LunaArcリプレイ『学校のLunaArc』(8)
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(校舎屋上の地図)
GM | え~と、屋上に行く前に。修斗がしんがりだね? |
---|---|
篠原 修斗 | うん。 |
GM | 全員、直感+危険感知、ペナルティは8。修斗だけは4ペナでいい。 |
越智あやの | 4失敗~!全然駄目! |
野中 紫月 | クリティカルー! |
日鷹 大和 | ジャスト成功! |
篠原 修斗 | 5成功! |
下山 八宏 | 6成功。 |
GM | 成功した人は、「後ろが危険だァ~!」と思った。 |
篠原 修斗 | ワンツー、むしろワンで振り返ります! |
下山 八宏 |
危険を感じたので、ワンツーで屋上に向かって逃げます。 「 うひゃ~!」 |
野中 紫月 | 涼子ちゃんを庇うように、階段の踊り場に下がります。 |
日鷹 大和 | 久我山と野中を庇うように前に出ます。 |
GM | じゃあ、修斗と下山以外は、一番後ろを行く修斗の後ろに何かがいる、という事に気付きます。 |
越智あやの | 見ない、見ない。 |
篠原 修斗 | ワンで振り返ってるんですけど? |
GM |
ワンで振り返った君には、とても会いたかったあの人がいるのがわかります。 良かったね、生きてたんじゃないか。 |
篠原 修斗 | はいぃ? |
GM |
よく見ると、首にはチョーカーをつけてて、手首には厚めのブレスレット、肘にはサポーターっぽいアームウォーマーがついてて、肩は見えない。 まあ、精気は全くないんだけど、生きてるんじゃないかな?君的には。 君に向かって、小さく手を振ってみせる。 |
野中 紫月 | マリオネットみたい~。 |
篠原 修斗 |
頭の中で、 「 おかしいな~。確か...」 |
GM | で、よく見ると、左足の足首から先だけは見えない。 |
篠原 修斗 |
左足の先だけ? 「 お?」 |
GM |
で、君が「お?」って思うと... 「 だって、貴方、見つけてくれなかったじゃない」 |
篠原 修斗 |
あ痛ぇ~~~~~~~~~! 「 だって、そこは...そこは...一生懸命に探したけど見つからなかったんだよ」 |
GM |
じゃ、黙って目を細める。 「 貴方、すぐに来てくれるって言ったのに...来てくれなかったじゃない」 |
篠原 修斗 | 「 ぼ、ボクはすぐに行ったはずだよ」 |
GM |
「 貴方を待ってる間に、わたし、こんなになっちゃったんだもの...」 というと、身体を包んでいた服装、装飾品がバラッとほどけて、ついでに身体もバラッとほどけます。 |
篠原 修斗 | ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! |
GM | -20から-40の間で、好きにペナルティを設定していいよ(笑) |
篠原 修斗 |
40です。マスター、これ、えぐりすぎ! え~と、-34で、続く出目19なので、53です。 |
下山 八宏 | 即死じゃねぇか。 |
GM | じゃ、ショック死なんだけど、恐怖の耐性はある? |
篠原 修斗 | 2個あるんで、2個とも使います。 |
GM | じゃ、欄が2個下がって、38の欄。精神判定をどうぞ。 |
篠原 修斗 | なんとか生きてる。 |
GM | じゃ、まずはMPに1D20どうぞ。 |
篠原 修斗 | 5点。 |
下山 八宏 | オレの1D6より小せぇ~! |
GM | じゃ、1時間は気絶。しかも、全白髪に。 |
日鷹 大和 | じゃあ、その状況には気付いていいのかな?俺らは? |
GM | とりあえず、一番後ろの人が階段落ちしたのには気付くよ。 |
野中 紫月 | 「 大丈夫?」 |
日鷹 大和 | 後ろを見ようかな? |
GM | 髪の毛が真っ白になった誰かが伸びています。死んではいないみたい。 |
