最初に書いておくけど、これは俺の個人的意見だからね。
今回は、俺式のシナリオの作り方をちょっと解説してみたり。
なんでこんな事をするかというと、「最近、自分らしいシナリオの作り方をしていなかった為、失敗が多かったから」という理由。っていうか、ついさっきいきなり「最近、らしくない作り方しかしてないな」って事に気づいたんだけどね。
なんでここに書くかというと、人にはオススメできない作り方だから。っていうか、TRPGに対して俺みたいな嗜好を持った人にしか実践できないと思うし。
ま、「こんなやり方する奴もいるのかね」程度に読んで下さいな。
さて。
俺は戦闘派プレイヤーで、和風マンチキンで、ロールプレイヤーで、ついでに逆走君です。
んなモンだから、ぱっと見は「プレイヤーオンリー」で「迷惑プレイヤー」らしいです。
それはそうとして。
実は俺、プレイヤー参加と同じくらい(もしかしたらそれ以上)にマスターをする事が好きなんですよ。
何故かというと、「俺の作ったプロット」「俺の作った世界」「俺の作ったキャラクター」「俺の作ったアイテム」が全部使えるし、その結果、「俺のやりたいセッション」ができるから。
他の真面目なマスターさん達に聞かれるとタコ殴りにされそうな気もするんだけど、正直なところ、それが俺の本心なんだから仕方がない。
でも、自分で言うのもなんだけど、「俺のやりたいセッション」をちゃんと作った場合、おおむね評判はいいよ。うん。
さて、そんな感じのわがままマスターな俺のシナリオの作り方をちょっと解説しちゃおうかな。
- 1.やりたいモノを思いつく。
- その名の通り。まずは、「何をしたいか」がありき、なんだよね。
- 「自分の作ったNPCを使いたい」だとか、「あるアイテムにまつわる悲劇」を語りたい、とか、そんな感じでシナリオのメインを最初に作っちゃうかな。
- その上で、「何をどうしたい」かまで考えを広げる。
- メインな感じでは「俺のNPCをプレイヤー/PCに気に入って貰った上で、殺させてしまおう(邪悪な笑)」とか、かな。
- 2.どうすればそうなるかを考える。
- そして、メインの「何をどうしたい」という事。それにつなげるにはどうすべきかを考える。
- 例えば、NPCがどうしてPCに殺されるのか?を考える訳だ。この時、「非常に切ない」理由なんかを色々考えて、一番自然な奴(っていうか一番どうにもならない理由)をヒネりだすのがポイントだ!
- 3.そうなるにはどうすればいいかを考える。
- で、理由ができれば、その「理由」に繋がる流れを考える訳だ。
- 例えば、そのNPCは最初はPC達を監視する目的で一緒に行動し出す、とか、そんな感じかな。
- もちろん、後でバレるんだけど、「何故バレるのか」も考えるべし!
- ついでに、どうやってプレイヤー/PCにNPCを気に入って貰うかというアピールも考えよう!
- 4.全部まとめて一つの流れを作る。
- ここまで来れば、後は簡単。
- 1〜3までで考え、決めた事を一つの流れにまとめる訳だ。
- ここで注意すべきは「いかに自然か」(っていうかいかにそれ以外の選択肢を狭めるか)だね(笑)
- 無論、プレイヤー/PCには拒否権も与えるべきだけど、「拒否」した結果が重すぎて拒否できないって言うのがベスト(笑)
- 当然、押しとかじゃなくって、PC的(っていうか人間的)に拒否できなくしちゃうのさ!
こうして、俺のシナリオができる訳です。
まあ、例はヒドイ(俺の場合は普通だけどネ)んだけど、これも一つのシナリオの作り方なんだよね。
「1つの場面」、「1人のキャラクター」、あるいは「一言の台詞」なんかを中心にして、それを同心円上に膨らませていってシナリオを作る、という方法は確かに存在するんだよ。
「これをやりたい!」という強い気持ちがある場合、「これ」になる為の理由付けや環境の設定、話の流れを考える事はそれほどの苦痛にはならないし、「これをやりたい!」というのが達成しやすいやり方だから、GMをする事もさほど苦痛にはならないんだ。
もちろん、人間は十人十色でGMも十人十色だから、他にも色々方法はあると思うけど、これも一つのシナリオ作成法なんで、良かったら一度試して下さいな。