?」と思うかも知れませんが、これは基本システム有料・追加シナリオ無料のRPGを渡り歩いているのと一緒なのです。 追加シナリオが無料の範囲で遊んでいる分にはいいんですが他のゲームにも……という話になると基本システムが有料なのでお金が出ていく結果になるのです。 しかし一本のソフトをとことんまで遊ぼうと思えば色々遊ぶ余地がありますし、そういう意味ではお金がかからない趣味でもあるんですよね。 世の中のゲームには基本システム有料・追加シナリオ有料・オンライン有料みたいなゲームは山ほどあるので(……

0754:TRPGは何をやっても自由なので

TRPGは何をやっても自由なゲームなんですが、この「何をやっても自由」というのには前提があって、「ゲームマスターを含めたプレイヤーサイドでそれをする合意が取れている場合にのみ」何をやっても自由なのです。 基本的に握っていないのにトンチキな行動を取るのは合意外の行動で褒められたものではありませんし、握らずに自己陶酔するのはただの自慰なので注意したいですよね。 まあ握っていれば何をしてもいいんですが、握る事を意識しないと何やっても駄目ですよ。

0737:【TRPGな話】ストックを持っておきたいですよね

今日家族と外食したら話の流れでそのままカラオケに行く事になりまして、何歌いたいなんで考えていなかったのでその場で適当に思いつく曲を歌ってきたんですが、TRPGもいきなりセッションになる事がまれにあるのでキャラなりシナリオなりのストックを持っていると良いですよね。 せっかく遊ぶ機会があるのにストックがないから見送りというのはもったいないので、できれば1個、ネタかぶりを考えると2〜3個のストックを持っているといつでも遊べるので非常に良いと思います。

0728:仲間とやる・仲間になるのが面白いので

TRPGの魅力って仲間とプレイできる部分、プレイを通して仲間になれる部分が挙げられますよね。 TRPGでシナリオという同じ課題にチャレンジする中で友情ができますし、できた友情は深まって行くので仲間を作る・仲間と遊ぶにはぴったりの趣味だと思います。 一つの趣味に向かって歩いていける仲間は何よりも尊いものなので大事にしていきたいですよね。

0712:暗黙の了解は取られていないと見るのが妥当なので

TRPGでキャラやGMをいじる時って毎回コンセンサスを取っていじっているなら良いんですが、ある程度慣れてくると手遊びの感覚で相手をいじってしまう場合があり、これいじられている方にとっては不愉快な場合があるので気をつけた方が良いです。 大体の場合了解をとっていじっている事はないと思うんですが、「前回いじっても抗議されなかったし暗黙の了解があるだろう」と思っているといきなり噴出して大問題になる事があるので、相手を見つつたまに「ちょっといじり過ぎかな?」程度に確認を取りつつやっていくのが良いです。 もちろんいじらないで楽しくできるなら無理にいじる必要はないですしいじられて美味しいと思う人と不愉……

0710:TRPGではGMの決定が最優先なので

TRPGでは基本的にGMの決定が最優先、GMの宣言が採択されるシステムなのでGMの権限って強いんですけど、この権限を気軽に使うかどうかって非常に重要な部分なんですよね。 例えば10年使ってきたキャラにギャグのような設定を追加する事はGMの気まぐれでできる事なんですが、それをする事でプレイヤーがそのキャラを大事にしてきた10年間を否定することになってはいけませんし、そもそもの話としてシナリオの根幹に関わらない部分であればプレイヤーが個々で決める部分をGMが入っていって捌くのはマナー違反にもなるので注意が必要です。 GMの権限って重いので気軽に何か言うだけで何かが決まって行ってしまうので、そ……

0687:【TRPGな話】アンビバレンツぶっぱは無責任でもあるので

TRPGでは切ない話も好まれるのでアンビバレンツのあるシナリオを使う場合も多々あるんですが、アンビバレンツな状況だけ持ってきて解決策はなくプレイヤーに投げる、みたいな構成だと無責任というか、落とし所のないシナリオを提供するのはどうなんだろう、という部分があるので注意して欲しいな、と思います。 物語としては二律背反は超克されないといけないんですがノーヒント・GMにもプランなしで超克が起きるかと言えばそれを期待するのが虫の良い話でうまく行かないとプレイヤーの不満の原因にもなるので注意したいところですね。