日鷹 大和 | 顔を見て、声をかけようかな。 |
GM | 声には反応はないけど、顔は修斗っぽいよ。 |
篠原 修斗 | むしろ、顔はまるで違うような気が。 |
下山 八宏 | 2Pカラー(笑) |
日鷹 大和 | 階段を下りて、一応生死は確認するよ。 |
GM | 死んではいないよ。 |
日鷹 大和 | じゃあ、抱え上げる。 |
GM |
さて、ところで、下山君は一人で「ひゃぁぁぁ」とか言って駆けだした訳ですが。 だれか、下山君をサポートしてあげようと言う人は? |
野中 紫月 | あたし、涼子ちゃんと一緒だし。 |
越智あやの | じゃ、私がついていこうかな。 |
GM | じゃあ、次は屋上組で。 |
|
|
GM |
え~と、屋上にたどり着く下山と越智なんだけど... 屋上の出入り口のすぐ前のフェンスに、一人の人物がもたれかかっているのに気付きます。 |
下山 八宏 | すぐ目の前じゃん。 |
GM |
今回は、おどろおどろしい夕陽を浴びて、顔までがしっかりと見える。 身長は145センチくらいで、ちょっとスマートな体形で、1.5メートルくらいの大きな鎌を持った、黒いマントのその人が、君の「一番好きだった」その顔で待っています。 |
下山 八宏 | やっほぅ!錯乱状態だし、そのままフェンスに突撃。 |
GM |
じゃあ、何も見ずに突撃する下山に、その人物は 「 死んではいけないな」 と言って、下山を制止する。むしろ、優しく抱き留めるかな。 |
越智あやの | 私は最初から立ち止まってます。 |
下山 八宏 | 止められます。 |
GM |
「 まあ、いいだろう。君達の順番ではない」 と言って、道を空けます。 |
下山 八宏 | ほう? |
越智あやの | 顔は、あの人なんだね。 |
GM |
じゃあ、その顔をじろじろと見ているのなら、向こうは口を開くね。 「 この顔は、そろそろ忘れた方がいい」 |
越智あやの | 「 貴方は...誰?」 |
GM | 「 君達が一番知っているんじゃないかな?」 |
越智あやの | 「 でも、貴方は彼女じゃないわ...」 |
GM | 「 ボクは彼女じゃない」 |
越智あやの | 「 わかってるわ」 |
GM | 「 君が見てるのは、ボクの顔じゃない」 |
越智あやの | 「 じゃあ、貴方の顔はなに?なんで、そんな顔をしているの?」 |
GM | 「 君が一番見たがっている顔だからさ」 |
越智あやの | 「 あたしが?」 |
GM | 「 さぁ、これ以上いう気はない。逃げるなら、早く逃げたまえ」 |
越智あやの | 「 だって、出れないもの。全部シャッターが降りてて」 |
日鷹 大和 | 反対側から1階に降りれるぞ。途中でシャッターが降りてなければ(笑) |
越智あやの | 「 貴方の目的は、なに?」 |
GM | 「 死に神は、死人を黄泉の世界に連れていくものさ」 |
越智あやの | 「 死に神なんて...いる訳ないわッ!」 |
GM |
「 そうだね、君が死ぬまでは信じなくてもいいさ。 君が死んだら迎えに来てあげるよ」 |
越智あやの | 何も言い返せない自分が一番悔しい! |
下山 八宏 |
その場にへたり込んで、呆然と空を見つめて、 「 許してくれ。許してくれ」 |
GM |
じゃあ、完全に壊れてしまった様子を見て、溜め息を一つつく。 で、下山の方に近づいて行って、顔を両手で挟むようにしてのぞき込む。 「 目をそらさないで」 |
下山 八宏 | 「 ...」 |
GM | 「 後悔しているの?」 |
下山 八宏 | 「 ...」 |
GM | 「 しなくていい。貴方には、できない事だった」 |
下山 八宏 | 「 ...」 |
GM | じゃあ、ここで場面変換だ。 |
|
|
GM | じゃあ...もののふ。 |
野中 紫月 | 益荒男から昇格してるよ(笑) |
日鷹 大和 | とりあえず、危険は? |
野中 紫月 |
「 篠原君、どうしたの、大丈夫?」 と声をかける。見えてないから。 |
