18.システムの向き不向き?

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DJ-Devil  Baaaaaaaaaad Night!
 最後の救世主にして世界を破滅に導くDJ-Devilだだだ!
Angel  アシスタントのAngelです☆
DJ-Devil  しかし、新年早々コキ使われまくりだな、俺達って。
Angel  そうですね☆
DJ-Devil  …オマエはたまには休みたいとか、そんな風に思わない?
Angel  思いませんね☆
 お仕事があるだけでも嬉しいと思わないと☆
DJ-Devil  …ポジティブなんだかネガティブなんだか。
Angel  どっちでもいいじゃないですか☆
 早速お便りに行きましょうよ☆
DJ-Devil  …そうだな。
 じゃ、いっちょ、楽な奴を頼むわ。
Angel  は〜い☆
 楽かどうかはわかりませんが、北海道は札幌にお住まいのJACKさんからのお便りです☆
 本当は去年の暮れに4通まとめて頂いた物の3通目なんですけどね☆
DJ-Devil  …なんか、ヤな予感がするな。
 でも、まあ、後回しにしちゃってゴメンナサイの意味も込めて行ってみようか。
Angel  は〜い☆

 どーも、JACKです。しつこいですか?(笑)

 さっそく質問です。

 DEVILさんも気付いているかとは思いますが、市販・同人を問わず雑多なシステムがあるという現状で……

 「キャンペーン向き/不向き&単発向き/不向き」なシステムの利点と不利点について教えて頂ければ幸いです。

 今宵はこの辺にしとうございます(笑)

 ではでは……再見!

