【日想】236:事例検討はベスト回答ではなくベター判断のためにするものなので

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 TRPG関係の論考ページで出てくる事例検討は時間をかけてベスト回答を考えるという性質があるんですが、現場においては長時間論考してベスト判断を出すというシステム自体が成立しないので、普段から事例検討を読んでおく意味はベスト回答を出すという目的ではなく、事例を入れておく事でよりベターな判断を下すためにあるのです。
 もちろん事例そのものを知っていく事で完全合致シチュエーションでベスト回答を即答できるのは素晴らしい事なんですが、TRPGにおいて事例検討のシチュエーションと完全合致するシチュエーションは考えづらく、近い事例のベスト回答を元に現状のシチュエーションでのベター判断を下すという姿勢が非常に重要です。ベスト判断は後で考えておく必要はあるにせよ、今目の前で起きているシチュエーションに対してはよりベターな判断を下すほうが良く、そのために事例検討を知っておくというのは大事な事です。
 まあ事例検討は面白くない事も多くネガティブな話になりがちなので全てが全て事例検討をすべき・知っておくべきだとは思わないんですが、どうせ見るなら何のために見ているのかをしっかり意識していると良いですよね。

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如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。