日鷹 大和 | じゃあ、頭が真っ白になった人物を抱えて上がってくる(笑) |
野中 紫月 | 「 な...誰?」 |
日鷹 大和 | 「 ああ、修斗だ...多分」 |
野中 紫月 | 「 篠原...君?どうして?なんで、頭が白いの?」 |
日鷹 大和 | 「 噂で聞いた事がないか?恐怖で髪の毛が真っ白になるって話?」 |
野中 紫月 | 「 ああ、身の毛がよだつぐらいね...」 |
日鷹 大和 | 「 そういうのが彼の身に起きたんじゃないのか?」 |
野中 紫月 | 「 いい...生き...てるの?」 |
日鷹 大和 | 「 ああ、生きてる」 |
野中 紫月 | 「 そう...良かった」 |
日鷹 大和 | 「 とりあえず...上に行こうぜ?」 |
野中 紫月 |
「 わかった...涼子ちゃん」 じゃあ、2人で抱き合うように登っていきます。 |
GM |
じゃあ、上に登ると。 あなた方の良く知っている死に神が、あなた方の愛すべき級友の頭を掴んでのぞき込んでいるというシーンに出くわします。 |
越智あやの | あたしは何かを考えたまま、背を向けています。 |
日鷹 大和 | 「 おや?」 |
野中 紫月 | 危険感知? |
篠原 修斗 | できません。 |
日鷹 大和 | 14成功。 |
野中 紫月 | 5成功。 |
GM |
じゃ、2人ともわかるな。 彼に対しては危害を加える気はなさそうだ。 |
日鷹 大和 |
じゃあ、そっちをちょっと見ながら... 現状で、彼もしくは彼女はどういう顔をしていますか? |
GM |
貴方の大好きだったあの顔です。 で、下山の耳に何かを呟いている。 |
下山 八宏 | 「 ボクは...」 |
GM | 「 私は貴方のことを恨んでいない。ただ、忘れないでいてくれれば、それでいいの」 |
下山 八宏 | 「 ボクを許してくれるのか...?」 |
GM |
「 私の分まで生きて...」 そう言うと、背中をポンと押す。 下山は胸の支えが取れたように立ち上がって、東側に向かって歩いて行くね。 |
野中 紫月 | 「 下山君、大丈夫?」 |
下山 八宏 | あんまり~。 |
GM | で、他の人達の方に向き変えるんだけど、目つきが変わった気がする。 |
野中 紫月 | 危険感知? |
日鷹 大和 |
とりあえず、その前に。 「 とりあえず、その顔、やめてくれないかな」 と言いましょう。 |
GM | 「 ボクがこの顔をしているのではない。君がボクをそう見ているだけだ」 |
日鷹 大和 | 「 じゃあ、オレは、どうやったらアンタの本当の顔を見る事ができるんだ?」 |
GM | 「 ボクには本当の顔なんてないから」 |
日鷹 大和 | 「 そもそも、お前は何者だ?」 |
GM | 「 死に神だよ?」 |
野中 紫月 | 「 貴方は何故、そんな悲しそうな顔をしてるの?」 |
GM | 「 それは、君の記憶の中で、この顔の持ち主が笑ってないからさ」 |
野中 紫月 | 「 彼はいつも笑っていたわ」 |
GM | 「 じゃあ、正しく言おうか。この顔が笑うのは、君が死ぬ時だけだ」 |
下山 八宏 | 感じ悪~ |
GM | 「 悪い意味ではなくね。死に神が笑顔を見せるのは、死人を迎えに行く時だけさ」 |
野中 紫月 | 「 貴方は誰を迎えに来たというの?」 |
GM | 「 わからないのかい?」 |
野中 紫月 | 「 わかっているから聞きたいの」 |
越智あやの |
「 久我ちゃん、死んじゃうの?」 と言って振り返る。 |
野中 紫月 | 「 彼女はもう既に死んでいるかも知れない」 |
越智あやの | 首を傾げよう。 |
篠原 修斗 | 1時間、長いよな~。 |
日鷹 大和 | 気付いた時には全部終わってる(笑) |
GM |
野中に対してはなにも答える事なく、彼はそのままコツコツと日鷹の方に歩いてくる。 そして、日鷹に抱えられている髪が真っ白になった修斗を見て、 「 こんなになってしまったんだね」 と呟く。そして、頭の後ろ、ぼんのくぼあたりを指で押さえる。 |
