29.チャットでTRPG
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Baaaaaaaaaad Night! 最後の救世主にして世界を破滅に導くDJ-Devilだだだ! |
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アシスタントのAngelです☆ | |
またもや随分な久しぶりだよな。 | |
そうですね☆ | |
また作者が不幸にでもなったか? | |
…まあ、ある意味そうですね☆ | |
って、ナニがあったのよ? | |
話によると、ゴールデンウィークに9日間に渡るTRPG合宿にフル参加する羽目に陥ったらしいですよ☆ | |
って、バカか、あの男は。 | |
しかも、リアルタイム更新するつもりでノートパソコンまで持っていって、使わずに持って帰ってきたみたいですね☆ | |
って、マジもんのアホか、アイツは。 | |
さぁ? | |
じゃ、相も変わらずテンション低めに行こうか? | |
え〜と… 今日はテンション上げてもいいと思いますよ☆ |
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ん…どうかしたのか? | |
この2週間の間に、何通かのお便りが来ましたから☆ | |
えっ、ウソ! マジ!? |
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来てますよ〜☆ | |
っしゃァ! 気合い入れて行くかぁ! |
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ですね☆ 今回のお便りはNet上の人形(ひとがたち)さんからのお便りです☆ え〜と…
だそうですよ☆ |
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よぉし、今日は思い切りまじめに行くぞ! | |
え〜!? | |
「え〜!?」って何だよ、オイ! まじめに行っちゃダメなんか!? |
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だって、ツッコミ甲斐がないじゃないですか☆ | |
だから、アシスタントの仕事はツッコミじゃねぇってば。 とにかく、チャッチャと行くぞ! |
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は〜い☆ | |
じゃあ、まずはチャットでTRPGをするに当たって、チャットの利点・欠点という物を上げてみよう。 今回はそれを元に話を進めるから。 |
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は〜い☆ | |
じゃあ、Angel。 早速チャットについて利点と欠点をあげてみろ。 |
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あ、は〜い☆ チャットの利点は…え〜と… 第一に、遠方の人でも気軽に参加できますよね。 後は、場所を気にする必要は基本的にありませんし、後はログが残りますから、リプレイなんかを取るには最適ですよね。 |
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まあ、そんな所だな。 じゃ、欠点をあげてみろ。 |
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はい☆ 基本的にタイピングで行う訳ですから、行動宣言や台詞なんかに時間がかかりますし、プレイヤーによってはタイピングの速度が変わりますから、展開が難しいですよね。 後は…プレイヤーやマスターの顔が直接見えませんから、セッションの進行では通常セッション以上に気を付けなければならない部分が多いと思います。 |
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うん、上出来だな。 結局、チャットTRPGの利点も欠点も、インターネットを使って文字のやりとりで行うという部分に集約される訳だよ。 |
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なるほど、無理矢理包括的に言うとそうなりますね☆ | |
…無理があったかな?(苦笑) まあ、どっちにせよ、詳しく考えていけばその結論に達するはずさ。 その上でシナリオやプレイスタイル、用意する物や注意点について考えればいい訳だよ。 |
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まあ、話の趣旨から言うとそうですね☆ | |
ん。 じゃ、早速考えてみよう。 |
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はい☆ | |
まず、シナリオについてなんだが… 基本的には交渉も戦闘もメインには持ってこれない事が多いだろうな。 交渉をメインに持ってくると「会話」の部分で必要以上のタイピングが必要とされてしまうから、結果的にちょっとの交渉でもプレイヤーはヘトヘトになってしまう。 逆に戦闘をメインに持ってくると、無味乾燥な宣言と判定が延々と続く事になってしまうから、プレイヤーもマスターも飽きちゃうからな。 |
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でも、交渉も戦闘もメインにならないんでしたら、何をメインに持って来るんですか? | |
それもそうだな(笑) ぶっちゃけちゃうと、プレイヤー同士の相談をメインに持ってくるのがスマートだと思う。 色々な状況を与えて、常にプレイヤー同士で相談をさせるようなシナリオを作れば、マスターにもプレイヤーにも必要以上の負担がかからないから、問題なく回ると思うよ。 |
