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※このコラムは「TRPGの変遷(第1世代)」の続編です。
こうして新しい遊びとして発表されたTRPGは、様々な人によって遊ばれました。
そして、その中で、「迷宮だけではなく、街でも遊びたい!」という意見や、「この世界って、どういう世界なのだろう」という疑問が持ち上がってきました。
そう、TRPGは自由に遊べる遊びであるからこそ、もっと様々な事をして遊びたいというプレイヤーの想いを強めてしまったのです。
TRPGの舞台は、今までは冒険の出発点・迷宮に行く前のスタート地点でしかなかった「街」や「村」を含む、世界全体へと広がっていったのです。
そして、ただ「普通」であった「街」にも様々な特色が作られ、その中に住む人々も細かに設定されるようになりました。
例えば、街の領主が真面目なのか、それとも不真面目なのかだけでも、TRPGのシナリオを作る為の重要な情報になって行ったのです。
そして、TRPGは「変形版シミュレーションゲーム」から、「世界を表現するツール」へと変化していきました。
TRPGの冒険者の世界は、狭い迷宮から広い世界まで広がって行ったのです。
※このコラムは次のコラムに続きます。