06.プレイスタイルが合いません
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Baaaaaaaaaad Night! 最後の救世主にして世界を破滅に導くDJ-Devilだだだ! |
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アシスタントのAngelです☆ | |
で、例によって手紙待ちなのが現状なんだが。 | |
大丈夫ですよ☆ 偏頭痛で寝込んでる如月翔也をスタッフが叩き起こして、無理矢理書かせたっていうお便りがありますから。 って、「スタッフ注」で「ただのお便りとして読み上げる事」って書いてあるぅ!? |
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あ〜あ、バラしちゃった。 | |
マズイ・・・ですかねぇ? | |
いンや、問題ないんじゃないの? 所詮は如月翔也だろ、死ぬまでコキ使うのが正しい選択だろう、多分。 |
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そうですね☆ それじゃあ早速、北海道は札幌市、如月翔也さんからのお便りです☆ |
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相変わらず色んな意味で奴隷ってるな。 | |
それはこの際おいておいて。 え〜と…
というお便りです☆ |
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いっその事死ねば? | |
む、むごい事言いますね。 | |
その方があらゆる意味で楽になるだろう、アイツも。 | |
いや、相談者本人の「実生活の事情」を元に話を進めても、読者さんにはわかりませんって! | |
それもそうだな。 じゃ、真面目に答えるか。 |
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お願いします☆ | |
Angel。 まずは相談の要点をまとめて見ろ。修行だ。 |
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修行ですか…まあ、いいですけど。 え〜と、結局、自分とプレイスタイルの違うプレイヤーがいるっていう事と、プレイスタイルの違いが原因で雰囲気が悪くなってしまうという二点ですよね。 |
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上出来。 で、まずは「自分と違うプレイスタイルのプレイヤーがいる」って事に関してだが、ンな事ァ当たり前の話だ。 周囲の全員が同じプレイスタイルだなんて、どう考えてもありえないからな。 あったとしてもキモチ悪いだけだろ、それは。 |
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そうですよね。 むしろ、千差万別のプレイスタイルがあるからこそ、TRPGの魅力も尽きない、っていう理屈ですしね。 いくらTRPGがストーリーのゲームとはいえ、やはりマルチプレイヤーゲームの一種なんですから、様々なプレイヤーの存在そのものが魅力の一端を担っているはずですもんね。 |
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お、いいカンジにオレの台詞取りやがって。 生意気だな。 |
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ご、ごめんなさ〜い。 | |
まあ、許す。 そんな訳で、「プレイスタイルの違うプレイヤーがいる」事自体にはなんら問題はない、って事になったよな? |
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そうですね。 | |
じゃあ、この相談での問題は「なんで雰囲気が険悪になるか」っていう一点だと思わないか? 最初に言ってた、「不満足なセッションに終わる」っていう事も、雰囲気が険悪になってしまう事が原因だと考えれば、かなりスマートに問題がまとまるだろ? |
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まあ、確かに雰囲気が険悪でしたら、満足なセッションは実現できませんよね。 基本的にはコミュニケーションで「楽しむ」遊びなんですから、コミュニケーションの成立の時点でつまずいていれば論外ですよね。 |
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うんうん、最初は相槌ばっかだったけど、ちゃんと成長してるな、Angelよ。 | |
そうですか☆ | |
じゃあ、「なんで雰囲気が険悪になるか」っていう部分に話を進めよう。 Angelは、なんで雰囲気が険悪になると思う? |
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人間同士の雰囲気が険悪になる理由なんて、いくらでもありますよね。 人によってはお腹が減っているだけでも雰囲気が険悪になりかねない人もいますし、眠くなると毒舌になる人もいますもんね。 |
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まあ、それはそうなんだが。 ただ、今回はそういう理由じゃなさそうだよな? 質問でも「プレイスタイルの違いから雰囲気が険悪になる」って言ってるんだし。 |
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ああ、確か、そう言ってましたよね。 でも、「プレイスタイルの違いが原因で雰囲気が険悪」になる、なんて事、あり得るんですか? |
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大いにあり得るね。 戦闘重視プレイヤーと話術重視プレイヤーが居たとしよう。 |
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はぁ。結構ありがちなプレイヤータイプですよね。 | |
そいつらがパーティを組んで冒険するとして。 戦闘シーンでは話術重視プレイヤーが退屈だ。 逆に、他のシーンでは戦闘重視プレイヤーが退屈だよな? |
