002:そのゲームは演技を必要としますか?

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 今度はゲームシステムについてのお話です。

 TRPGは「演技を楽しむゲーム」です。
(ここで言う「演技」とは「なったつもりで」という類の物を指します)

 しかし、ゲームシステムによっては「キャラクターの台詞をキャラクターらしく発言する」事が求められる物も少なくありません。
(ここでは「成り切る」と表現しましょう)

 私自身は「演技過剰」かつ「いつでもキャラクターの台詞をキャラクターらしく発言する」傾向の強いプレイヤーですが、実は私個人はこのようなタイプのプレイスタイルを求めるゲームはあまり好きではありません。

 淡々とした説明口調で「キャラクターらしい言動」を宣言する事も、またTRPGにおける「正しい演技」の一つだと思うからです。

 キャラクターに成り切ってしまうと、空想の中ではなく、実世界でキャラクターの台詞が再現されてしまいます。
 しかし、淡々とした説明口調で宣言をした場合、実世界ではキャラクターは再現されないものの、適切な表現さえ使えれば、「皆の空想の中」では成り切った時以上のリアリティをもった言動を再現できるのではないかと思うのです。

 この可能性を、成り切るスタイルを求める事で、ルール的に潰してしまうのはどうか、と考えてしまうのです。

 皆さんは、この様な意見にはどのような考えをお持ちでしょうか……?
 たまにこの様な事を考えてみるのも、また楽しいかも知れませんよ。

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如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。