野中 紫月 | 美容師のおばちゃんみたい(笑) |
GM | そうすると、修斗の意識は強制的に引き戻されるよ。 |
篠原 修斗 | 困った顔で見上げよう。 |
GM | 「 やぁ、久しぶり。覚えていないかな?」 |
篠原 修斗 | 「 ...?」 |
GM |
「 そうか、あの時は君のおばあちゃんの顔だったね」 じゃあ、修斗は共感に10のボーナスで。 |
篠原 修斗 | クリティカル~! |
GM | じゃあ(苦笑)15ペナで恐怖判定を。 |
下山 八宏 | さすがに主人公だ(笑) |
篠原 修斗 | 15ペナ!?6失敗。結果は13で19。 |
GM |
じゃあ、1D6で2ラウンド行動不能。 その10秒の間に、君の無くした記憶を思い出そうか。 |
篠原 修斗 | はい。 |
GM |
君と彼女が出会ったのは、彼女が教育実習の時だった。 彼女が君を誘った、その前の晩。彼女は列車の事故で死んでいる。 通勤電車のホームから転落して、全身がバラバラになっているんだ。 |
篠原 修斗 | あれ? |
GM |
でも、彼女は来た。ちぎれてしまった全身をかき集めて。 そして、一緒に行った遊園地のお化け屋敷で...死に神が迎えに来た。 君は、その時のあまりの恐怖に、その記憶を今まで封印してきたんだ。 |
篠原 修斗 |
「 ...思い出したくなかった。でも... 高校に入ってから、せめて、苦手な科目はなくなるように努力してきたよ。 それが、多分、一番...ボクの答えに近いから...」 |
GM | 「 君の目の前で彼女を殺してしまったボクを恨んでいるだろう?」 |
篠原 修斗 | 「 ...ああ、今でも...」 |
GM |
「 だが、今、君に復讐させてあげる訳には行かない。 その分、精一杯生きて、強くなってくれ。君が死んだ時はボクが迎えに来よう。 その時に、好きなだけボクを攻撃するといい」 |
篠原 修斗 | 「 ...できるだけ強くなってやるよ」 |
GM |
じゃあ、軽く頷いた後に皆に向かって振り返る。 「 もう、何のためにボクがここに来たかはわかっているね?」 |
篠原 修斗 | 「 ...迎えにきたんだろ?あの時みたいに」 |
GM | 「 君じゃない人をね」 |
越智あやの | 「 涼子さん...」 |
GM | 「 死に神がするのはただ一つ...君達はそのまま帰ってくれ」 |
篠原 修斗 | 「 オレは...最後にしよう」 |
GM | 「 君との付き合いは長くなりそうだね?」 |
篠原 修斗 | 「 オレはそのツラはできるだけ見たくないんだがね」 |
野中 紫月 | 涼子ちゃんを強く抱きしめる。 |
篠原 修斗 |
さて、日鷹の肩から降りて... 「 だまってろよ、日鷹?」 |
日鷹 大和 |
苦笑して 「 ああ...」 |
篠原 修斗 | 「 しゃべったら地獄に送ってやる」 |
GM |
じゃあ、死に神は今度は日鷹の方に向き直る。 「 悔やんでいるのかい?」 |
日鷹 大和 | 「 俺かい?」 |
GM | 「 自分のせいだと思っているかい?あの一歩は?」 |
日鷹 大和 |
「 ...」 彼女に練習に付き合って貰った、俺の責任だと思ってます。 そういう意味では悔やんでいます。 |
GM | 「 彼女が君の事を嫌いであれば、そんなに遅くまで練習には付き合わなかっただろう」 |
日鷹 大和 | 「 俺だって、一緒に残って練習なんてしてなかっただろうな」 |
GM | 「 だったら、向こうの気持ちは、ボクが言わなくても分かっているんじゃないかな?」 |
日鷹 大和 | 「 そうだな...だが、やはり後悔の気持ちは残るもんだよ、人間である以上」 |
GM |
「 後悔をしてはいけない。人間の生きる時間は短すぎるから。 反省はするべきだろう。だが、後悔だけはしてはいけない」 |
