211:アドリブ能力は今や必須ではないので

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 ちょっと過激な書き方になっているんですが、当代のTRPGにおいてゲームマスターにアドリブ能力が必須であるかと言うと、今や答えはノーなんですよね。

 GMが用意していなかった展開に差し掛かろうとした時、とっさの判断でアドリブをしてつなぐ方法は大いに良い方法ではあるんですが、それができなければGMをすべきではないという能力ではなくなっています。

 とっさの判断でアドリブができない状況であればそれをプレイヤーに打ち明けて違う展開を提案してもらう、という「ぶっちゃけ」が今は許される時代になっており、それは甘えでもなんでもなく「できないかもしれない事に対して無理をしない」という「普通の事」として受け入れられる事なのです。

 もちろん想定が十分であればアドリブはいらないですし、十分想定した上で違う展開に行った時にアドリブで切り抜けられれば格好いいんですが、それが「必須」ではもはやない事は肝に銘じておくと良いと思います。

 これはゲームマスターに対してだけ言える事ではなく自分がプレイヤーの場合にも心しておくべきで、いつ「ごめん、違う展開にして」と言われても笑顔で受け入れられなければならないのです。

 できるに越した事はないけれども必須ではない、そういうテクニックでTRPGは組み上がっているので、アドリブでも同じ事が言えるよ、というお話でした。

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如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。