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最初に書いておくけど、これは俺の個人的意見だからね。
今回は、シリーズ物で、「何故、人はTRPGを止めるのか?」を考えてみましょう!
いえ、考えるのは私ではなく、読んでいる貴方です!
初日・シミュレーター
さて、潜入捜査員・如月翔也。今日はとあるサークルにお邪魔しております!
早速、プレイに混ぜて頂きましょう!
「あの〜、私も参加させて頂いてよろしいでしょうか?」 | |
「あ、いいですよ〜。ソード・ワールドですけど、いいですか?」 | |
「ええ、ええ。ソード・ワールドは私も好きですから」 | |
潜入成功です! | |
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「じゃあ、すみません、キャラクターの経験点は何点で作ればいいですか?」 | |
「一応、みんな20000点だから、それに併せて作ってね」 | |
「20000点ですか!凄いですねぇ」 | |
「結構厳しいバランスだからね、頑張って作って(笑)」 | |
いい雰囲気です! | |
「できました〜!ハーフエルフで、シャーマン・レンジャーです」 | |
「シャーマン…女?」(怪訝そうに) | |
「いえ、男のつもりですけど?」 | |
「だよねぇ?シャーマンで女なんて、クズじゃん!」 | |
「え…?クズなんですか?」 | |
「だって、ジャベリン使えないでしょ?」(当然そうに) | |
「ファナティシズムも使えないしね」(当然そうに) | |
「このパーティ、プリーストもいるしね(笑)」 | |
「はぁ…そんなモンですか… ま、男だからいいですけど」 |
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ヤバい雰囲気です! | |
「じゃあ、できましたんで自己紹介を…」 | |
「うんうん」 | |
「え〜と、名前は自称ガリアンで、年齢は24歳、ハーフエルフです」 | |
「そんなのはいいからさ、能力値と技能は?」 | |
(そんなの!?) 「え〜と、器用度17、敏捷度17、知力も17で…」 |
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「げぇぇ〜」(凄く嫌そうに) | |
「シャーマン6レベルで、レンジャーとバードが1ずつです」 | |
「シャーマンの癖に、敏捷も知力も+2かよ、役立たずだな」 | |
(役立たず!?) 「いや、でも、17あれば大抵の人よりいいじゃないですか」 |
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ヤな感じです! | |
「じゃあ、始めようかな。君たちは翔也さんのキャラを加えて、冒険の途中だ」 | |
「どんな?」 | |
「君たちは依頼を受けて、オーガの退治に来てるんだよ」 | |
「なるほどね」 | |
「あの〜、できれば、出発前に情報を集めておきたいんですけど」 | |
「え?翔也さん、シャーマンでしょ?調べよう無いよ」 | |
「そうそう、このパーティ、シーフ居ないし(笑)」 | |
「情報集めはシーフしかできないからねぇ」 | |
(は!?) 「いや、あの、酒場とかで聞き込みは?」 |
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「君はシャーマンだから、誰も相手にしてくれないよ(笑)」 | |
マズイ感じです! | |
「じゃあ、戦闘だ…ボードにキャラクター配置してね」 | |
「え?ボード使うんですか?」 | |
「あ、大丈夫、マス目はあるけど、ルート計算使うから」 | |
「は!?」 | |
「え〜と、俺とオーガの間が横5・縦3だよな… そうなると、直線距離はルート34で…約6マス。 1マス3メートルで18メートルだから、移動攻撃!」 |
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「じゃあ、俺は…呪文詠唱で、3mバック」 | |
「翔也さんは?」 | |
「え〜と…」 | |
「このままだとオーガの攻撃範囲だから、1マスバックかな」 | |
「1マスバックだと、隣のオーガの攻撃範囲だね。斜め後ろだよ」 | |
「そうなると…逆のオーガの攻撃範囲だよ?」 | |
「大丈夫、それは俺の攻撃範囲に入るから、ゾックで動けないはず」 | |
「ああ、なるほどね」 | |
「あの〜…」 | |
「ああ、ゾックってのはゾーン・オブ・コントロールの事だよ。 この範囲に入ると、一度停止しなければならないんだ」 |
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「いや、その、それってソードワールドなんですか?」 | |
「え!?常識じゃん!?」 | |
「うん、常識だよね」 | |
「翔也さん、それくらい勉強して来なくちゃ!」 | |
それは |