日鷹 大和 | 「 後悔...だけはしないつもりだ。だからこそ、俺は今からも更に強くなる為に、練習を怠ったりはしていない。例え、貴方が相手であろうともな!」 |
GM | 「 残念ながら、君はボクには絶対にかなわない」 |
日鷹 大和 | 「 だろうな。あなたも神という名を持っているんだからな」 |
GM |
「 神だからではないよ。君がボクを見ているからさ」 それから目を細めて 「 とりあえず、彼女を渡して貰っていいかな?」 |
日鷹 大和 | 「 彼女とは、久我山の事か?」 |
GM | 「 察しはついているようだね?」 |
日鷹 大和 | 「 ある程度はな...とりあえず、久我山の話を聞いてみないとな」 |
GM | じゃあ、ガタガタ震えている久我山涼子に抱きついている野中の方に歩いてくるよ。 |
野中 紫月 | 「 彼女はもう死んでいるというの?それとも...これから死ぬの?」 |
GM | 「 さぁ...それを聞く事に意味はあるのかい?」 |
野中 紫月 | 「 もう死んでいるのなら、それは仕方がないと思う。でも、彼女が死んでいないなら...私はこれ以上大切な人をなくしたくない」 |
GM | 「 そこまでわかっているなら...何故、この顔が見えているんだい?」 |
野中 紫月 | 「 忘れたくないからよ」 |
GM | 「 自分に言い訳をしてはいけない」 |
野中 紫月 |
「 忘れたく...ないの。これから、他の人を好きになるかも知れないけど、忘れたくない。 その人を含めて、好きになってくれる人がきっといるから。だから、忘れたくない」 |
GM | 「 それを決めるのは自分だ...とりあえず...いや、今はいい」 |
野中 紫月 | 「 貴方、死に神なんでしょう?」 |
GM | 「 ...」 |
野中 紫月 | 「 そんな器用な事ができるかは知らないけど...あたしの魂を半分あげてもいい。彼女を長らえる事は出来ないのかしら」 |
GM | 「 それはボクの仕事じゃない」 |
野中 紫月 | 「 あたしはあの日に決めたの。これ以上大切な人を失うなら、あの時みたいに意地を張らずに自分の身が削れても大切な人を守ろうと」 |
GM |
じゃあ、そのセリフを聞いて、ホップリッパーは久我山の方に軽く頷いてみせる。 そうすると今まで震えていた久我山も、軽く頷く。 それからホップリッパーは軽く微笑んでみせると、スッと姿を消す。 |
篠原 修斗 | 「 笑ったよ...」 |
越智あやの | 久我山は? |
GM | いるよ。 |
野中 紫月 | 死んでない? |
GM |
さぁ?とりあえず、息はしてるし。 ホップリッパーの方は消えてるけど、涼子はちゃんとそこにいる。 |
野中 紫月 | 「 涼子ちゃん?」 |
GM |
涼子の方も軽く微笑んで、 「 ごめんね?」 |
野中 紫月 | 「 貴方が望むなら、あたしはこれ以上は何も言わないわ」 |
GM | 軽く首を振った後に西側の階段の方に向かう。 |
野中 紫月 | ついてっていいの? |
GM | いや、下山も向かってるし、いいんじゃないかな? |
日鷹 大和 |
歩いている久我山の後ろを振り返りながら一言。 「 帰れるのか?」 |
GM | 答えはないけど、振り向いて、軽く頷いてみせるね。 |
日鷹 大和 |
にこっと笑って、 「 じゃあ、帰るか」 と言ってついて行きます。 |
GM | じゃあ、みんなで西の階段を下りていく、と。 |
日鷹 大和 | 特にシモヤンが階段を踏み外さないように注意しながら。 |
下山 八宏 | 大丈夫だよ。 |
野中 紫月 | じゃあ、涼子ちゃんに「行こ?」と手を差し伸べる。 |
GM |
じゃあ、始めて見せる、凄くはにかんだ表情で、「ん~ん」と首を振る。 それから、階段の先を歩いて行くよ。 |
野中 紫月 |
「 待って~」 と追いかけていく。 |
GM |
