209:TRPGはGMの脳内当てクイズの一面は確実にあるのですが

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 よくTRPGについて、「セッションはゲームマスターの脳内当てクイズじゃない」という話が出る事があるんですが、これはそうでもありそうでなくもあり、脳内当てクイズな一面もあるけれども脳内当てクイズに終始してはいけない、というバランスのものなので、そういう意見についてはイエスでもノーでもないスタンスで立たないと行けないのかな、と思います。

 どういう意味かと言うと、シナリオの導入から終盤までゲームマスターにはゲームマスターの思惑があり、それにある程度従ってプレイヤーもプレイしている部分は否めないと思うのです。逆に思惑の逆張りを延々行うのは嫌がらせですしプレイの仕方としては正しくないので、ある程度に関してはゲームマスターの思惑に乗って、ある意味「脳内当て」をしながらプレイしていく感じになるのは否めないと思います。

 しかし逆にプレイ全般がゲームマスターの脳内当てクイズでゲームマスターの想定した正解以外全てアウト、というセッションになるとそれはゲームマスターの独り善がりですしセッション合意にも反しているので良くないプレイになりますし、全部が脳内当てであって良い、というわけではないと思うのです。

 ここであげたのですが、「セッション合意」というのがあって、セッションは必ず「良いセッション、楽しいセッション」を目的に行うという暗黙の合意があります。この合意に従わないものは独り善がりです。

 逆に言えばセッション合意に従って良いセッション、楽しいセッションのために行われる行動は合意に従っているのでアウトではなく、そのレベルに収まるのであれば多少の忖度は求めても求められても良いという事になると思います。

 重要なのはセーフかアウトかを判別するのではなく、「良いセッション」「楽しいセッション」のために自分が何をできるか、という部分なので、「脳内当て」というわかりやすいミームに釣られるのではなく考えながらバランスを取って行きたいものですね。

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如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。