092:「縛り」はゲームを面白くする要素です

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 TRPGにおいて、クラスの制限だったりキャラクターの背景設定なりで「〜をしてはいけない」だったり「〜をしなければいけない」という縛りが発生する事があります。
 これ、「縛り」という時点では自由度を下げるモノなので面白くないネタと思われがちなんですが、実は逆なんですよね。面白いネタなんです。
 背景による縛りがある場合、「いまみんながやりたい事」に対して縛りがぶつかる場合、「やりたい事を諦める」という選択肢もあるんですがそれは面白くない結論になりがちなので、逆に「縛りを維持しつつやりたい事を実行できるように考える」というステップを挟むと、頭脳パズルとして非常に良いんですよね。
 「嘘をついてはいけない戒律があるがどうしても嘘をつかなければならないので仲間が嘘をつきつつ自分は黙っている」「仲間が嘘をついている間、本人がそれに気づかないように別の仕事をさせておく」なんていうのはパーティ全体のコンセンサスで行動を決めていないとできない行動だったりするので、個々人の背景設定を考えつつみんなでどうしていくのか、を考えて行くのは非常に楽しい事だと思います。
 「縛り」は四角四面に運用するとつまらなくなりがちなんですが、融和すべき障害と捉えてみると、なかなか楽しいものですよ。

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如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。


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