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なるほど。 普通にプレイしていてもマスターの負担って結構重いですから、チャットだと余計に重くなっちゃいますもんね☆ |
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そういう事。 で、そこから発展して、プレイスタイルはパーティプレイ・ロールプレイ志向が向いている事になるよな。 実際の所、マスターとしても一人のプレイヤーの台詞や演技にいちいち台詞や演技で返している余裕なんかないんだから、それよりもプレイヤー同士で楽しむのが良いやり方になる、という訳だよ。 |
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なるほど☆ | |
ついでに言うと、マスターやプレイヤーの発言はログという形に残っているんだから、交渉や台詞が少ない分、与えられた情報を何度も見返すスタイルのシナリオなんかはピッタリとハマるし、チャットの特性を上手く利用していると言えるよな。 | |
そうですね☆ | |
で、その前提の上で注意点や用意した方がいい物についてなんだが… | |
はい☆ | |
用意する物に関しては電子ダイスとか、自分の飲み物だとか、普通にセッションをする時に用意する物をチャット用に置き換えたモノで十分だと思うんだ。 でも、注意しなければならない事は随分と増えるから、その点には注意して欲しいな。 |
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そうなんですか? | |
うん。 結局、チャットTRPGっていうのは、あくまでも文字のやりとりに終始してしまうモノだろ? そうなると、結局は互いの顔が見えない状態でのプレイになる訳だから、ちょっとの失礼でも犯さないように気を付けないと問題が起きかねないし、そもそも自分の伝えたい事を伝えるのも難しい状態になっている訳だからね。 |
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??? 自分の伝えたい事を伝えるのが難しいんですか? |
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うん。凄く難しいはずだよ。 表情の見える会話とは違って、相手の顔の見えないコミュニケーションや相手の声が聞こえないコミュニケーションでは小さなニュアンスが伝わりづらいし、相手の表情や行動・声で相手がどれだけ理解してくれているかを判断するのは難しいからね。 |
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ああ、なるほど! | |
だから、言葉遣いには必要以上に気を付ける必要があるだろうし、文章量や一文あたりの文字数も考える必要がある。 その上でプレイヤー発言やキャラクター発言を明確に区別できるようにカッコを付けたりする事も忘れちゃダメだね。 結局、顔の見えないコミュニケーションで一番恐いのは、考えてもいない事を勘ぐられたり、言外に思ってもいないニュアンスを感じ取られる事だから。 そうなっちゃったら、TRPGなんてマトモにできる訳がないからね。 |
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なるほど〜。 難しいですけど、確かにそうですね☆ |
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だろ? ま、そういう訳さ。 じゃ、早速まとめて貰おうかな? |
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は〜い☆ え〜と… チャットTRPGは相手の顔が見えず、声も聞こえない、文字だけのコミュニケーションになってしまいます。 また、個々人のタイピングの速度や、文章の量によって、プレイヤー間の速度差も随分と生まれやすい環境にある事をまず注意して下さいね。 その特性から考えると、シナリオのスタイルは「パーティでの相談」というのをメインに考えて、かつマスターの与えた情報を何度も参照するようにし向けるのが向いていると思います☆ また、プレイスタイルで考えると、マスターと個々人でコミュニケーションを続けるのには無理が出てきますから、あくまでもパーティプレイ・ロールプレイを心がけると無理なくプレイする事ができると思いますよ☆ とにかく、チャットTRPGではお互いの顔が見えず、お互いの考えが曲がって伝わってしまう事が多いですから、その点には必要以上に注意してプレイする事をおすすめします☆ というあたりでどうでしょうか? |
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ん、上出来、上出来。 | |
それでは今回の「教えて、DJ-Devil!」はここまでで〜す☆ | |
次回はいつになるんだろうな? | |
さぁ? 最近は予告しない方が正解じゃないかと思い始めてるんですけど… |
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おお、それがいい、そうしよう! | |
とはいえ、Devilさんには先々にキッチリ働いて貰いますからね☆ | |
マジかよ! | |
そりゃあもう、大本気と書いてオオマジ、ですよ☆ | |
最近、Angelの性格がどんどん歪んできてるよなぁ… | |
何かおっしゃいましたか☆ | |
うんにゃ、何も。 | |
それでは今回はこの辺で失礼しま〜す! Devilさんは後でちょっとお話ししましょうね? |
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ゲゲッ、聞こえてたのかよ! |