07.ハウスルールってどうよ?
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Baaaaaaaaaad Night! 最後の救世主にして世界を破滅に導くDJ-Devilだだだ! |
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アシスタントのAngelです☆ | |
じゃあ、例によってお手紙。 っつ〜か、そろそろ意地張ってないでお便り募集しろよ、如月翔也。 |
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私もそう思いますけど(笑) 今日もやっぱり北海道は札幌市にお住まいの如月翔也さんからのお便りなんです。 |
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あいつ、意地っ張りを通り越して馬鹿だよな。 | |
そうですね☆ え〜と…
だそうですけど…? |
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その前に、その質問の仕方がどうよ?(笑) 何を聞きたいのか、さっぱり意味がわからんぞ。 |
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そうですね☆ え〜と…多分、「ハウスルールって何ですか?」って言うのと、「ハウスルールについてどう思われますか?」とかいう意味をいっぱい込めた結果、こんな訳の分からない文章になっちゃったんではないかと。 |
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じゃあ、今回はその解釈で話を進めようか。 じゃあ、最初に。 Angel、ハウスルールって何よ? |
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え〜と、「正式なルールと異なるルールで、サークルなどのごく小さい集団においてのみ適用されるルール」を指すと考えれば間違いないかな、って思うんですけど☆ | |
まあ、そんな感じで理解しておけば問題ないのは確かだな。 ぶっちゃけて表現すると、ルールの中でマスターが気に入らない部分を、自分の気に入るようにカスタマイズした、そのルールを指すと考えればいい。 |
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結構色々な人が色々なハウスルールでゲームをしていますよね☆ | |
そうだな。 むしろ、殆どの人がルールの取捨選択をしている、という事実を考えると、ほぼ100%のマスターがハウスルールを使ってプレイしている、と考えても過言ではないだろうね。 |
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それじゃあ、次に話を進めましょう☆ Devilさんは、ハウスルールについてはどう思ってるんですか? |
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実は、これには二つの異なる意見を持っているんだな。 | |
はぁ。 どんな意見ですか? |
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一つ目は、 そのシステムを長くプレイしているマスターが、ちゃんと考えた上で手を加えたハウスルールを「このルールをハウスルールとして使います」と宣言した上で使う分にはとても良い事だと思う。 っていう意見なんだ。 |
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なるほど、それでは、もう一つの意見は? | |
これはキツい言い方になるんだが、 素人がルールに手を出すのは100年早い。 って思う部分も、ものすご〜くある。 |
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え〜と…それは、「長くマスターをしている」人と、素人の違い、っていう風に受け取ってもいいんでしょうか? | |
う〜ん…言い方が悪かったかな。 最初の意見はそのままで、そうじゃない場合は使わないで欲しいって言った方がわかりやすいのかな? 要するに、ハウスルールを使う場合の問題なんだが。 |
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もうちょっとわかりやすく、まとめて説明して頂けません? | |
そうだな。じゃ、ちょっと長くなるから、相槌よろしく。 | |
了解です☆ | |
ハウスルールというのは、基本的にはそのシステムを長くやり込んだ結果、一つ一つのルールに対して不満が生まれてくる所からスタートされるべきだと思うんだ。 逆に言うと、不満が無ければハウスルールを入れるべきではないという事だし、1〜2回の経験でルールの改変に手を出すべきではないという事なんだけどね。 |
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それは、どうしてですか? | |
まあ、要するにだ。 システムというのは、それを作ったデザイナーの主義・主張のカタマリみたいな物なんだ。 だから、ぱっと見で「このルールはおかしくないか?」と思ったとしても、実はバランス上の問題でそうなっているのだったり、あるいはプレイアビリティの問題上泣く泣くそういうルールにしている可能性がある、っていう事なんだよね。 その場合、それを長くやり込んで見ないと、最終的な決断は下しがたい部分があるんだよ。 |
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なるほど。 でも、手を加えた結果、良いルールになれば問題ないんじゃないですか? |
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それはそうなんだけどな。 ただ、職業的にバランスやプレイアビリティを考え続けているデザイナーと違って、そうじゃない我々がルールに手を加えると、「全然ダメ」という結果がでる可能性の方が圧倒的に高いんだわ。 |
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確かに、手を加えた結果、全然ダメになっちゃったら話になりませんね(笑) | |
だろ? 更に、ハウスルール自体には致命的な欠陥が存在するんだ。 |
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致命的な欠陥、ですか? | |
うん。 ハウスルールって言うのは、あくまでもそのマスターだけの物であって、他のマスターの元では通用しないだろ? |
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それは、当たり前ですよね。 | |
だから、それを使う時にはいちいち「これはハウスルールです」って断らないと混乱のモトになっちゃうし、断った所で、何度も繰り返して使っていればそっちのルールに慣れちゃって、結局混乱のモトになっちゃうんだよね。 | |
ああ、なるほど。 結局、正式ルールとハウスルールがゴッチャになっちゃうんですね。 |
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そういう訳。 だから、なるべくハウスルールは避けた方がいいと思うんだ。 |
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確かに、そう言われればそうだな、と思いますね。 | |
ただ、逆に、一つのシステムを何十回もやり込んでいるマスターが、「どうしてもここだけは違うルールで行きたい」って言うのであれば、それはそれでいいと思うんだよね。 | |
それは、どうしてですか? | |
だって、一つのシステムを何十回もやり込んでいるって事は、それだけそのシステムを気に入っている、って事だろうし、何度も経験を重ねていけば、それなりにシステムに対しての理解もできているだろ? そうであれば、多少のルール変更をしても、そのせいでシステムのバランスが大きく変わってしまう事はそうそう多くはないだろうし、万が一大きく変わってしまっても、すぐに気づけるハズなんだよ。 |
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なるほど、それも理屈ですよね。 | |
うん。 だから、最初に行ったような「二つの異なる意見」に落ち着いちゃうんだよな。 |
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なるほど(笑) Devilさん、結構優しいんですね☆ |
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… | |
それでは、話も大体まとまりましたし、恒例の「まとめ」を | |
Angelがやります。 | |
…え?Devilさん? | |
オレは優しくない、って事をみんなにも教えておかないとな(笑) さ、仕事、仕事! さっさとまとめる! |
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…は〜い。 え〜と… ハウスルールとは、「正式なルールと異なるルールで、サークルなどのごく小さい集団においてのみ適用されるルール」の事を指すと考えて差し支えありませんよ☆ ハウスルールに関しては、基本的には「何度もそのシステムをプレイした」人が、ちゃんと考えた上で「ハウスルール」であると宣言して使う分には一つの方法ですが、そうでない人がそうでない使い方をした場合、システムやセッションのバランスを大きく変えてしまったりする弊害がでる恐れがありますので、十分な注意が必要です☆ そして、ハウスルールの多用は正式ルールとハウスルールの境目を曖昧にしてしまい、ルール理解の上での混乱のモトにもなりかねませんから、適量での使用をおすすめします☆ |
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ま、そんなトコだな。 | |
それでは、次の「教えて、DJ-Devil」は明後日で〜す! 変更不可で〜す☆ |
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あ、あさってェ? | |
変更不可で〜す☆ | |
いや、ネタねぇ… | |
変更不可に決定で〜す☆ | |
怒らせると結構怖いな、Angel… | |
問答無用で〜す☆ |