 だそうですよ☆

DJ-Devil  …
Angel  …?
 どうかしましたか、Devilさん?
DJ-Devil  キャンペーン向き/不向き&単発向き/不向きシステムの利点と不利点って…結局、キャンペーンに向いている(向いていない)のが利点(不利点)なのと、単発に向いている(向いていない)のが利点(不利点)なんじゃねぇのか?
Angel  あ…確かに、質問の中に答えがのってますね(笑)
 これって、ある意味自己完結、ですか?(笑)
DJ-Devil  おい、つっこめよ!
 多分、JACKクンが聞きたいのはそんなんじゃなくて、キャンペーン向きとされるシステムの一般的な利点とか、そういった方向での質問だろ。
Angel  ああ、そういう考え方もありますね☆
DJ-Devil  マジボケかいっ!
Angel  てへ☆
 え〜と、では、そっち方向でのご意見をお願いします☆
DJ-Devil  じゃあ、早速。
 まず、「キャンペーン向きのシステム」というのについて考えてみようか。
Angel  はい☆
DJ-Devil  一般的にキャンペーン向きとされるシステムっていうのは、初期段階でのキャラクターの強さがそれほど高くなく、何度かの成長をする事で色々とできる事が増えてくるようなシステムを指すんだよな。
 単発で遊ぶよりも、むしろ何回ものセッションという時間をかけてゆっくりと味わっていくタイプのゲームをキャンペーン向きと言って良いと思う。
Angel  なるほど☆
DJ-Devil  でも、逆に言えば、そういうシステムはキャラクターを変える事で色々と遊んでいくっていうシステムじゃないし、キャラクターを変えたところで初期段階でできる事が少ない訳だから、単発キャラで単発シナリオをこなしていく遊び方には向いていない事が多いんだよな。
 だから、大抵はキャンペーン向きのシステム=単発に不向きのシステムって事になる。
Angel  なるほど☆
DJ-Devil  で、その逆を考えるとわかりやすいんだが、一般的に単発向きのシステムの方は、初期段階の時点でキャラクターの強さはかなりのものだし、最初からできる事がかなり多い、というシステムを指すんだよな。
 このタイプのシステムだと、成長させてもキャラクターのできる事に大きな差は出てこなくなってしまう。
 むしろ、キャラクターをバンバン変えて、色々なキャラクターで遊んだ方が、最終的にシステムをより深く遊び込めるシステムだと言っていいと思う。
 そう言う意味で、やっぱり単発向きのシステム=キャンペーンに不向きのシステムっていう事になってしまう物が非常に多いな。
Angel  なるほど。
 取りあえず、キャンペーン向き=単発に不向きタイプのシステムと、単発向き=キャンペーンに不向きタイプのシステムに分けて考えよう、という事ですね☆
DJ-Devil  そういう事。
 じゃあ、まずはキャンペーン向きのシステムについて、考えてみよう。
 キャンペーン向きのシステムは、さっきも言ったと思うけど、「初期段階でできる事が少ない」というポイントと「成長する事でできる事が広がっていく」というポイントがある。
 これはどちらも利点であり、欠点である事なんだよ。
Angel  え…?
 それは、どうしてですか?
DJ-Devil  つまり、「できる事が少ない」のはストレートに考えると欠点なんだけど、「できる事から順番に理解して行く」というステップを踏む事で、プレイヤーやマスターの事前知識が少なくてもプレイできる、って事なんだよ。
 そして、「成長する事でできる事が広がって行く」事で、キャラクターへの理解も深まるし、順番に色々と理解して行く事でシステムをスムーズに理解できる、っていう利点なんだ。
 でも、逆に「成長する事でできる事が広がって行く」という事は、比較的最初の段階では「したくてもできない事がある」っていう事で、イコール自由度が低い、って事にもなるんだよな。
Angel  なるほど。
DJ-Devil  で、次に単発向きのシステムについてなんだが。
 これは、「最初から比較的何でもできる」というポイントと「成長してもできる事に大きな差はない」という2つのポイントがあるんだが、これもまた利点であると同時に欠点なんだよな。
Angel  やっぱり、そうなんですか。
DJ-Devil  うん。
 「最初から比較的何でもできる」っていう事は、それなりにプレイヤーやマスターに事前知識を求める事につながるんだよな。
 せっかく「できる事」があっても、それをどう使うか、どのようなルールで使うか、どんな背景的裏付けのある行動なのか、って事がわからないと、それを上手く使う事ができない訳だから。
 そして、「成長してもできる事に大きな差はない」っていうポイントは、最初から色々できるものだから、という理由がある訳で、すなわち最初の段階から「したくてもできない事は少ない」っていう訳だろ?
 結局、それはほぼイコールで自由度が高いっていう事につながってくるのさ。
Angel  なるほど…
DJ-Devil  まあ、どちらにせよ、そういう利点や欠点があるから、「キャンペーンに向いている」とか「単発に向いている」って言われるんだよな。
 裏返して言えば、「違うやり方はよした方がいい」って訳だろ(笑)
Angel  …ああ!
 確かに、そういう穿った見方もできますね。
DJ-Devil  まあ、推奨の遊び方があるんなら、推奨される方を選んだ方が素直に楽しめる、って事なんだけどな。
Angel  はぁ…
DJ-Devil  だから、結局は「やりたい事」でシステムを選べばいいんだと思うよ。
 一般人が徐々に英雄になっていくようなサーガをやりたければキャンペーン向きのシステムでキャンペーンをやればいい訳だし、それこそアニメみたいな派手派手な展開で突っ走るシナリオをやりたければ単発向けのシステムで単発セッションをやればいいわけだろ?
Angel  そうですね☆
DJ-Devil  だから、どちらにせよ利点は「向いている」形式にピッタリにできているって事になるし、不利点は「向いている」形式じゃないタイプの遊び方がしづらいっていう1点に絞られちゃうと思うよ。
Angel  はぁ…私がまとめる前にまとまっちゃいましたね☆
DJ-Devil  たまには楽もさせてやらないとな。
Angel  え…そうですか☆
DJ-Devil  あんまり疲れすぎてイライラされても、オレの身が危ないだけだからな(笑)
 …って、冗談なんだから根性釘バットは止めろ!
Angel  い〜え、根性釘バットじゃありませんよ☆
 新年のお年玉で買った特大フライパン☆
 その名もグレイテスト目覚ましパンで〜す☆
DJ-Devil  で〜す、じゃねぇ〜〜〜〜〜!



 バゴ〜ン!



Angel  それでは、「教えて、DJ-Devil!」、次は3日後で〜す☆
DJ-Devil  ピヨピヨピヨピヨ…

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也

 如月翔也です。TPGとアナログゲーム、PCが大好きな中年男です。このブログでTPGについて色々触れています。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。