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TRPGにおいてはゴールデンルールも見られるようにゲームマスターには一種の強権が与えられており、どうしてもゲームマスターがこうしたい、という事はそうする事ができます。
しかし考えて欲しいのはゲームマスターはプレイヤーと同じくセッションに奉仕する存在で、そのセッションが楽しく円滑に終わるためにその強権を使わなければならない、という点です。
ゲームマスターがストーリーをどうしてもそっちに流したい場合それをできる権力・権能がゲームマスターにはありますが、それが独りよがりのものであればプレイヤーに愛想をつかされて「次のゲームがない」結果になるのです。
まあTRPGはインターネットと強固に結びついてプレイヤーを永久に召喚できる装置になっているのでプレイヤーを入れ替えながら好き放題する方法もなくはないんですが、その道は焦土の道で、燃えるものがなくなった先には燃えるものは唯ひとつ、あなたの身なのです。
プレイヤーに譲りすぎてセッションが迷走しすぎるのも問題ですが強権を発動しすぎるのも問題なので、一線を引いて毅然と対応すべきところは毅然と対応し、柔軟に対応すべき時は柔軟に対応するべきですので、ちょっと意識してゲームをしてみましょう。