0683:【TRPGな話】再現できないのが尊いので

TRPGのセッションって本当に一度きりで、同じシナリオを使おうが同じメンバーを揃えようが一度プレイしたセッションは再現できないので、公開されたシナリオであっても再現性のないプレイですし同じメンバーでも基本的には再現はできないので、一度一度のプレイが大事です。 逆に言えばふざけたプレイをしても「再現できないワンプレイ」になり、取り返しも効かないのであとでそれについて何か言われても後悔するしかなく、ワンプレイを大事にできなかった責任の範囲なので仕方がないと思います。 出目が腐っているだとか真面目にプレイして事故るなら仕方がないですが、それを含めて「一度きりのプレイ」なので後悔しないようにプレ……

0676:やろうと言い出す人は必要なので

TRPGでは色々なメンバーが必要なんですが、なかでも特に必要なのが「セッションしようよ!」と言い出す人です。 シナリオを作る人、会場をおさえる人、日程を調整する人、連絡を回す人、セッションを構成するにはいろいろな人が必要なんですが、それでも「セッションしようよ!」と言い出す人がいないと動きがスタートせずセッションは構成されないので、他に何をしなくても「セッションしようよ!」と言い出す人は非常に重要なのです。 まあ他人の都合を考えずに自分は何もせず能天気に「セッションしようよ!」と言っているだけだと問題にもなるんですが、余程の事がない限り基本的には言い出しっぺが必要なので、環境が硬いような……

0672:GM判断に異議がある時は

TRPGではゴールデンルールによりGMの判断が最優先されるのですが、プレイヤー参加していてGM判断に納得がいかない場合もあると思います。 そういう場合、GMが「別の考え方」に気づいていない可能性があるので、「こういう判断もありますがどうでしょうか?」程度の申し出は許されるんじゃないかと思います。しかしそれ以上の申し出は良くなく、こうすべきだという強いニーズがある場合は自分がGMをやって同じシチュエーションを出して自分なりの判断を下す、とすべきで、そのプレイでのGM判断にケチを付けるのは避けるべきだと言えます。 PCの言動以外のこと全ての決定権はGMにあるので、そこがブレてはいけませんので……

0671:【TRPGな話】プレイは一度きり、同じメンバーでも同じセッションはできないので

TRPGのセッションは常にワンオフと言うか、その1回のセッションが特別で「その瞬間にしか存在しない」物なので、1セッション1セッションを大事にしていきたいですよね。 たとえ同じメンバーを集めて同じシナリオをプレイしたとしても、その前にプレイしたセッションと同じものにはならないので、やり直しが効かない・再現性がないという意味ではセッションは常に特別なものなので、漫然とせずに意識してプレイしたいですね。

0656:プレイヤーがネタで言うのとマスターが真顔で言うのは違うので

TRPGでは基本的にプレイヤーもゲームマスターも同等の立場で遊ぶんですが、ネタ発言なんかは扱いが難しく、プレイヤーがネタで言うのとマスターが真顔で言うのだと言葉の重さが違うので注意が必要です。 決めつけ発言なんかもプレイヤーがネタで言っている分には笑って見逃せるのですがマスターが真顔でいうと「そういう世界なのか……」と受け止められる可能性があり、ネタで言ってるのか本気で言ってるのかわからない時なんかは不安な気持ちになるのでできるだけやめて欲しいです。

0630:ミドルフェイズの進行

TRPGで特にGMの時に意識すると良いTIPSなんですが、シナリオのスタート部分とクライマックス部分・エンディング部分は分岐がなく1個の進行でできるので迷わないで決められる人が多いと思うんですが、スタートからクライマックスまで向かうミドルフェイズについてはノウハウが蓄積しづらくどう進行してよいかわからない人が一定数いると思います。 ぶっちゃけてしまうとミドルフェイズの進行が苦手であればシーン制のシステムを使えば「ミドルフェーズは何をどうしてボスに辿り着くシーンです」と宣言して必要情報を与える手順だけ踏めば問題解決なので楽だと思うんですが、そこから更に一段回踏み込んでぶっちゃけると、シーン制……

0628:概念化と具象化のバランスが重要です

TRPGではストーリーボードを概念化して必要部分を具象化して遊ぶゲームなので何をどこまで概念化するか、何をどこまで具象化するかという部分が結構大事です。 何かを解決するためのフォーカスシステムなんかを見ると「これを使えばシナリオそのものをフォーカス可能だ」と思うところがあると思うんですが、概念化という意味ではシナリオ全てのフォーカス化は可能なんですがじゃあシステムにだけしたがってダイスだけ振ってれば楽しいのか、というとそうでもないですし、逆に具象化という意味では「そして1時間が経過した」という一言で省略可能なストーリー進行を実際に1時間何もせず放置させて楽しいかと言うとそういう訳ではないの……

