210:ニーズがあるのであれば合わないシステムを選んだっていいんです

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 基本的に炎上覚悟で書くんですが、今TRPGというとクトゥルフ神話TRPGが旬というか、ずっとクトゥルフ神話TRPGのターンという状態なんですが、「このシナリオをするのにクトゥルフ神話TRPGでいいの?」というシナリオを組んでくる人がいますよね。

 これ、基本的には何かシナリオを作るにおいてシステムのレパートリーがあるのであれば「そのシナリオに向いているシステムを選んだ方がいい」ですよ、というお話なんですが、逆に言えばシステムのレパートリーがクトゥルフ神話TRPGしかなければそれでシナリオを組むしかないので思いついたネタが何であれクトゥルフ神話TRPGでやるしかないのです。

 もちろん「他に向いているシステムがある」のを知ってレパートリーを増やそうとするのも正解の一つなんですが、日本食のプロが無理にフランス料理を作らなくても日本食で勝負すればいいよ、という話でもあるので、ニーズがあるのであればいわゆる「合わない」システムを使ってもいいのです。

 まあ和食のプロが思いつきでケチャップを使い始めて出汁を利かせた料理以上のものができるとは考えづらいんですが、それでもチャレンジしたいのであればすればいいのです・

 ただ、TRPGはジャンルの幅が広いので、探してみるとあなたのそのシナリオ着想を完璧に料理できるシステムが存在するはずです。それを探してみるのは非常に面白い事なので、機会があればぜひチャレンジしてみて下さい。

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如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。