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004:ハック&スラッシュは駄目ですか?

TRPGコラム》 2009/11/15 1:10

 TRPGにはハック&スラッシュというプレイスタイルがあります。
 ハックスラッシュとは、古典的TRPGの「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の頃から確立されているプレイスタイルの一つで、「迷宮に侵入し、モンスターと戦い、宝物を稼いで迷宮から帰還する」というスタイルです。
 これは初期のTRPG作品のシナリオではある意味で当然のプレイスタイルでしたが、TRPGが進化し、演技や設定が重要視されるようになってからは、あまり歓迎されない古いスタイルになってしまいました。
 それどころか、最近の風潮では戦闘を「TRPGの華」と捉え、戦闘時に綿密な計画と確率分析、「有利さを求めた戦闘オプション」を駆使して戦闘を行う事を「ハック&スラッシュ」スタイルとして「悪い物」と捉える傾向もあります。

 確かに、演技やシナリオ、設定等を楽しみと考えるのであれば、戦闘「だけ」にこだわるのは良い事とは言えません。
 しかし、設定や演技のみにこだわり、戦闘を軽視するのはどうだろう?と考える事があります。

 設定や演技の面で考えると、確かにキャラクター達のレベルが低ければ、彼らの戦闘は間抜けであったり、非合理的であるのが普通でしょう。
 しかし、ある程度のレベルに達したキャラクターが間抜けな戦闘、非道理的な戦闘をしているのは普通でしょうか?

 キャラクターのレベルが高い、という事は、すなわち「何度も死線をくぐり抜けてきた」という事でしょう。
 そのようなキャラクターであれば、戦闘はあくまでも冷静に、可能な限り有利になるよう望むのではないでしょうか。
 もしそうでないとすれば、その世界の冒険者というのは、「そうでなくても生き延びられる」程度に甘いものなのでしょうか。

 私は、演技や設定を大事にするのであれば、むしろ戦闘「も」大事にして欲しいと思います。
 物語の構成から考えると、戦闘場面は「命を賭けて何かを掴む」場面でしょうし、そうであれば、戦闘場面ほどキャラクターが立つ場面はそうそうないはずです。

 少なくとも、どのようなゲームにおいても、レベルの高いキャラクターが戦闘場面で明らかに無駄な行動を取るのは避けるようにしたいですね。


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