0625:【TRPGな話】周回プレイはTRPGに向かないので

プレステ4Proを買ったので今ニーアオートマタをプレイしているんですが、このゲーム周回を前提に作られているので今2周目をプレイしているんですが、RPGだと周回プレイ前提のゲームってわりとあるんですが、TRPGシナリオで周回前提のものってあまりないと言うか、そもそもTRPGのシステムで「知っているシナリオでプレイする」事自体の是非が問われるくらいな状況なので、「周回プレイ前提のシナリオ」って難しいと言うか、危ない部分結構ありますよね。 TRPGは1プレイがそもそも長いので何回も周回できないという前提もありますし、知っている部分は飛ばしたいけども「違う場面」だけ見せられてもわかりづらいでしょう……

0612:下調べしておくのは大事なので

TRPGはストーリーの遊びでもあるので用いるストーリーがどんなものなのかをしっかり把握しておく必要があり、例えばなにかからネタを取るとしたらそのネタについては下調べをしておくべきなのです。 自分の持っている解釈が全てではないので、人によっては思った解釈と違う解釈がなされる場合もありますし、キーとなる部分を抑えておかないとネタが伝わらない可能性があるのですがキーの認識が違うと事故の元なので下調べしておくのは非常に重要だと言えます。 プレイヤーとして参加した時は出された情報をもとに一生懸命考えればいいだけの話なんですが、ゲームマスターになって伝える側になるととたんに揃えて置かなければならない……

0601:【TRPGな話】事前にキャラチェックしたほうが良い理由

TRPGは時間のかかる遊びなので一回の遊びを無駄にすると長い時間が無駄になるのでできるだけ用意周到に準備しておく方が良く、その中で事前のキャラチェックは結構大事な事なんですよね。 単発プレイをメインでする集会なんかでは事前に作っておく事ができないのでその場で作って使う、みたいな運用になるんですが、事前のキャラチェックができないと事前の準備時の縛りが多くなりますし、調整の手間が取れないので事故の原因になりやすくなってしまいます。 例えば事前のキャラチェックをしておけばパーティに推奨特技が揃っていない事に気づいて指摘・修正がしやすいですし、戦闘プランを考えるにしろ雑魚ちらしのスキルを持ってい……

0594:広げるシナリオと絞り込んでいくハンドリング

TRPGでは自由度というかプレイヤーの核心への関与の度合いが高い方が楽しみが深い傾向にあるんですが、シナリオを作る段階でプレイヤー関与の想定を大きくすればするほど決めて置かなければいけない範囲が増えて厳しい思いをする事になります。 しかし実際にプレイヤー関与の度合いが高いシナリオを作っても実プレイでは1つの道しか選ばれない訳で、これはセッションのハンドリングによって枝葉を落としていく作業になるのですが、シナリオで決めた内容をどこまでプレイヤーに伝えるのか、どこまでは落として話をまとめるのかという部分は実ハンドリング部分でしなければならず、シナリオ作成で広げた風呂敷をセッションハンドリングで……

0584:極論するとGMは褒めながら許可を出す人なので

TRPGにおいてゲームマスターは裁定者の立ち位置になるんですが、ルール裁定や進行を行う中で何をどこまで認めればいいんだろう、という部分にはまり込む事があり、そういう場合は「褒めながら許可を出す人」に徹するのが良いと思います。 判定の技能を決める時にも「何の技能を使いたいか、理由は何か」を聞いて褒めながら許可を出せばいいですし、行動宣言を聞く時も「何をしたいか、理由はなにか」を聞いて褒めながら進行をすればいいので、よほど変なことを言われたら深堀りして聞けばいいですし、そうでなければ普通に進行すればいいので、「裁定・進行」という点では気張りすぎる必要はありません。 もちろん明確なビジョンがあ……

0580:オリジナリティとはリミックスをした人のらしさを指すので

TRPGってストーリーの遊びなのでゲームマスターをする際にはシナリオのコアとなるストーリーをある程度決めないといけないんですが、そこでオリジナリティを出そうとすると苦しい結果になりやすいです。 そもそもストーリーっていうのはこの何百年で語り尽くされてきた感があり、それらを押しのけて「オリジナリティがある」ストーリーを1個2個じゃなくシナリオ単位で作ろうとするとかなり無理があり、相当厳しい結果になってしまいます。 しかし、目線を替えてストーリーのオリジナリティとは「既存のストーリーのパーツ」を「どう集めてどう組み合わせたのか」という部分を指すと考えるとかなりオリジナリティを出せる範囲が広く……