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でも、それって単なるワガママじゃないんですか? | |
その通り。 だから、普通は雰囲気が険悪になったりはしないモンなんだ。 |
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ですよね? だったら、やっぱり「プレイスタイルが原因で雰囲気が険悪になる」っていうのはあり得ないんじゃないですか? |
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だから、あるんだってば。 両方のプレイヤーがそれなりに大人で、それなりに人間関係の基本ができていれば、お互いがちょっとずつ我慢する事を選ぶモンさ。 例えば、戦闘重視プレイヤーも戦闘以外のシーンで色々行動したり、話術重視プレイヤーのロールプレイに上手く付き合ったりする。 逆に、話術重視プレイヤーも戦闘シーンでは戦闘重視プレイヤーを引き立てつつ、足を引っ張らず、多少の戦力になれるように行動する。 |
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まあ、キャラクターのリアリティから見ても、そうあるべきですよね。 | |
うん。 そういった関係を作る事を念頭に置いた上でこそ、はじめて十人十色・千差万別のプレイスタイルが許容される訳だろ? それがなけりゃ、ゲームの進行ができないし、そもそもゲームとしてTRPGが成立しない。 |
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そうですよね。 | |
ところが、世の中には精神的にお子さまなプレイヤーも居る訳だ、実際の所。 例えば、戦闘シーン以外では寝ているプレイヤーだとか。 パーティの人数が少ないって言うのに、戦闘シーンで全く役に立たず、かといって特殊技能を持っている訳でもないキャラクターを作ってみるだとか。 シーン的に「自分のシーン」だと思った瞬間から、そのシーンを延々と引き延ばそうとする奴だとか。 |
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でも、それって、場合と程度によっては許されるものじゃないですか? 疲れているのにゲームに参加して、思わずウトウトしちゃうのはありがちですし。 パーティの人数が多ければ、別に「ブレイカー」的なキャラクターもアリですよね? それに、自分のシーンを伸ばそうとするのは一生懸命にプレイしている副作用じゃないですか? |
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優しいな、Angel。 確かに、場合と程度によっては許される物でもあるんだが、逆に言えば場合と程度によって許されない物でもある訳だ。 で、雰囲気をブチ壊してしまうプレイヤーの殆どは、場合も程度も見極めないのが問題なんだよ。 |
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確かに、場合も程度も見極めないようだったら、かなりイライラするかも知れませんね。 | |
だろ? で、そのイライラが原因で雰囲気が険悪になりがちなのさ。 だから、これは程度と場合を見極めないプレイが原因で雰囲気が崩壊してしまうっていう問題なんだ。 |
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では、この問題にはどう対応すればいいんですか? | |
そうだなぁ。 手っ取り早くて確実な方法で言うなら、やっぱりイライラするくらいなら、いっその事話してみるって言うのが一番だと思うよ。 |
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珍しくマトモな意見が出ましたね。 | |
行数使いすぎだからね(笑) 結局、自分がイライラするから、自分からのコミュニケーションにも失敗しがちで、それが原因でプレイの雰囲気がどんどん悪くなっていく、っていう部分が問題になるんだ。 特にイライラは伝染しがちだし、そうなると悪循環になっちゃうから。 |
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じゃあ、イライラした気分を一度押さえて、「〜しようよ!」って言うのがいいんですね? | |
そういう事。 あと、プレイの後とか、暇な時でいいけど、「オマエのあの行動、オレ的にはナシなんだけど」って話をするのも大事だと思う。 もちろん、自分の意見を主張するだけじゃなくて、相手の意見も聞くべきだし、多分、相手も自分にはいくつかの文句を持ってるだろうから、それはちゃんと聞かないとダメだよ。 |
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なるほど。 キツイ話し合いじゃなくて、ちゃんとした話し合いにしろ、って事ですね。 |
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うん。 それを何度も続けて、それでもダメだったらやっぱり蹴り出すしか方法はないけどね。 自分だけ譲ってて、相手が譲ってくれないんなら、それは戦うしかないだろ? |
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過激ですね。 | |
まあ、戦うのは最後の手段でもいいけどさ。 でも、実際に歩み寄れないヤツっていうのも存在するし、それはそれで仲間に入れてやる必要はないと思うけどな。 |
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まあ、そこら辺は個々人で判断してもらいましょう☆ | |
そだな。 じゃ、長くなったし、今日はこの辺で。 |
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は〜い☆ それでは、「教えて、DJ-Devil!」第6回「プレイスタイルが合いません」はこれまでで〜す! 次回の「教えて、DJ-Devil!」は3日後を予定していま〜す! |
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ゲゲッ。 ネタ仕込んでねェぞ。 |
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3日後までには如月翔也にネタ出しさせま〜す! | |
ネタ出した日に書き上げさせるのか… |