TRPGは、ダイスと筆記用具、そして想像力だけで楽しむ事のできるゲームです。
GMのテクニックやプレイヤー相互のノリがあれば、それだけで十分に楽しいセッションを行う事ができます。
しかし、口頭だけでは説明しづらい/理解しづらい事や、直観的に判断しづらい事があるのも、また事実です。
そこで、今回のコラムでは、「TRPGに小物を使う」事を考えてみましょう!
例えば、シティー・アドベンチャーをする時、普通であればプレイヤーが「XXはどこにあるの?」と尋ね、それに対してGMが「XXは北の方、スラムの近くだね」等と答え、それをプレイヤーがメモする、という段取りを繰り返す事になります。
しかし、これではGMの負担も重くなってしまいますし、プレイヤーも「何度も尋ねるのはなぁ……」等と、GMに尋ねる事を遠慮してしまいがちです。
そこで、町の概略図、あるいは地図を作り、普通に使いそうな物(スラム・教会・商店街・ギルドの位置)を書き込んだマップを用意してみると、見違える程にプレイがスムーズになり、GM、プレイヤーの負担が軽くなります。
また、「地図」という形を提示する事により、町を想像しやすくなると同時に町の概略がわかりやすくなり、更に臨場感も高まります。
この例のように、事前になにがしかの準備を行い、それを(メインではなく)小物として使う事で、
・データの管理が楽になる
・臨場感が高まる
・物事がわかりやすくなる
という利点があるのです。
当然、これは地図だけではなく、カードやメモ帳、クリップボードやノートパソコンでも同様の事です。
事前の準備が大変であったり、使い切りの物になってしまったり、上手に使うのが難しいという問題はありますが、小物を上手に使いこなしたセッションはわかりやすく、臨場感があり、大変楽しい物である事は請け合いです。
小物の使い方をマスターして、「わかりやすい」TRPGの楽しみ方を目指す、というのも、また粋な遊び方かも知れませんね……?