0578:GMの制御を離れるのは良くない

TRPGは想像の遊びなので想像の赴く限り何でもできるので、時折ゲームマスターの制御を離れた所で遊び始めて大問題になる事があるんですが、そうならないように注意したいですね。 ゲームマスターとしてはプレイヤーにできるだけの自由度を保証してあげたいので出てくるアイディアは全部受け止めて使いたいんですが、それを繰り返しているうちにマスターの制御できる範囲を超えてくる事があるので、制御を超えそうだったら「このあたりでやめておきましょう」とキッパリ言って切ってしまったほうが良いと思います。 ゲームマスターはコンソール機のCPUに相当する部分なので、ゲームマスターが制御できないものはゲームとして提供さ……

0577:【TRPGな話】初心者向きというのは難しい

私の長男はTRPG経験3〜4回あるんですが、今クトゥルフ神話TRPGに興味があるようで「パパKPでやってくれないか」とオーダーが来ているので、私はKP経験はないんですがクトゥルフ神話TRPG自体は何回か経験がありますしケイオシアムベーシックは得意分野なのでちょっとKPの勉強をしてパパKPで遊ぶ機会を儲けようかな、と思っているんですが、初心者向きのシナリオっていうのはなかなか難しいですよね。 KP初心者用だと箱庭系のシナリオに詰め込めば苦労はしないんですが、プレイヤーが初心者向け、だと色々できて自分でやった感覚があり達成感があってかつクトゥルフらしい、というのはなかなか難しい気がします。 ……

0575:【TRPGな話】TRPGの良さは「セッション」にあるので

TRPGって色々楽しい部分があるんですが、個人的にいちばん重要なのは「セッション」である事だと思っていて、ワンオフ、一回限りのゲームである部分が非常に重要だと思うんですよね。 作ったシナリオを使えば同じシナリオを何回でもあそべますし、市販のシナリオなんかは日本中で何百回も遊ばれているとは思うんですが、その1セッションは特別な1セッションで、他のセッションでは代替が効かないというのは非常に重要なポイントだと思います。 そして「セッション」が重要なのであればその1回の進行、1回のプレイの快適度が重要なのは言うまでもなく、究極まで絞り込んでその1本のセッションを「楽しい」「楽しかった」で終われ……

0574:要素は絞り込みすぎても良くないので

TRPGでシナリオを作る時、シンプルを心がけると非常に良いので、「使う要素は厳選して、絞り込んで」という傾向で語られる事が非常に多いです。 しかし、シナリオを「作る」ために使う要素を絞り込むのは良い事なんですが、シナリオで「出す情報」なり「出せるタイミング」なりを絞り込んでしまうと、情報の過不足で苦しむ、情報を出しそこねて詰むというパターンにはまり込む事があるので、シナリオ構成要素でプレイヤーに伝えなければならないものは「個数を絞り込んで」「渡す手段は複数用意する」事を意識すると良いです。 見て欲しい要素はシンプルに絞り込みつつ、渡す情報は厚めに、とする事で同じ要素を多角的に見て貰えます……

0571:【TRPGな話】避けられない戦いの方がカタルシスを得やすいので

TRPGでは締めの要素に戦闘を持ってくる傾向が非常に強いんですが、この最終戦闘が避けられる物であれば避けた方が良かったのではないか、という判断が働く事があるので、締めの戦闘は避けられない戦いの方が腹をくくって思いっきり戦えたりするので、締め要素に持ってくる戦闘には必然性があると良いよね、と思います。 まあ普通に戦闘だけを楽しむスタンスなら戦いの必然性はそれほど気にならない人もいますが(逆に避けられる戦いで消耗したくない人もいます)、物語を扱うメディアである以上避けられる戦いは避けた方が良く、逆に言えば避けられる戦いで戦ってしまった結末だと「もっと他に方法はなかったのか……?」という後味の悪……

0569:【TRPGな話】小さく始めて大きく広げるのがわかりやすいので

TRPGに限らないんですが、新しいシステムに挑戦する時っていきなり全ての要素を組み込んだシナリオから始めるのではなく、コアルールから順を追って一つ一つ要素を追加していって最終的に全てを使う大作品に育てるのが良いな、と思っています。 コアルール自体はコアな部分なので覚えて慣れなければいけない部分なんですが、それ以外の部分を最初から全部投入すると対応が間に合わないと言うか、どこがどうなっているのかわからなくなる可能性があるので、徐々に順を追って理解しながら手を広げていくスタンスで行くのが一番わかり易いと思うんですよね。 もちろんみんなが知っているシステムなら最初から色々入れ込んでしまっていい……

