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最初に書いておくけど、これは俺の個人的意見だからね。
今回は、シリーズ物で、「何故、人はTRPGを止めるのか?」を考えてみましょう!
いえ、考えるのは私ではなく、読んでいる貴方です!
2日目・アクター
ど〜もこんにちは!
愛と欲望の潜入捜査員・如月翔也です!
さて、今日はとあるサークルにお邪魔しております!
早速、プレイに混ぜて頂きましょう!
あの〜、私も参加させて頂いてよろしいでしょうか? | |
え?あ…はい、いいですよ。 | |
え、ええ、いいですよ | |
え〜と、何のルールを使っているんですか? | |
ああ、普通のソードワールドですよ。 | |
そうなんですか、私もソードワールドは大好きなんですよ! | |
そうなんですか。じゃあ、経験点0で作って貰えますか? | |
みんな、経験点0だから安心してね(笑) | |
ちょうど、この前キャンペーンが終わったんで、新しくやりなおすんですよ。 | |
へぇ〜。じゃあ、早速作りますね! | |
潜入成功です! | |
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できました〜! 人間で、生まれ表が戦士だったのでそのまま戦士にしてみました。 |
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みんな、できた? じゃあ、みんな自己紹介をお願いね。 |
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(他のプレイヤーに手を差し出して) 「 俺は”鷹の目”ジャークス。ケチな盗賊さ。よろしくな」 |
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(額の前で手を組んで、祈るようなポーズで) 「 私は勇壮なるマイリーのしもべ、ディラン・デュランと申します…」 |
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(へぇ〜。なかなか凄いな…) じゃあ、次は私ですね。 「 俺はキリー。旅の傭兵だ。自分で言うのもなんだが、腕はそこそこいいと思うぜ?」 |
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う〜ん、みんな、なかなかいいねぇ(笑) じゃあ、君たちは今、オランの酒場に居ると思ってくれ。 |
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なかなかいい雰囲気です! | |
さて、そういう訳で、君達はグレンを追って街道を北に向かっている訳だ。 しばらく進んでいくと、街道は2つの道に分かれているよ。 |
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じゃあ、俺の出番だね。 屈み込んで、足跡を探す。 「 …ヤツは、右側の道を行ったな…」 |
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うん、右側の様だね。 | |
「 さぁ、ジャークスさん、急ぎましょう。 こうしている間にも、グレンは先に行ってしまいます。 さぁ、キリーさんも急いで!」 |
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(判定は!?…簡単だからしなかったのかなぁ?) 「 お、おう、急ごうぜ」 |
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OK、君達はグレンを追って、街道を右側に進んだ。 | |
ちょっと、不安です! | |
さて、君達はついに黒騎士グレンを追いつめるよ。 グレンは剣を抜いて、ニヤリと笑う。 「 よくぞここまで来れたものだな…その幸運を神に感謝するがいい。 しかし、その幸運もここまでだ!」 って訳で、キリーに8ダメージです。 |
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(回避判定は!?…イベント扱いなのかな) 鎧で止めて、ダメージなしです。 |
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いや、ここは直接ダメージだろ。8点だよ。 | |
うん、その方が格好いいもんね。 じゃあ、早速傷を癒します。 「 大いなるマイリー神よ、彼の勇者に偉大なる癒しの加護を!」 |
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おっと、ディランの癒しは効果を発揮しないよ。 「 私には暗黒神の加護があるのだ!」 |
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(…!?) あの〜… |
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そんな訳で、キリーは大ダメージを受けたよ。 | |
そ、そうですか… | |
マズい雰囲気です! | |
じゃ、じゃあ、反撃しますね。 | |
攻撃するなら、何か格好いい台詞言わないと。 | |
そうそう、頼みますよ、キリーさん。 | |
(そ、そうなの!?) 「 よくもやってくれたな!」 (ダイスを振ろうとする) |
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(ダイスを振るのを遮るように) う〜ん、その台詞じゃ攻撃は当たらないわ。 |
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そうだね。もう一声欲しいな。 | |
マスター、キリーさんはTRPGに慣れてないみたいだから、もうワンチャンス! | |
そうだね、キリーさんは初心者みたいだし。 じゃあ、もう一回どうぞ。 |
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(初心者ですか…) 「 不意打ちとは、さすがに墜ちた騎士だな! しかし、邪は正にはかなわん!」 (ダイスを振るが、1ゾロ。自動失敗) |
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(ダイスを見ずに) おお〜、結構、いいね。 じゃ、その攻撃は当たりでいいよ。 |
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ヘンな感じです! | |
じゃあ、次はジャークスに攻撃だ。 巨大な両手剣が唸りをあげてジャークスに迫るよ。 |
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「 へッ、その攻撃は読んでたぜ」 バック転2連続で後ろに下がる。 (ダイスすら振らない) |
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じゃあ、グレンの剣は空を切るね。 (同じく、ダイスすら振らない) |
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「 マイリー神のご加護です…」 | |
「 俺は神を信じないんでね…」 | |
じゃあ、次はキリーの番だけど? | |
あ、あの… さっきから、ダイス振ってませんけど… |
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いいの、いいの。 TRPGはノリの遊びだから。 |
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そうそう。格好良ければいいじゃないですか。 | |
そ、そういう物なんですか…? | |
そうだよ、知らなかったの? | |
だから、キリーさんは初心者ですってば、マスター。 | |
そうですよ、マスター。ちゃんと教えてあげないと! | |
ああ、そうだったね、ごめん、ごめん。 | |
そこまで行くと ただのゴッコ遊び です! |