011:TRPGの変遷(第1世代)

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 さて、最近はちょっと問題提起が多かった様ですので、今度はまっとうなコラムに挑戦してみましょう。

 私たちが楽しんでいる「TRPG」、これは初代D&Dが発売されてから様々な人に遊ばれ、その遊び方も変化して行きました。

 それに従ったのか、それとも時代をリードしていったのか、TRPGのルールも初代D&Dのルールに比べると、色々な形に変化をしています。

 では、TRPGはどのような変化を遂げて来たのかを、ちょっと振り返ってみましょう。

 TRPGの元祖と言えばD&Dです。

 そのD&Dをはじめとする初期のTRPGは、簡単にまとめてしまうと「迷宮と戦闘のゲーム」でした。

 「迷宮」という幻想世界でモンスターとの戦闘を楽しみ、そして冒険物語に付き物の「多大な財宝」を手に入れるというシチュエーションの「シミュレーションゲーム」の変化球、といったゲームでした。

 しかし、それでもTRPGは画期的(革命的)なゲームでした。

 プレイヤー1人が1人のキャラクターのみを扱う事により、今まではゲームの駒に過ぎなかった「キャラクター」に感情移入する事ができるようになった事。

 プレイヤー同士で競うのではなく、協力するという新しい形式。

 ゲームをまとめる「ゲームマスター」という存在により、かなりの自由度が保証された事。

 この全ての要素が、今までのシミュレーションゲームには決して存在し得なかった物であり、TRPGは「戦記物」を遊ぶシミュレーションゲームとは違い、「幻想文学」の重要シーンを楽しめるゲームとなったのです。

※このコラムは次のコラムに続きます。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。