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080:ルールはどこまで無視して良いの?

TRPGコラム》 2009/12/17 14:11

 さて、TRPGの一つのお約束として、

「皆が楽しむ為であれば、ある程度のルール変更/ルール無視は許される」

 という不文律があります。

 しかし、実際の所、「皆が楽しむ為のルール変更/ルール無視」というのは何処までが許される範囲なのでしょうか?

 今回は、そんな点について考えてみましょう!

 さて、TRPGをしていると、「ルールブックに載っていない」、あるいは「記憶していない」ルールを適用せざるを得なくなる事が多々ありますよね?

 結局、ルールで規定されていない行動をプレイヤーが申告し、ゲームマスターがそれを正当性のある行動であると判断すると、「その行動はできないよ」と言う事はできない為、ゲームマスターが即興(あるいはでっち上げ)のルール適用をしなければならなくなる事が多々ある為です。

 このレベルに関しては、「ルールブックを参照する事でプレイのテンポが悪くなる」、あるいは「そもそもルールブックに載っていない」という理由があるのですから、即興のルールを使ったり、あるいはルールを無視して判定を進めてしまっても構わないでしょう。

 もちろん、本当はルールブックに載っているのだとしたら、次回までに調べておいて、次回からは正式なルールを使えるように準備する、という事も大事な事ですよ。

 しかし、そうでない状況での「ルール無視/ルール変更」というのは、実は色々な問題があるのです。

 本来、ルールに規定されている事というのは「マスター/プレイヤーの共通認識」の為に開示されています。

 要するに、「こんなルールなんですよ」と明らかにする事で、マスター/プレイヤーの両者が安心してプレイできるようになっている、という事でもあるのです。

 ですが、これを場合やノリといったもので区別し、「ノリが良い時だけ別ルール」や、「その場の雰囲気でルール変更」と言った方法を使ってしまうと、ルールの適用に偏りが出てしまいます。

 そして、ルールの適用に偏りが出てしまうと、マスター/プレイヤー共に強い印象を抱いてしまいますし、最終的にはマスターの思惑に関わらず、「最も良いルール適用をされる(優遇される)プレイヤー」(に見られてしまう人)というのが出てきてしまうでしょう。

 マスターにもプレイヤーにもそんな気はなくても、最終的には誰かが「アイツはマスターのお気に入りだからなぁ」などと言い出してしまう日が絶対に来てしまいます。

 こうなってしまうと、本来「皆が楽しむ為のルール変更/ルール無視」だったはずの物が、それが原因で「楽しめなくなってしまう人」を生み出してしまうんですね。

 これは、長い目で見るとかなりの問題になってしまいます。

 実は、「皆が楽しむ」為に最も必要な事とは、公平なルール適用を行うというマスタリングの大前提なんですね。

 ですから、本当に皆が楽しむ事を考えるのであれば、みだりにルールを変更したり無視したりする事というのは長期的に見れば害になるものなんですね。

 そんな訳で、出来るだけルールの変更/無視はしない方がよいのではないかと思います。

 もちろん、マスターもプレイヤーも納得の上でのルールの変更/無視というのは問題ではありませんし、ポイントさえ押さえればとても有効である事は否めません。

 しかし、それは場合場合を見て、しっかりと判断する必要がありそうですよ……?


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