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021:NPCとの交渉

 TRPGはコミュニケーションのゲームでもあります。  従って、TRPGをやっている時は、常に意見の対立とその超克を行っているとも言えます。  こう書くと難しく思えるかも知れませんが、簡単に言うと、「TRPGではいつも意見の対立があり、それをなんとかしながら話が進んでいる」という事です。  例えば、依頼者NPCとPC(盗賊)の報酬交渉などがわかりやすい例でしょうか。  通常、NPCはなるべく安くPCを雇いたいでしょうが、PC達は一銭でも多く収入が欲しいはずです...

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020:個性と強さ

 最近の演技指向TRPGでは、作りたてのキャラクターでも戦闘面では結構強い、という物が多く見られますね。  そのためか、普通の(演技指向ではない)TRPGをする時、「キャラクターが弱いと個性が立たないんですよね〜」というプレイヤーを見かける事があります。  でも、ここでちょっと考えてみましょう。  キャラクターが弱いと、個性は立たないものなのでしょうか?  私は、これは違うと思います。  戦闘面に関して「強い」「弱い」というのは、明らかに個性の一部だ...

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019:ウィザード

 ウィザードというと、ファンタジーTRPGで出てくる魔法使い系のクラスの名前ですね。  ところで、みなさんはご存じでしょうか?  このウィザードですが、もともと「賢い」という英単語(Wise:ワイズ)から発展した物です。  つまり、ウィザードにはそもそも「賢い」という意味合いがあるのです。  それでは、「賢い」魔法使いであるウィザードとは、どんな人なのでしょうか?  これは、色々な小説作品などでその姿をみる事ができます。  例えば、J.R.R.トー...

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018:ファンタジー世界での冒険者

 今回は、「幻想世界」でのリアリティを題材にしてみましょう。  「一般的なファンタジー」と呼ばれる世界での、冒険者の立場について、ちょっと考えてみましょう。  「一般的なファンタジー世界」とは、大体において「中世ヨーロッパの格好良い部分だけ複合した世界」と考えて差し支えありません。  逆に、「格好良い部分」でない部分については、ある程度史実に従うべきでしょう。  そう考えると、ファンタジー世界の住人のほぼ9割以上が第一次生産者、及び第二次生産者です。  つまり、...

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017:「戦う者」のリアリティ

 今度は「現実的」な話を少ししてみましょう。  「戦う者」についてのリアリティを考えてみましょう。  どんな世界であれ、「戦う」という事には重大な決断を伴います。  本当に、命を懸けて闘うのであれば、少なくとも闘った後には負傷者が出るはずですし、多くは死者を出してしまうでしょう。  もし、自分が相手よりも弱い事が明確であれば、死にに行くようなものですから、「戦う」という事は愚かな選択でしょう。  逆に、自分が相手よりも強い事が明確であっても、...

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016:どちらのリアリティをとりますか?

 TRPGは演技を楽しむ遊びです。  そして、「異世界」のリアリティを楽しむ遊びでもあります。  例えば、ファンタジーRPGを楽しむ人は、現実世界にはない、剣と魔法の冒険活劇や、高度な魔法の織りなすハイファンタジーを楽しみます。  さて、ここで一つの問題があります。  貴方はTRPGをする時に、「現実世界のリアリティ」と「異世界のリアリティ」の、どちらを優先するでしょうか?  例をあげると、ファンタジーTRPGの「騎士」の行動の規範などがあります。 ...

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015:プレロールドはいかがですか?

 みなさんは「プレロールドキャラクター」という方法をご存じでしょうか?  TRPGでは通常、自分で自分のキャラクターを作成するのですが、プレロールドキャラクターという方法では、ルールブックに掲載されているキャラクターや、ゲームマスターが事前に作成しておいたキャラクターの中から自分のキャラクターを選んで決定する、という方法です。  これは、シャドウランや天羅万象などのTRPGで使われている「アーキタイプ」という方法や、原作物のTRPGなども含む、ちょっと面白いゲームの楽しみ方なのです。...

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014:最近のTRPGの傾向

※このコラムは「TRPGの変遷(第1世代)」「TRPGの変遷(第2世代)」「TRPGの変遷(第3世代)」の続編です。  TRPGの変遷の歴史をざっと振り返った所で、今度はTRPGの最近の傾向について考えてみる事にしましょう。  最近は「第1世代型」と呼ばれる「戦闘と成長」のTRPGはなりをひそめ、代わりに「世界」を重視する「第2世代型」TRPGと、「キャラクター」を重視する「第3世代型」TRPGがTRPGの代表格になっています。  更に最近では、その「第2世代」と「...

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013:TRPGの変遷(第3世代)

※このコラムは「TRPGの変遷(第1世代)」「TRPGの変遷(第2世代)」の続編です。  こうして「異世界」全体を表現するに至ったTRPGですが、プレイヤーはまだ満足しませんでした。  「独特の世界」、「独自の歴史」そして「特徴的な街」、更に「個性的なNPC」が揃った所で、プレイヤー達は今度は自分のキャラクターも「個性的」である事を望んだのです。  これは全く当然の成り行きでもあります。  「現実世界」であろうが「異世界」であろうが、人間というものは画一化された存在で...

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012:TRPGの変遷(第2世代)

※このコラムは「TRPGの変遷(第1世代)」の続編です。  こうして新しい遊びとして発表されたTRPGは、様々な人によって遊ばれました。  そして、その中で、「迷宮だけではなく、街でも遊びたい!」という意見や、「この世界って、どういう世界なのだろう」という疑問が持ち上がってきました。  そう、TRPGは自由に遊べる遊びであるからこそ、もっと様々な事をして遊びたいというプレイヤーの想いを強めてしまったのです。  TRPGの舞台は、今までは冒険の出発点・迷...