0559:【TRPGな話】映画みたいにしなくていいので

TRPGはストーリーを扱うメディアでもあるので手法としては映画に学ぶ部分も少なくなく、映画やドキュメンタリーは良い学習素材になるんですが、これを突き止めていくとハードルが上がりすぎる恐れがあるのです。 例えばBGM1つとっても映画では最高のタイミングでカット・インしてきますが、TRPGではストーリーの理解度がプレイヤーによって違ったりボイセじゃなくてテキセだと読んでいるタイミングが掴めなかったりで上手くカットインする事は難しいのです。 逆にテキセでBGMを使われると人の声が聞き取りづらかったりして問題になったりもするので、なんでも映画・ドキュメンタリーに学んで真似すればよいという訳ではな……

0541:【TRPGな話】一本道シナリオって

TRPGでは一本道シナリオは忌避される嫌いがあるんですが、これは一本道シナリオの意味する所で良し悪しが別れていて、結果的にシナリオの筋が一本にまとまるのは当たり前なんですが(じゃないとシナリオが終わらない)、そういう意味ではなくプレイヤーが何をやっても結果は一緒でマスターが語りたい物語だけを見せられるという話だと大問題になるんですが、どちらの意味で一本道シナリオと言っているのか見極めたい所ですよね。 悪い意味の一本道シナリオとはマスタリングが硬直していてプレイヤーにプレイ関与ができないと思わせる事への非難なんですが、最近はマルチシナリオじゃないと一本道と言われる部分があり難しいです。 マ……

0520:PvPでもリスペクトは必要なので

昔はTRPGでPvPというと禁忌というか基本的に良い顔はされなかったんですが、今はシステム的にPvPがやりやすい、システム的にPvPを念頭に置いているシステムが有り、PvPは一つの文化と認められる部分だと思います。 しかし個人的な見解で言うとPvPはガチ戦闘ではなくプロレスだと思っていて、完殺完封するのではなく相手の良い所を引き出しつつ勝ちは貰う、というムーブが求められると思っており、「良い試合」ができないと2人関わって幸せなのは1人という不幸な足し算になってしまうので、2人関わるならGM入れて3人が楽しめる幸せな足し算が出来る遊び方をするべきだと思うのです。 そういう意味で相手にリスペ……

0511:【TRPGな話】TRPGプレイ中に他のゲームをプレイするのはオススメできません。

オンセ、オフセに限らず、TRPGってタスクとしては重い類なのでTRPGを遊ぶ時には他のゲームを同時進行させるのはオススメできません。 たまに見かけるのですが自分の出番以外の時にスマホでゲームをやっている人なんかがいて、自分の出番以外だから良いと思っているんでしょうがそれを言い出すとコンソールゲームで1人で遊んでろという話になるので人に出番にも興味を持とうよ、と思うのです。 自分の出番以外興味がないというのは映画で主人公以外しか出ないシーンを見ない、に等しいものがあるので楽しみ方としてはスタンダードとは言えず、態度としても褒められたものではないのでやめて欲しいですね。 休憩時間に気分転換……

0498:TRPGの時短を考えるにあたって

TRPGの1プレイが3時間とか4時間だと長いという話があり、それ自体が妥当かどうかはおいておいて、じゃあセッションの時短をするにあたって考えなければならないものって何かな、と考えると非常に深いわけです。 カレーライスの時短を考えるにあたってライスをたくのが面倒くさい・ライスを抜こうという話になるとそれはカレーだけどもカレーライスじゃないという話になるのと一緒で、TRPGセッションから何かを抜いて成立させようと思った時、その抜こうとしている要素がTRPGの成立最低限要素じゃないとは限らず、要するに抜くにあたって「それはTRPGの成立最低限要素じゃないの?」という部分を考えないといけないので、……

0496:フルアドリブは筋が良くない

TRPGでシナリオを作成する時にかっちり文章で書くタイプとざっくりチャート風にまとめるタイプが居ると思うんですが、これ極論するとマスターの頭の中にシナリオ展開がハイパーテキストで保存されているのであれば書き出す必要すらなく、いかにプレイ中に参照して「こういうつもりのシナリオだった」と思い出すかによると思うんですよね。 しかしいわゆるシナリオを1行も書かない系のフルアドリブというやつは筋が悪いと思っていまして、突然ド忘れした時にシナリオ展開を思い出すきっかけがないんですよね。まあ慣れていれば手練手管でその瞬間を乗り切って思い出すまで繋ぐ事もできるんですがあまり褒められた類の事ではないですし、……