じゃあ、追いつけるか追いつけないか、ギリギリの速度で彼女は歩き続ける。 4階、3階、2階、そして1階にたどり着き、そして一般玄関へ。 そこで振り返って、軽く手招きをしてみせるよ。 |
越智あやの | 走って行く。 |
GM | じゃあ、一般玄関と言う事で、そのまま表に出る事ができます。 |
越智あやの | 久我山さんは? |
GM | 涼子は先に表に出るよ。 |
下山 八宏 | 一歩前へ。 |
篠原 修斗 | 相変わらず一番後ろで。 |
日鷹 大和 | 最後尾で、2人並んで出ます。 |
越智あやの | おおっ、格好いい。 |
GM | じゃ、全員が出たところで... |
野中 紫月 | なんか、新しいのが出るの? |
GM |
いや、新しいのは出ないよ(苦笑) 気がつくと、まだ日は夕陽になっていない。 |
全員 | 「 おぉ~???」 |
GM | 向かい側が体育館になっているんだけど、体育館の方からは賑やかに部活動をしている声が聞こえてくる。 |
越智あやの | 時計を見る。 |
GM | 時計は、5時15分を示しているね。 |
越智あやの | んにゃ?みんなを見回す。 |
下山 八宏 | 帰る。 |
日鷹 大和 | 出てきた場所を振り返る。 |
GM | 守衛さんが、きょとんとした顔で君達を見ているね。 |
野中 紫月 | 涼子ちゃんは? |
GM |
先に表に出ていた涼子だけど、君達の方を振り返って、にこっと笑って、君達の方に軽く頭を下げる。 そして、そのまま振り向いて、そのままスタスタと歩いて行くね。 |
野中 紫月 | 追いかける。 |
越智あやの | 「 ちょっと待ってよぉ~」 |
野中 紫月 | 「 彼に会うの?」 |
GM | 振り返らず、そのまま返事もせずに歩き続ける。 |
日鷹 大和 |
じゃあ、その後ろ姿に 「 またな~!」 と声をかけましょう。あえて。 |
野中 紫月 | 「 明日、会えるよね?」 |
GM |
「 ありがとうね」 という声だけを残して、角を曲がってしまう。ちょうど視界から消えるね。 |
野中 紫月 | 「 あたし、待ってるから!ずっと待ってるから!」 |
GM | じゃあ、ここで話を止めよう。 |
|
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GM |
それでは、次の日。学生の大半が心から待ちわびていた、1学期の終業式の日だ。 白髪を染めたり、一晩中部屋の中でうなされたりしていた君達も、朝頃には落ち着きを取り戻して登校してくる。 そして、今は朝のホームルームの時間だ、まだ、涼子は来ていない。 その内に学級担任が沈痛な面もちで教室に入ってきて、朝のホームルームが始まる。 |
越智あやの | 「 あ...」 |
GM | 「 クラスメイトの久我山涼子が、昨日の午後5時10分、肺炎による呼吸不全で亡くなった」 |
野中 紫月 | 椅子をガタッとならして、明らかに動揺します。 |
GM |
それから、担任は君達の方を向いて、 「 あまり気を落とさないように」 と声をかけますね。 |
越智あやの | う~ん... |
日鷹 大和 | ある程度予想していたんで... |
GM | で、彼女の通夜は今日の午後6時から、お葬式は明日の午後6時からだそうだ。 |
野中 紫月 | 当然、行きますよ。 |
GM |
そこでホームルームが終わって、体育館に全員が集まる時間になったところで、担任が君達を呼び止める。そして、 「 久我山のお母さんから預かった物だ」 と言って、君達に手紙を渡すよ。 |
野中 紫月 | 一通? |
GM | うん。 |
野中 紫月 | じゃあ、みんなで見る。 |
GM |
そこには君達一人一人の名前が書いてある。そして、 「 高校に入っての2年間、貴方達のおかげで、本当に楽しかった。本当に、どうもありがとう。 でも、私の事を忘れないで欲しいの」 と書いてあります。 |
全員 | 「 ...」 |
GM | それでは、学校のLuna Arc、ここで終了です。お疲れさまでした! |