079:演技を楽しもう!

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 さて、TRPGにおいては賛否両論の極致とも言えるキャラクタープレイですが、実際のプレイ風景を覗いてみると、明らかに現在のTRPGの一つの要素である事は否めないと思います。

 一つの要素である以上、それを楽しみたいものですが、それを嫌がる人が存在するのもまた事実です。

 そこで、今回は、キャラクタープレイを楽しみつつ、それが嫌いな人には不快感を感じさせない。そんなキャラクタープレイについて考えてみましょう!

 さて、一番最初に、何故「キャラクタープレイ」を嫌がる人がいるのか、という点についてです。

 そのような人々がキャラクタープレイを嫌がる主な理由として、「プレイが進まない」「役割演技を果たしてくれない」という2点が殆どなのではないでしょうか?

 そうだとすると、逆に言えば、「プレイ進行を助けられて、役割演技も果たせるキャラクタープレイ」であれば問題はない、という事になりますよね?

 それでは、どうすればそんなキャラクタープレイができるかを考えてみましょう。

 簡単に結論を出してしまうと、そうする為には、「今、何が求められているのか」という事と、「何故、キャラクターは求められている事をするのか?」という事を考え、決めていく事だと思います。

 こういう書き方をすると、非常にずるい考え方に思えるかも知れません。

 しかし、どんな人間であれ、何かの役割・しなければならない事を与えられた場合、基本的には求められた事を果たす事を考えるはずですし、それがどうしても嫌な場合でもそれをする為の理由付けを考える事もまれではないはずなのです。

 幻想世界に存在するキャラクターとはいえ、社会や仲間にしがらみがあるはずですから。

 そういう意味では、このように考えてプレイする方が、よりリアルな人格演技であるとも言えるんですね。

 そして、このように考えながらキャラクタープレイを行うのであれば、キャラクタープレイのためにプレイが進まなくなる事はありませんし、必要とされる役割を分担する事も簡単なはずなのです。

 そうする事によって、他のプレイヤーの時間を無駄に使ってしまう事もありませんし、キャラクターの言葉に対するレスポンスも良くなりますから、最終的には「プレイに使える時間」も「キャラクタープレイに使える時間」も長くなりますので、とてもお得な方法であるとも言えますね。

 さて、今回は「問題にならない為の方法論」という、若干消極的な話でしたが、どうでしたでしょうか。

 しかし、「問題を起こさない/起こさせない」という事は、すなわち他人に対する配慮でもありますから、これは大変立派な態度であるとも言えるんですね。

 折角の楽しいTRPGなのですから、お互いに立派な態度で、堂々と遊びたいものですね……?

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。