0491:【TRPGな話】らしさだけがシステム選択の理由ではないので

TRPGってシステムが細分化されているので「こういうゲームがしたい」というニーズがあればそれに向いたシステムを選んで行く事が可能で、そしてそれが最適解に近い答えにはなるのですが、システムの「らしさ」だけがシステム選択の理由ではないので、「こういうシステムで」どういうセッションがしたい、という選択も有りなのです。 もちろんジャンル違いのシステムを無理やり使って遊ぶのが正解かというと必ずしもそれが正解かといえばそうではないんですが、近接ジャンルのシナリオをそのシステムで遊びたい程度のニーズであればシステムを変えるよりシナリオをコンバートする手間のほうが少ないのでその方が合理的という場合もありま……

0474:友好的な場を作っていくのが大事です。

TRPGは悪意に弱い遊びだと言われるんですが、基本的に遊びって全て悪意に弱いんですよね。その「悪意に弱い遊び」というのが言いたいのはそういう事ではなく、TRPGって「友好的な場で遊ぶ」前提である、という事なんですよね。 プレイヤー間でライクを投げ合う、ゲームマスターの言う事をよく聞いてちゃんと考えて遊ぶ、基本的に不機嫌にならない、物事は良い方向に捉えていく、という部分が重要で、それをしない、それができない環境にTRPGは弱いんですよ。 なので、TRPGを遊ぶには友好的な場を作っていく意識が必要で、ひいてはまず自分が他人に対して友好的に接して行く事が重要なんですよね。それができない人が加わ……

0473:【TRPGな話】気分転換に別ジャンルも楽しいですよ。

毎日TRPGについて考えたりキャラを作ったちシナリオを作ったりするのも凄くいいんですけど、毎日だとちょっとマンネリ化してしまうので、たまに音ゲーとかシミュレーションゲームとかすると面白いですよね。 あと同じTRPGでもファンタジーばかりではなくホラーに手を出したり現代物をプレイしたりする事でいつもと違う刺激を受ける事ができるので非常に良い気分転換になります。 気分が変わる事で視点も変わり見えてくるものが変わる事で長く遊べるようになるので、気分転換に別ジャンルを楽しむのはとても良い事だと思います。

0470:人の数だけ理想はあるので

TRPGのセッションでGMを含めて、「自分が思う結末にならなかった」シナリオってあると思うんですが、自分の思う結末にならなくても楽しめたのであればセッションは成功で、それ以上を求めるのも良くないんですよね。 人は人の数だけ理想があるので人の理想と自分の理想が違うのはよくある話ですし、そもそも理想を達成するゲームではないので理想通りになればラッキーだったね、という話で、毎回それを求めるのは酷なんですよね。 そもそもがダイスなりカードなりのランダマイザを使っている以上理想の展開は訪れないと思うべきで、そこを求めていくのは無理があると思います。 しかし理想じゃなくても良いエンディングが迎えら……

0465:【TRPGな話】取り戻せない判断ミスは辛い

個人的に艦これのイベントを攻略しており、今日全面クリアしたんですが一人取りそこねた艦娘がいるので今から掘りに行くんですが、手痛い判断ミスをしていまして、掘りに行く海域を難しい方で固定してしまったのです。 ゲーム的に言うと酷い判断ミスで取り戻せない範疇なんですが、まあなんとか「それでも良かったね」という結論になるようにがんばります。 まあ個人的な話はどうでもいいんですが、この「取り戻せない判断ミス」ってTRPGでも結構あって、してしまったものは仕方がないので頑張るしかないんですが、これが「即時の判断ミスがいくつかのシナリオに渡って悪影響を与える」類だとキツいなと思っていて、セッションの判断……

0462:ゲームに対するスタンスを確認する

TRPGって「ゲーム」でくくるとチャンクが大きすぎて処理できないんですけども、そもそも「ゲーム」を楽しむ場合どのスタンスで遊んでいるかも重要なんですよね。 リスクを取ってリターンを得る「賭け事」としてのゲームの側面を楽しんでいる人と、確実な結果を求めてパズルを解く「作業」としてのゲームの側面を楽しんでいる人では楽しんでいる事も違いますしやりたい事も違うので、そもそも「ゲーム」に何を求めるプレイヤーなのか、ゲームで何を提供したいゲームマスターなのかという部分は確認しておくと良いです。 そもそもゲームに対するスタンスの違いで不和の原因にもなりかねないので、結構重要な問題だと思います。

0458:失ってから気付く事もあるので敏感でいたいですね。

TRPGに限らない話なんですが、「今ある環境」というのは一種の奇跡であって、今までの経緯がないと今の環境はありえないのです。 今ある環境は当たり前のものとして受け入れてしまうのでありがたさがわからない傾向にあるんですが、失ってからその尊さに気付く事もあるので、今ある事に対する感謝・リスペクトについては敏感でいたいですよね。 セッションの声掛けをしてくれる人、セッション場所を確保してくれる人、スケジュール調整してくれる人、GMしてくれる人、プレイで絡んでくれる人、全て与えられた環境であり「あって当然」ではないので、今一度いま手元にある環境について感謝すると共に、今ある環境を守っていくことを……

0444:シナリオを知っていてのプレイヤー参加

若干難しい話にはなるんですが、「シナリオ内容を知っていてのセッションへのプレイヤー参加」って一定の問題を孕んでいるなと思っており、基本的にシナリオの内容を知っているのであればプレイヤー参加はしない方がいいな、と思っています。 状況にもよるんですが、シナリオを知っていると言うだけでシナリオ進行でのアドバンテージを得ている事とイコールなので他のプレイヤーと平等な立ち位置になるとは言えないと思っていまして、それでも参加する理由があるのであれば(マスターからの要請だったりプレイヤー人数の調整の結果だったり)あまり目立たないように遊ぶべきなのかな、と思うんですが、まあ原則としてはアドを得ているので参……

0430:GMが嘘をつくと良くないのです。

TRPGではGMはプレイヤーを楽しませるためには大抵のことが許される立ち位置にいるんですが、一つ注意事項として、キャラクターではなくGMが嘘を付くのはおすすめしないです。 GMの演じるキャラクターが嘘を付くのは良いのですが、GMの「地の文」で嘘をつくとプレイヤーに猜疑心を抱かせてしまい、結果としてプレイが萎縮して楽しくなくなってしまうので、「良い悪い」の問題ではなくGMのTIPSとして「嘘をつかない」のは重要です。 まあGMの「演じる」キャラクターが嘘つきばっかりでもプレイヤーは萎縮するので嘘つきは1人か2人にしておいて嘘つきなのが明白にしておくくらいの配慮がないと「嘘」を扱うのは難しい……

0427:【TRPGな話】補充の効かないリソースは使いづらい

TRPGってリソース管理のゲームでもあるのでHP/MP/ヒーローポイント/奥義みたいなリソースはできるだけ管理しようと動くんですが、同じリソースでも相互運用ができない・補充できないリソースって使いづらいんですよね。 HPなんかは低コストでMPから変換可能でMPは日付管理で回復するのでMPよりもHPの方が使いやすいですし、ヒーローポイントからHP/MPに変換できるシステムだとHP/MPは使いやすいですよね。 逆に1シナリオ何回まで、みたいな縛りのはいるリソースは使いづらいと言うか決め所を見失いがちで常に「今使っていいのか」を考えながら動く感じになるので使いづらい面は否めないと思います。 ……

0425:【TRPGな話】手段に依存すると失敗するので

TRPGに限らないんですが、何かをする時に手段に依存すると失敗の元になるというか、「この方法を使って何々をします」という所に固執すると大きなミスの原因になるので要注意ですよね。 連絡を取る事が目的なのにLINEにこだわって連絡が雑になるだとか、戦闘での問題解決にこだわりすぎて和平の道を閉ざすだとか、例を上げれば限りがないんですが、基本的に目的を達成するために使うのが手段なので、手段にこだわり始めると目的がぶれてくるので大変良くありません。 このあたりプレイヤー視点でもゲームマスター視点でも陥りがちな視野狭窄というのは確実にあるので、うかつに踏み込まないように気をつけたいですよね。

0416:セッションは一期一会なので

どんなセッションもそうなんですけども、キャンペーンの中のセッションでもワンオフのセッションでも、セッションというのはそれ自体が一期一会なので、1プレイ1プレイを大事にしていく必要があります。 同じメンツで同じシナリオを遊んでも、遊んだその瞬間によってダイス目が変わったり思いつきが変わったりして毎回別のセッションになる運命なので、今プレイしているセッションは一生に一度しかないやり直せない大事なセッションであると言う事は意識しておく必要があると思います。 もちろん1回のセッションでできるだけ全力投球して周囲にも気を配りながら大事に遊んでいく事ができれば次のセッションにも繋がりますし、今頑張ら……

0415:【TRPGな話】空気を読むのを義務化するのは好きじゃないので

ホラー系ゲームで事件が起きた時に警察を呼ぶ行動を「セッションに参加する気があるのか」と責める人を見たんですが、普通に考えて現代の世界観なら事件が起きたら警察を呼ぶのは当然の行動で、逆に警察を呼ばれると困る展開のシナリオを用意して「警察を呼ばないでね」という情報を渡しておかない方が悪いと思うのです。 警察を呼んだ、来るまでの間に死人がゾロゾロ出る、シナリオクリアして脱出したところに警察が助けに来るというのが様式美というもので呼んでから来るまでの間をシナリオにするべきだと思うんですよね。 こういう時プレイヤーが空気を読んで警察を呼ばないのも手なんですけど、それって各プレイヤーに警察を呼ばない……

0412:TRPGは集団遊戯なので

TRPGは基本的に集団遊戯なので集団全員が楽しめるという部分にフォーカスすべきで、個々人が自分のメリットを取りに行っては行けない場面って結構あるんですよね。 PvP形式のシナリオですらそうなんですが、「全員で集まって全員で楽しんで帰る」事が目的の遊びなのでそれが可能だからといって完封完殺するのが正義かと言うとそういうわけではなく、何のために全員で予定を合わせて集まったのか、という部分を考えるべきだと思います。 まあこういう事を書くと「僕は完殺されても楽しいけどね」みたいな頓珍漢な絡み方をしてくる人がいるんですが、自分のセンスが独特というか異常なのに気づけない人はTRPGに向いていないので……

0406:シナリオへのアクセス感

TRPGで私がGMをする時に気をつけている事が2つありまして、1つは「シナリオへのアクセス感」、もう1つは「システム的などん詰まりの回避」です。 後者から説明すると、「この判定に失敗したらシナリオが進まなくなる」ような判定を用意しないというか、判定の結果が失敗であっても最低限の情報が手に入り判定が成功ならボーナス付きで情報が手に入る形式でシナリオを構築しているのです。 こうする事でシステム的にシナリオがどん詰まりにならなくなるのですが、反面それが気づかれると「判定に成功しても失敗してもシナリオは進行するんでしょ」という気持ちにさせてしまう可能性があるので、そこで前者に気をつけています。 ……

0405:【TRPGな話】はじめての人は初心者で当たり前なので

今新しいパソコンが届くにあたって色々やりたい事があって準備しているんですが、完全に畑違いの事にチャレンジしようと思っていて「人様にお見せできるものではないな」と思っているんですが、真面目に考えればどんな人だってはじめてやるなら初心者で当たり前なので、「初心者なんですけど【頑張りました】」を全面に出せれば良いと思うんですよね。それで駄目を出してくる人は経験を積んだ作品を出してもなんだかんだ駄目出ししてくる人だと思うのでスコープから外すべきだと思うんです。 同じようにゲームマスターを始める人もそうですし、そもそもTRPGを始めようとする人もそうなんですけど、初心者であれば初心者っぽい行動をする……

0399:【TRPGな話】個人的にはオンセにBGMはいらない派です。

オンセ界隈は非常に進んでいるというか、カットイン一枚絵に加えてBGM機能も搭載されていて盛り上がるシーンで格好いいBGMが走ったりして非常に格好いいんですが、私個人的な話をするとオンセにBGMはいらない方なんですよね。 というかあんまり耳が良くないのでBGMが走っていると人の声が聞き取れなかったりしますし、そもそもGMさんとセンスが違うとBGMに違和感を感じたりする結果になるので、どっちかというとそこはプレーンで音楽なしにして貰った方が遊びやすいと感じる事が個人的には多いです。 まあ個人的な意見なのでアレですけども、そういう意見もあるよ、的に受け止めていただければと思います。

0392:新しい作品にも手を出すと良いですよ。

TRPGってどんどんシナリオを作って回していけるゲームなので一回気に入った作品ができたら延々と遊ぶ事ができ、どこまでも初期費用を回収していける趣味なんですが、今出ている作品だけでなく今後出てくる作品で今まで以上に気に入る作品が出る可能性があるので、意識して新しい作品に手を出すようにすると良いですよ。 基本的にシステムは新しくなればなるほどシステムのチャンクアップ・ブレイクダウンがなされるのでプレイしやすくなっていく傾向にあり、プレイしやすくシステムがまとまると運用で色々遊べるので自由度が高まっている可能性が高いんですよね。そうなるとイコールで楽しい、につながる可能性が非常に大きいので新しい……

0390:シナリオが停滞しないハンドリング

TRPGでGMをする時にシナリオの作り方の問題で「この判定に失敗するとシナリオが行き詰まる」ような判定があるといつか大きな失敗の原因となるので注意が必要です。 判定に失敗すると行き詰まるシナリオだと運不運でセッションの行方が左右されてしまうので基本的にはおすすめできない方法です。 こういう場合のおすすめの方法としては「判定に失敗しても最低限の情報は得られる」「判定に成功するとボーナス相当の結果が出る」という形にまとめておく事で、判定に失敗してもセッションは行き詰まりませんし成功した場合ボーナスが得られるのでプレイヤーにも不服はなく、シナリオが停滞しないハンドリングとしてはそちらの方がプレ……